学校歯科保健研修会

 先日松山で学校歯科の研修会に一泊二日の日程で参加しました。

 初日は午前11時から午後9時まで、二日目は午前8時半から午後0時半までしかもその間にも自主研修という非常にハードな研修会だったのですが、得たものもそれなりに大きかったと思います。 研修会の狙いは個々の担当する学校の歯科保健状況、特性などを踏まえた上で歯科保健計画を立て、尚いっそうの虫歯、歯肉炎の予防に努めるというようなものだと思うのですが、主催者側の思惑とはちょっと違った方向に刺激を受けてしまいました。

 まずは本当にまじめに歯科予防に取り組んでいられる先生方が沢山いらっしゃるということ。
 今回の研修会は中国四国地方九つの県から3人ずつ集まってこられたわけですが、本当にすばらしいかたがたにめぐり合えました。僕は中国地方の先生方と6人でチームを組んだのですが、いろいろと議論していく中これから自分もやって行きたい課題が次々と現れてきました。だからハードな時間割にもかかわらず非常に楽しく過ごせました。(終わってからずっしりと疲れが襲ってきたのですが…)

 そして自分が今までやってきた事がまだまだ甘いものではなかろうかという事。
 学校歯科に対しても予防に対しても自分はそこそこ出来ているという自負のような物が有ったのですが、これじゃあまだまだ恥ずかしいものだと思ってしまいました。まだまだ勉強。一生勉強。ですね。

 ただあの時は非常にハイな状態になって“やるぞお!”って感じだったのですが、冷静になって考えてみると学校歯科にどこまで求めるかということですね。ほんとにきっちりやろうと思うと毎日でも学校に行きたくなりますからね。でもお年寄りの歯科衛生や予防にも時間は割きたいし、なにより本来の生業である日々の診療も一番大事なものであるし…

 長い目で見れば確実に効果は上がってるんですけどね。例えばこの20年で、虫歯になってしまった歯の平均は小学6年生で三分の一以下に減ってきてるし。

 なんか逃げてるみたいだけど、ほんとに難しい問題だと思います。でも、これは僕たちのチームの結論でもあったのですが、やはり本当に虫歯、歯肉炎を防いでいくためには、学校という小さなまた限られた期間だけの社会ではだめだと思います。児童から家族を巻き込みそして地域を巻き込んでいかなければ本当の予防は成り立たないということです。地域に密着した予防となると核になるのはやはり診療所でしょうか。予防のための器具、薬物もいろいろと使えるし。でも保育園、学校、養老院といったフィールドへも何とか出て行きたい。

 最良の方法は何なのか。

 う〜ん。もう少し悩んでみます。

                

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