
イソヒヨドリとヒトの共生課題(鳥害) ご意見募集中! .....[G06], [B04], [A33], [C14], [C18], [C21], [C26], [G01], [G02], [G03], [G04], [G05], [C01], [C04], [C23]
- 幸いイソヒヨドリは下記の理由により益鳥と評価されることの方が多いです。
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・春〜夏にかけて毛虫やムカデなど小動物を主食とし、特に雛は動物質の餌だけで育てる。
・林業や漁業、畜産や養殖などへの悪影響がほとんど無い。
・本来、岩場を好み、農耕地などの環境を好む性格ではない。
・基本的に一年中、縄張り内での単独生活を好むため、繁殖期にペアや家族群で行動することはあっても目立たない(群れとしての問題を起こしていない)。
・雑食性で掃除屋的な側面があるが、カラス類やカモメ類のようなゴミ問題を起こしていない(ゴミ袋を破る力は無いと思われます)。
- イソヒヨドリは小さいため、送電線のショート事故や問題となる規模のバード・ストライク(飛行機との衝突事故)は発生しにくいと思われます。しかし、まったく害鳥とならないわけでもありません。
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- 人工物での営巣問題、雨戸や戸袋・屋根裏・換気孔や排水孔・家屋の隙間などで。
- 雨戸や戸袋、換気孔や排水孔などが巣で物理的に塞がってしまうと、本来の用途の邪魔になるかも知れません。孵化できなかった卵や、巣立つ前に死んでしまった雛があると、悪臭がしたりウジ虫が大量発生する可能性があり、卵や雛を狙ってヘビ類やネズミ類が徘徊する可能性もあります。無事に雛が巣立って一家が巣を去った場合には、巣に残された寄生虫が餌を求めて家屋内に侵入する可能性があり、アレルギー反応の原因物質となるかも知れません。鳥類に寄生するダニ/シラミ/ノミなどはヒトに寄生できない種類が多いのですが、一時的にヒトから吸血してしまう種類もあり、吸血時に病原体をヒトへ移す可能性も否定できません。
- 共存か排除か?
- 営巣場所が屋内とは隔絶しているなど、ヒトの生活に被害の可能性もなく、建物の管理という側面でも不安がなければ、放置して見守って欲しいものです。縄張り意識が強く集団繁殖はしないため、スズメやツバメなどとは異なり、複数の巣が集まるコロニーを形成することはありません。繁殖は歓迎したいが、この場所では困るという場合は巣箱の設置を検討してみてはいかがでしょうか。
- 共存する方法:
- 「見守る(観察する)」行為が繁殖妨害にならないよう注意しましょう。ヒトを警戒した親鳥が巣に近寄りにくくなったり、まだ十分に育っていない雛を早期に強制巣立ちさせてしまったりすることがあります。カラス類はヒトの行動を観察しているので、結果的にヒトがカラス類に巣の場所を教えてしまうと、卵・雛・巣立ち雛などがカラス類に食べられてしまうこともあります。雛が巣立った後に(できれば巣を取り出し)、巣のあった場所を掃除しましょう。このときの注意点はこちらへ。同じ場所での再繁殖を希望する場合には、「寄生虫を減らした巣」を戻してあげると彼らも助かると思います。
- 排除する方法:
- 春先、巣作りが始まる前に穴を塞いでおくことが一番です。イソヒヨドリはスズメよりも大きいので、スズメが入れないくらい(2×2cm)にしてしまえば安心です。巣作り中なら、運び込んだ巣材を穴の外に捨てて穴を塞ぎましょう。既に卵や雛がある場合には、「共存する方法」をご参照ください。卵や雛への危害は許可を得なくてはなりません。卵や雛の入った巣を親鳥から取り上げることは勿論、親鳥を追い払うことで卵や雛が死亡しても鳥獣保護法に違反します。雛が巣立った後に(できれば巣を取り出し)、巣のあった場所を掃除しましょう。このときの注意点はこちらへ。
- 糞害、ベランダや洗濯物干し場や車などで。
- 糞で汚染された場所を清掃する労力も問題かも知れませんが、乾燥した糞は風で飛散し、吸入するとアレルギー症状の出る場合があり、病原体がヒトへ移る可能性も否定できません。塗装金属上に落ちた糞を長期間放置すると、金属の腐食原因となる可能性があります。
野鳥に止まって欲しくない場所を設定することは難しいようですが、鳥類忌避についてドバトの糞害に困っている方々の情報によると、やはり防鳥網などが確実らしいです。
私の考えた方法を3つご紹介します。とにかく、十分に観察して行動を把握し、対策を試行錯誤しましょう。実際にイソヒヨドリで実験された方、是非、実験結果を教えてください。
- ベランダや物干しの上 5cm ほどの高さにベランダや物干しと平行して糸か緩いゴムを張る。
- ベランダや物干しの上 5cm ほどの高さにベランダや物干しと平行して一本の棒を通し、その棒に蔓性植物を巻きつける。本物の生きた植物でもプラスチック性の飾り物の植物でも良い。ベランダや物干しを利用する際には簡単に取り外せるほうが便利。
- 止まって欲しくない場所の側に、止まり木を立てて、そちらに止まっていただく。1羽しか来ない場合は1羽だけが止まれる広さ、一家で止まる場合には一家全員が止まれる広さが必要かと思います。(メジロやエナガのように、一家がぎゅうぎゅうに止まることは無いと思われますが。)ただの1本の棒を好むのか、屋根付きで雨が当らないほうが好きなのかどうかはわかりません。「見晴らしの良い場所が好き」ということだけは確実だと思います。
- 屋内侵入。
