TOPあかげらの表紙>第285号


― 北アルプス縦走の思い出 ―
  
 夏山の朝は早い。太陽が昇ってきてジリジリと照り付けはじめると、もうすでに首筋に汗が伝わりだし、手がジットリとしてくる。それでもまだ、たまにさわやかな微風を感じながら歩けることがうれしい。カミナリ予報を気にしながら先を急ぐ。9時近くなると、モクモクと湧き上がってくるガスがもう下界を隠してしまう。このモクモク感がなんとも言えず心を躍らせてくれるのだ。

 女性4人での、4泊5日の北アルプス縦走を思い出す。あの緊張感、高揚感、そして達成感!! あのモクモクを何とか表現したいと思ったのだが、果たして・・・。

                       19 中村美栄子