早朝のフィラデルフィア空港
テロ警戒中のUSA軍
海沿いのボードウォーク
カジノホテル BALLYS
カジノホテル タージ・マハール
カジノ場内
フィラデルフィア 市庁舎
フィラデルフィア シティホール
ハードロクカフェ フィラデルフィア
独立記念館
フィラデルフィアに建つ高層ビル
フィラデルフィアステーション
仕事中の証拠写真
エンバシースイートホテル
2001.12.2-7
ニュージャージー州アフター5の旅

 12/2の夕方、関空発ダラスフォートワース空港行きの飛行機に乗った。今の会社で2度目の海外出張だ。
アメリカ出張に際して例のテロを心配して周りの人からいろいろと言われたが、まぁ心配してもどうにかなるわけでもないし、いつものように気楽な気分で日本を出発した。
 約11時間後にダラスに着き、そこでフィラデルフィア空港行きの国内線に乗り換えた。今回のフライトではなぜか飛行機が上昇して気圧が下がってくると、耳がツーンとしてくると同時にやたらと鼻水が出てきた。何度鼻をかんでも鼻が詰まってしまい、鼻で息ができない。仕方なく口で息をしていると口がカラカラになってしまい眠れない。結局、狭いシートでほとんど眠れずに疲れきった体で最終目的地のフィラデルフィア空港に到着した。すでに夜の10時過ぎ。
 到着口には現地の会社の社長自ら迎えに来てくれていた。「ナイストゥーミートユー」と笑顔で手を差し出した私は、鼻をかみすぎて鼻の下を真っ赤にしていた。きっと変に思ったに違いない・・・。でも彼も薄らはげでひげ面のちょっとあやしい英語のできるロシア人なのでおあいこである。片言の英語で何とか意思表示をし、とにかくホテルまで送ってもらった。こうして何とか無事にデラウエア大学のまん前にあるホテルに到着した。

 12/3 朝から出張先の会社に行った。今回の目的はあくまでも仕事で相手会社の現状視察である。しかしながら、説明はすべて英語で私が理解できるのは3割程度。それでも分かっているような顔をして時々「オー リアリー?」なんて相槌を入れて、なんとか乗り越えた。出張前に聞いた「アメリカ生活の英会話」のテープと中学生レベルの単語の列挙でもなんとか会話が通じることが判明した。そして午後、会社内を見学して再びセミナー室に戻ってくると社長が一言「さぁ、仕事はすべて終わった。この後なにをする?どこか行きたいころあるか?」。3日間フルにスケジュールが詰まっていると思っていただけに、驚くやらうれしいやら・・。それでもその日はなんとか仕事をしているふりをして夕方まで時間をつぶした。
 
 12/4 今日は何をするのかと思いながら、相手先会社へ向かった。本日もロシア人の話す英語に苦戦しながら時間が過ぎていった。午後3時、「さぁこの後は何をしよう」と期待通りの言葉が社長の口から発せられたので、思わず「町の観光にでも行って見ます」と言ってしまった。ほんとのところを言うとむこうも我々が時間を持て余してるのが気になっていたに違いない。しかたない、時間をつぶしてきてやろうという顔をしながら、近くの「アムトラックステーション」まで送ってもらった。そこからフィラデルフィア市内に向かった。ほんの30分の距離が22ドルというのはちょっと高い気がする。
 今年の冬はどうやら暖かいようで、街中には半そで短パン姿の人と革ジャン姿の人が入り混じり異様な光景だった。フィラデルフィアはアメリカ独立宣言が出されたことで有名な町で当然、独立宣言公園に行きたかったが、すでに4時45分で閉鎖されていた。日本からわざわざ来たんだと大げさなうそをついても、当然全く取り合ってはもらえなかった。それでもクリスマス真近の街中はいたるところがきれいにライトアップされており、それを見ているだけでも充分に町の散策を楽しむことができた。
 晩御飯を食べるために少し早めに切り上げ、ウィルミントンまで戻ってきた。特急の止まるこの駅は予想に反してひっそりとしており、一通り駅の周辺も歩いてみたが、まるでゴーストタウンのように明かりがない。当然、晩御飯を食べるところもなく結局ホテル横のレストランで食べることとなった。後で聞いた話だが、ウィルミントンは夜はとても危険な地域だという。なにもなくてよかった・・・。

 12/5 さてさて、今日こそなにをして過ごそうと思いながら結局会社へ向かった。やたら多くの休憩時間を取りながらなんとか午前中が終わった。そして、期待通りに社長の口から「お昼食べてからそのままアトランティックシティに遊びに行こう」という提案がなされた。もちろん反論するつもりはない。デラウエア州ニューアークから約2時間のドライブでニュージャージー州アトランティックシティについた。ここはラスベガスのミニチュア版といった感じで、20軒あまりのカジノホテルがあり、保養地として90年代に整備された町である。大富豪で有名なトランプ氏の所有する「タージ・マハール」ホテルは中でも一番有名なホテル。そこで、今回の出張の運を試してみることにした。入っていきなり目の前でスロットのジャックポットに乱嬉するおばさんが目に入った。「よーーし、やるぞぉーー」。
 約2時間後、すべてのドルを使い切った私は海沿いのボードウォークを一人散歩していた。すぐ横が海で、潮風が財布のさびしくなった私に優しかった。集合時間までまだ1時間近くあったのでなけなしの日本円を再度ドルに換金して再チャレンジ。驚いたことに、こんなに立派なカジノホテルであるにもかかわらず、他国の紙幣の確認はなんと見本写真との比較だけである。これなら絶対に偽造紙幣でもばれない。勇気のある方は是非試してもらいたい。それから約30分後、すでにすっからかんになった私が一番乗りで集合時間にいた。
 今回の出張で使った費用の大半をここで費やしてしまった。ははははっ

 最終日、早朝発の飛行機にもかかわらず、空港には銃をもった軍人が厳しい目を光らせていた。やはりここはアメリカなんだ。朝陽に映えるジェット機がやけにまぶしかった。
 このあと、再び14時間の鼻水との戦いが待っているとはこのときには全く予想していなかった。