四国遍路

最近、お遍路に興味があります。
でも怒られてしまうかもしれませんが、信仰心からではなくて
オリエンテーリング的なものに何か精神的なものをプラスしたような
そういう漠然とした捉え方からです。
だから歩き遍路にはすごく憧れを持っています。でも日曜祝日だけを休みと
している身では、2連休さえたまにしか無く、まとまった休みを取ることなぞ
夢のまた夢。車と自転車を併用するようにすると何とかなるかな、とりあえず
室戸から高知市周辺くらいまでは日帰り自転車でもいけるだろうし、という感じでした。
それまでもいくつかのお寺に入ったことがあったのですが、ここはまず
1番霊山寺から仕切りなおそうと思いました。
9月の連休を使い、その日は車を川原にでも止めて、車の中で寝るように用意して
朝出発しました。9時半くらいに徳島に着き早速霊山寺に。ナビが付いているから
迷うことも無く楽々です。
そこで納経帳だけ購入したのですが、もう一番の納経は済ませてあるものでした。
未だ山門もくぐってないのにもう納経が済んでるなんてちょっと変な気もします。
とりあえず隣の霊山寺に御参りします。形式にこだわるつもりは無かったので
般若心経を読む事は無かったのですが、まじめな気持ちで行ないました。
2番3番4番と続けていくうちに、気持ちがすっきりしていきます。自然と
出会う人たちとお話したり、お接待を受けたり“ああ、やっぱりいいなあ。”
運転するときも顔がほころんでたようです。
しかし、7番8番と続けているうちに少しずつそれが変わってきました。
次へ、次へという気が出てきたのです。このペースで行けば今日中に何番まで行ける
とか、ようし、ちょっと急いじゃおうとか、そんな欲が出てきたのです。
納経が終わるとハイ次っ!て言う感じで周りを楽しむ余裕も無くなり、山道なぞはかなり
飛ばしてしまいました。
そうしたおかげで、その日のうちに17番井戸寺まで廻れたのですが、嗚呼終わったなあ
という達成感よりも何をしてたんだろうという後悔の念が大きく、最初の頃に感じた
全てのものに感謝する幸せな気持ちも薄れていました。
そこまできてやっと自分の間違いに気が付きました。これはお寺を廻ることより
其の過程が大切なんだ。たとえ車で廻ったとしても周りを感じ、感謝の気持ちを
持ち続けなきゃいけないんだ。

 もう止めよう。こんな時間に追われたように急ぐんじゃ意味無い。そして
其の夜はもう楽しみにしてたソロキャンプのような事も止め,打ちひしがれたように
そのまま家に帰りました。

 でもこれでお遍路を全て止めた訳ではありません。これからはゆっくりと自分の時間で
少しずつ廻ろうかなと思っています。全て廻るということにもこだわらないようにします。
とりあえず先日は野市の大日寺まで自転車で行ってきました。往復50kmほどです。
すれ違うお遍路さんたちとも挨拶は交わすのですが、高知は札所間の距離が長く、皆さん
少しお疲れの方が多いようです。其のうちにお接待もしてみたいと考えています。



 ここは手結山のサイクリングロードの
 僕のお気に入りのトンネルです。
 
 お遍路さんとすごくマッチしてます。









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