ユーコン川下り カヌー編


個人の荷物
 今回の旅の目的はカナダにあるユーコン川をカヌーで160km下るというもの。実は2001年、『水曜どうでしょう』という番組での企画とほぼ同じ道程です。旅の出発点となるユーコン準州のホワイトホース(ユーコン準州の準州都)に着くと、まずは『水曜どうでしょう』にも登場していたこの方(このツアーの催行会社の方です)から、携行品と服装のチェックを受けます。指示通りの装備が揃っているか、寒さに耐えうる服装が用意されているか。私は上に着る服と頭を寒さから守る帽子が不足しているということで、翌朝の出発前にフリースとニットキャップを買い足すことになりました。
 持って行く個人の荷物は、左の写真にある防水バックに詰め込みます。私の場合、もうパンパン。結局、使わなかったモノもありました。長靴も現地調達。

カヌーを運ぶ

舟が舟に乗る
 ホワイトホースの町から車で向かったのはレイクラバージという湖。北の端からユーコン川の流れ出るこの湖の畔で初日のキャンプ。そして、流れのないこの湖でカヌーの練習をします。今回の参加者は4人。そのうちToshiという男性のみがカヌー経験者。残り3人は初めてのカヌーでした。とにかく初めてのことなので、やってみないと分からなかったのですが、2人乗りのこのカヌー、前で漕ぐのと後ろで漕ぐのでは大違い。前で漕ぐ場合は、とにかく漕げばいいのですが、後ろで漕ぐときは舵取りをしなければなりません。これがなかなか難しい。思ったとおりの方向には進んでくれませんでした。
 不安を抱えたまま、翌日はいよいよ川下り開始。まずはボートにカヌーを積んで、湖の北端の川の流れ出しまで運んでもらいました。

荷積み完了

毎朝の作業
 カヌーには4泊5日分の食料やキャンプの装備などを全て積まなければなりません。ガイドのトモさんと日本からの同行スタッフRyokoの計6人で3艘のカヌーに分けて積み込みます。毎朝全ての荷物を積み込み、キャンプ場に着いたら全て荷下ろしします。このときに必要なロープの結び方なども教えてもらえたのですが、今となっては全て忘れてしまいました。
 ユーコン川自体が時速10kmぐらいで流れているので、何もしなくても時速7〜8kmで進んでいるのではないかと思うのですが、油断すると右の写真のように置いて行かれてしまうことも。

待ってくれ〜!

朝霧の中を進む
 まぁ、とにかく5日間、160kmをひたすら人の力でカヌーを漕いで進まなければならないのですが、ここでしか見られない雄大な景色を見ながら漕ぐのは本当に気持ちがよかったです。確かに1日で56kmを漕いだ日は大変だったし、少しだけ雨に降られたりもしましたが、日に日に漕ぐのにも慣れてくると、楽しくなってきます。ただ、岸への着岸は毎回ちょっと緊張しました。なにせ行き過ぎると戻れない可能性も高いですから。
 決してず〜っと必死に漕いでいるわけではなく、時には漕ぐのを止めてゆっくり流されてみたり、前の座席に座ったときは釣りをしてみたり…。もちろん、景色の写真を撮ることも出来ます。

漕がずに釣り

漕がずに寝る
 最終日なんかは、残された距離が20kmほどだったので時間的に余裕もあったため、ユーコンの景色やカヌーでの旅の名残を惜しむかのように、ゆっくりと進みました。ゆっくり進むなら、漕ぐのは後ろの人だけでも充分。進む方向さえコントロール出来れば、前の人は漕がずに寝転がっていても大丈夫なのです。
 でも、ガイドと同行スタッフの2人はそうも行きません。川の地図を見ながら、今どこにいるのか、昼食はどこでとるのか、いつ着岸の指示を出すのか…色々なことを検討してくれていました。この地図、過去に川を下った人たちによって作られたものなので、2人の持っているものが微妙に違っていたり、地形が変わっていたりして大変なようでした。

ここはどこ?

快適な舟旅
 天気に恵まれた最終日の約20kmは、初カヌーの3人もそれなりに慣れて来て、時間的にも余裕があったので、本当に快適な旅でした。ここへ来てやっと本当にユーコンの良さが体験出来たという感じで、終わってしまうのがもったいないと思いました。
 到着地のリトルサーモンビレッジからホワイトホースまでは、途中の寄り道を含めても車で2時間ちょっと。それを4泊5日掛けて、人の力でカヌーを漕いで、たっぷりと自然を味わいながら進む…なかなか出来ない贅沢ではないでしょうか。

到着です

写真をクリックすると、大きな写真も見られます(DPEのLサイズより少し大きめ)。

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