地図だけを頼りに「棚田」を探した。もちろん「棚田」とはどこにも書いていない。地図上では小さかった仰木も実際に行ってみると、とてつもなく広い場所だった。
季節によって違う顔を見せてくれる。
自分だけの撮影スポットを探そうと、路肩に車を停めて田んぼのあぜ道を歩き回った。見渡す限り「棚田」の中に朽ちた木が一本、存在をアピールするように立っていた。
棚田の向こうには琵琶湖が見える。
ひとり、緑と風の匂いに時も忘れて歩きつづけた。
仰木の棚田に時を忘れる 2002年6月23日(日)

 ある人から仰木にもきれいな棚田があると聞いた。早速、地図を取り出しその場所を調べた。滋賀県全体の地図では、私の住む町のすぐ近くにあることがわかった。自然の多く残った滋賀県湖西地方だから、どんな景色を見せてくれるのだろうか。その初対面に緊張しながら「仰木」へと向かった。