おやつについて

 こんにちは、歯科衛生士の横井です。今回は、私がこのコラムを担当することになりました。
 それでは、おやつについてお話します。

 えっと、”おやつ”とは、もともと八つ時(午後2時ごろ)に食べた間食が、次第に”おやつ”と
呼ばれるようになったそうです。ここでの間食とは、1日2食の時代に、朝食と夕食の間に
農作業などの従事者が、労働の程度に応じて、回数や量を変えて取って軽食(補食)の事だったのです。
それが、鎌倉時代以後は、重労働の人だけでなく、一般の人も間食を摂るようになり、
「昼食」、または「中食」と呼ばれるようになったようです。
 どうです、結構物知りでしょう!まだまだこれからですよ!
 そして、1日3食となった現代の”おやつ”とは、嗜好品へと変わり、補食とは違ったものとなってきています。
飽食の時代となり、高カロリーの食事&運動不足で、3度の食事だけでもエネルギーの摂り過ぎが
心配されるほどで、おやつは不要ともいえます。でもついつい食べちゃうんですよね。
 本来、おやつは、決まった時間に食べるものですが、時間と場所を選ばない菓子の飲食により、
3度の食事がおろそかにされ、結果、成人病などの疾患を誘発し、また菓子の摂り過ぎにより
虫歯も出来やすくなり、歯周病にも悪影響を与えているのです。
 ”おやつ”といっても、大人と子供では、意味合いが違ってきます。幼児の”おやつ”は、3度の食事では
摂りきれないカロリーと栄養素を補う事が主な目的です。幼児は、大人に比べ、体は小さいのに
大人の7割程度の栄養素を必要としています。したがって、本来の補食としての”おやつ”が
重要となります。しかし、おやつ=お菓子というイメージが強く、大人同様に
お菓子を与える人も少なくありません。
 幼児期は、味覚形成の最も重要な時期であり、菓子の摂りすぎは、味覚形成を妨げることにも
なりかねません。「甘いもの大好き、野菜嫌い」は、虫歯の多い子供の典型的なパターンです。
 しかし、実際問題、補食としておやつを与えるのは、かなり難しいことだと思います。
地方になれば、共稼ぎの家庭も多く、すぐに与えられるスナック菓子をはじめ甘いものが多いようです。
そして共稼ぎの家庭では、子供の面倒を見るのはおじいちゃん、おばあちゃんです。我が高知県では
共稼ぎ、離婚率ともに全国一位で、ますます祖父母の世話になることが多くなってきます。
 
そこで、おやつの注意点
   1、だらだら食べさせない。(時間と量を決める。)
   2、組み合わせを考える。(甘いもの+お茶、ミルク)
      良い例                     悪い例   
        クッキー                     クッキー       ジュース
        お芋      + ミルク、お茶        チョコレート  + スポーツドリンク
        ケーキ                      ケーキ       清涼飲料水        
        せんべい                     飴                       
        菓子パン 

      *基本的に(甘いもの+甘いもの)は避ける。
        スポーツドリンクや清涼飲料水には、意外と多くの糖分が含まれているんです。
        350ml1本にスティックシュガー(1本8g)3〜5本分です。
   3、おやつの後は歯磨き、少なくともうがいをする。

 1については、口の中に長い時間食べ物が入っているということは、それだけで
虫歯になりやすい危険な状況を作っているのです。だらだらと、子供が欲しがるままに
与え続けるのではなく、与える時間と量を考えることが大切です。別に、チョコレートや
キャンディーがいけないということではありません。糖分は、子供たちにとっても、
エネルギーとなる必要な栄養素でもあるのですから。

 2については、お芋にミルクなんて理想的ですね。昔ながらって言うのでしょうか。
フルーツでもいいんですよ。手作りのおやつは、砂糖の量もわかり、安心ですけど
毎日のことですから大変ですよね。市販されているものが、いけないとも言い切れません。
ただ、砂糖漬けにならない為に、糖分の多い甘いものと砂糖の多く含まれた飲み物は
なるだけ避けるという、ちょっとした事に注意してください。

以上については、子供に限らず大人の方にも言えることなんですけどね。

ちなみに、私の好きなものは生協のミルクチョコレートビスケットです。
最後までお付き合いくださいまして有難うございます。
それではさようなら。        
      

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