TOPあかげらの表紙>第266号



■□ 権現様 □■
 
 6〜7年前でしょうか、紫波三山縦走の時、山頂で目にとまったストーンサークルの権現様です。

 竜神の山として地元の信仰を集めた霊山、雨乞いの儀式に使用されたという全国に類を見ない獅子頭石仏のうちの3体です。

 インターネットで調べたら、古くは征夷坂之上田村麻呂が権現様を奉り奉納したとあります。

 又、毒が森と呼ばれ山中に白龍が棲んでいて、暴れると雲が峰を覆い毒気で人々を苦しませていた、元禄16年(1703年)天候不順が続き、空念という僧が龍を鎮めるために頂上に青龍権現を建てて「南昌山」と改名したともあります。

 獅子は百獣の王、人中の王として一切おそれるもののない仏の比喩とのことですが、平成の今、苔生した味わい深い歴史を感じさせる獅子頭、反面愛嬌のある表情、大きな目は温かく世の中の平和を願い祈り見守ってるようにも感じられます。

 権現様とともに山友会の皆様の健康と安全を心から祈り、ヒマラヤから里山への挑戦を応援したいと思います。

                          293 熊谷 浩子