子供の虫歯について  その3

 どうしても治療が嫌で、泣き叫び暴れる子供さんには、治療に時間(期間)をかけさせてもらっています。
何ヶ月もかかることも有り、付き添いのお母さん方は本当に大変だと思います。子供の虫歯は、
進行が早くて、治療に急を要する場合も多く、押さえつけての治療が有効な時もあります。
 それでも、押さえつけての治療は、どうしても必要な時以外はあまりやりたくありません。
 どうして治療をしなければいけないか、これからどういう事をするのか、一つ一つ説明しながら
子供ができるだけリラックスできる状況での治療を重ねていけば、きっとできるようになります。
 基本的には、一回一回の治療時間はあまり長くとりません。子供が集中してくれる時間は、
大人に比べて短く、まして、苦痛や恐怖が伴う可能性のある状況では、なるべく短いほうがいいと思います。
しかし、5,6歳児になり、社会生活を経験し、歯科治療に対して理解を示す頃になると、
その回ごとの目標を立てたり、次回のがんばる約束(指きり)をして、その目標に向けて、
治療時間を長くとる事もあります。
 子供には、一度納得すれば、すごい順応性を見せる子がいます。この前泣いていた子が
今日はもう歯を削る事ができ、次の時には注射だって平気になっています。
治療が終わって帰る時にも、すごく得意げなよい顔をして帰ります。そういう笑顔が見えたときには
こちらのほうも幸せな気分でいられます。
 おうちの方にも一つお願いがあります。
 嫌がっていたお子さんが、治療椅子に座ることができた、大きく口をあけて見せた、少しだけ歯を削った
とか、ほんの少しでも新しい事ができた時には、家族中で本気で誉めてあげてください。
そうすると、お子さんも嬉しくなって、驚くことに、歯医者に行くのが大好きな子になるかもしれませんよ。
           


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