- イソヒヨドリは立体駐車場で観察されたりしますが(地下駐車場でも!)、駐車場ではない建物内にも侵入するようです。ネグラや営巣候補地の探索が理由だと思われますが、捕食者から逃げるためだったり、巣立ち雛であれば単純な迷子かも知れません。イソヒヨドリの糞や羽を室内に落とされたくない場合は、窓や玄関など開けっ放しにしたい部分に虫除け網などを設置することをお薦めします。被害例募集中!:発生日と場所、イソヒの性別などを教えてください。
- 被害例:
- 玄関から約5m の畳上に糞を2つ落として逃走。 by 津野さん 2004.10.08.昼 和歌山県日高町
食害。
- 畑・庭・ベランダなどの植物(小さな実)や天日乾燥中の煮干しなどをイソヒヨドリも食べますが、その食害が問題になる前に、恐らく、ヒヨドリ/ムクドリ/カラス類などの食害のほうが問題になるかと思います。ヒヨドリやムクドリはイソヒヨドリよりも植物の実が大好きで、しかも、群れます。
確実な対策は、防鳥網(網目:2×2cm、なるべく太く目立つ色で柔軟性の低い糸)を隙間なく張ることだと思われます。下記サイトが詳しいので、どうぞお立ち寄りくださいませ。
- 独立行政法人農業技術研究機構 中央農業総合研究センター 耕地環境部 鳥獣害研究室
- ページ左部から「鳥害対策」へ。
イソヒヨドリはツバメやスズメの雛を補食し、軒下など屋外で飼育している小動物(メダカなど)も捕食してしまいます。水槽には網などで蓋をするか、水深を調整して水槽の縁に止まったイソヒの嘴が水面に届かないようにしましょう(by 田辺市の谷口さん)。
ツバメの巣をイソヒから守る方法を募集中!
- 給餌台(バード・テーブル)などの独占。
- イソヒヨドリは給餌台にすぐ適応してしまい、雑食性のために好き嫌いなく何でも食べてしまうでしょうし、縄張り意識も強いですから、他の野鳥を追い払って給餌台を独占してしまうかも知れません。
対策として、小形の野鳥しか入れない網や格子などを利用する方法もありますが、ヒヨドリ/ムクドリ/大形ツグミ類などイソヒヨドリと同サイズ(以上)の他の野鳥も拒絶されることになります。小形の野鳥も、網や格子に慣れるまで近寄らないでしょう。実際にイソヒヨドリで実験された方、是非、実験結果を教えてください。
ところで、野生動物への人工給餌(人為給餌)や餌付けは、目的・方法(餌の種類や量など)・場所・時期(期間や時間帯)・環境や生態系への影響など、多くの配慮が必要です。
- 騒音(?)。
- 毎朝、イソヒヨドリが軒を駆け回る音で目が覚める、というかたのお話を伺いました。スズメより体重がありますので、ちょっとうるさいかも知れませんね。今のところ、解決策が思いつきません。寝具の位置を窓から離すと被害は少なくなるかも......。
更に、イソヒヨドリの雄は繁殖期の一時期、夜間にもさえずることがあります。窓辺でイソヒヨドリの美声を堪能できる一部の地域の方は、夜間のさえずりをうっとうしいと思うかも知れません。贅沢な悩みですが、実際にイソヒヨドリの夜間さえずりでお困りの方、是非、その詳細を教えてください。
- 寄生虫対策について(ダニ、シラミ、ノミなど):
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- 雛が巣立った後はなるべく早く作業しましょう。巣を戻したい場合で繁殖期途中(1回目の巣立ち後)なら、2回目の繁殖のために短期間で戻した方が良いと思います。作業時には手袋や長袖の服などで自衛し、巣は丁寧に取り出してひっくり返したり壊さないよう注意します。寄生虫を散らさないためにはビニール袋(ゴミ袋など)に入れて持ち運びます。寄生虫は高熱、乾燥、紫外線、竹酢液・木酢液、煙、各種のハーブ(抽出液、ポプリ、香りの強い新鮮な緑の葉)などが嫌いなようです。ペット・ショップでは小鳥用殺虫スプレーも販売しています。屋外で巣に熱湯をかける、または大鍋の熱湯にしばらく沈め、その後、直射日光で干す方法が、手軽で効果も大きいかと思います。くれぐれも火傷しないようご用心!作業時に着用した衣類などは作業終了後すぐに洗った方が無難です。
下記サイトで寄生虫の解説や写真などが参照できます。
- 北海道立衛生研究所
- 「健康広場」の動植物「生活の中の虫たち」の「スズメトリノミ」へ。
- 札幌市保健衛生情報
- 電子版パンフレット・資料「住まいの虫たち」の「吸血するダニ・刺すダニ」へ(トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニ)。
- 巣箱:
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- 一般的な巣箱の目的・種類・方法・保守(年に一度は掃除や修理)・長所と短所などについて、下記サイトが詳しいので、是非、お立ち寄りください。
- 遊びと巣箱かけのボランティアグループ あそびの島
- 「巣箱かけ」または「巣箱メニュー」
- イソヒヨドリ用の巣箱を、自分の所有する敷地内に設置したい方へ。
- イソヒヨドリはムクドリより少し大きいくらいのサイズなので、一般に市販されているシジュウカラ用の巣箱では小さく、気に入ってもらえないでしょう。自作する必要があると思います。カラス類の攻撃や風雨に耐えられるよう頑丈に、そして水抜き穴なども忘れずに。晩夏〜秋、ネコやヘビ類に対して安全な場所に巣箱をかけましょう。巣箱を樹木にかけてしまうと、住宅難でもない限り、イソヒヨドリは無視するのではないかと思います。
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文章は鯵刺鼻歩の製作です。