おやつについて キシリトール編

 最近、ノンシュガーと書かれた、代用糖を使った菓子類が多くなってきました。
 その中でも、特に注目されているのが、糖アルコールに分類されるキシリトールです。
キシリトールは、天然素材の甘味料で、白樺や樫を原料に、主にフィンランドで生産されており
その特筆すべき点は、虫歯をつくる原因にならないというだけでなく、虫歯が出来るのを
予防することも出来るということです。
 まず、虫歯を作る原因になるミュータンス菌がキシリトールをエネルギー源として利用できない為に
歯を溶かしてしまう酸が出来ません。そのため、砂糖等のように虫歯の原因になりません。
 そして、キシリトールを取り込んだミュータンス菌はエネルギーを消耗して、発育が抑えられます。
ミュータンス菌の力が弱まるので、ますます虫歯は出来にくくなるという訳です。
 このように、いい事尽くめのようですが、こういった効果を期待するためには
正しい使い方をしなければなりません。

 虫歯予防を期待する場合、いちにちに5〜10gのキシリトールを摂る事が適当と考えられています。
大体キシリトール50%配合のガムで5〜10枚分くらいです。
 1日に3〜5回、食事直後と就寝前に歯磨きの後で摂るようにするといいのですが
その際、10分程度かみ続けるのが理想的です。かみ続けることによって、唾液が多く出て
より効果が期待されます。そして、毎日続けることが肝心です。

 ガムの選択も大切です。キシリトールは50%以上含まれているものが効果が期待されますが
砂糖が少しでも配合されていれば、その糖分によって虫歯が出来やすくなることもあり、
逆効果となってしまうので注意してください。
 ですから、キシリトール50%以上でノンシュガーのものを選ぶようにして下さい。
”厚生省許可 特定保健用食品”か、トゥースフレンドリー協会の”歯に信頼マーク”の表示
されているものを選べば安心だと思います。

     
                歯に信頼マーク
 ちなみに、TVでよくCMを見る製品の中にも適当でないものが多くあるようです。

 もう一つ、キシリトールの問題点として考えられることに、エネルギー効率の悪さがあります。
乳幼児期における間食は、栄養学的に3度の食事で不足する栄養を補うための補食としての
意味合いが大きく、蔗糖は、そのエネルギー効率の良さから欠かすことの出来ない栄養源です。
 キシリトールなどの糖アルコール類は、大量に摂取すると下痢を起こすこともあり、
エネルギー効率の悪さと合わせて、乳幼児には適していないようです。

 キシリトールはフッ素と同様に、正しく使えば、虫歯予防に非常に効果的ですが、あまり
過信することなく、あくまで補助的なものと考えたほうがいいと思います。
虫歯予防には、まず歯磨きです。
 フィンランドでは、学校給食にもキシリトールガムが必ずでるほど普及して、効果をあげていますが
それ以前に、毎食後、おやつ後、就寝前の歯磨きも徹底して習慣付けして、
虫歯の予防をしています。


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