秋保温泉
松島「五大堂」
松島遊覧船からの眺め
かもめの群れ
仙台の宿
「アセーラホテル」
蔵王「お釜」
望遠で覗いてみました・・・もちろん男風呂
蔵王大露天風呂
喜多方ラーメンまこと食堂
五色沼
大和川酒造
大和川酒造
喜多方駅
猪苗代湖から見た磐梯山
親切な女将さん
東山温泉「高橋舘」
只見駅
いくら丼
寺泊のアメ横外観
寺泊のアメ横
 先月に続き今月も3連休がある。いてもたってもいられなくなった私はお金のことなんか気にせずに、未だに未踏の地である南東北地方にねらいを定めた。家族からはなかばあきれられている。今回の同行旅人は会社の同僚で、2年前の「北東北2泊3日地獄旅」も一緒に経験している。まぁ私の旅に文句も言わずついてきてくれる奇特な人物である。

10/6(土)
 旅に出る前夜はこの歳になっても未だに興奮して寝られないことがある。今回も夜中2時過ぎに布団に入り4時には眼が覚めてしまった。そして6時の待ち合わせには5時半にはついてしまった。
 朝6時に京都南インターより名神高速道路に入り、そのまま北へと向かった。ほぼ予想通りの12時に新潟県米山インターチェンジで降りることができた。ここまで丁度500キロ。ここより第一の目的地「寺泊の魚のアメ横」に向かった。漁港より漁れたての魚やカニが店頭に色とりどりに並んでいる。確かに大阪に比べたら安い。それにしても売っている単位が大きい。たらこなんて両手にいっぱい抱えたぐらいの量が約1000円で売られている。1個でいいのに・・・。お昼は店の2階にある食堂で大盛りのいくら丼をたべた。うーーん美味い。
 その後、新潟県長岡市を通過し、JR只見線に沿って走っている国道252号線を福島県会津若松市に向かった。地図で見た限りは1番近く感じられたこのルートも実際にはぐねぐねの山道で結局、会津若松までは4時間もかかってしまった。外はもう暗くそろそろ今晩の寝床をさがさなくてはならない・・・。その前に市のはずれに位置する「東山温泉」であったまることにした。これまでの経験から、共同浴場がなくても温泉だけ入らせてくれるホテルが結構ある。ここでは古びた岩風呂旅館「高橋館」が快く温泉に入らせてくれた。ここのお風呂は「古びた趣」と「きたなさ」が紙一重で、入る人により意見が分かれるところである。しかし、ここの女将さんはとってもいい人。お風呂から出た我々にお菓子とお茶まで用意してくれて、いろいろなお話をしてくれた。明日の観光のアドバイスまでしてくれて「泊まってくれたらいいんだけどねぇ」と言う言葉に後ろ髪をひかれながら、本日のキャンプ予定地である「猪苗代湖畔」に向かった。予定外の事態で大幅に時間が遅れ、すでに辺りは真っ暗。キャンプ場もこの季節寒くてあいているわけがない。散々走り回った挙句、水泳場の駐車場で車中泊することになった。夜、寒くて何度も目が覚めた。東北の10月を甘く見すぎたようだ。


10/7(日)
 朝早く自分のいびきで目が覚めてしまった。友人は当然のように不満顔で起きていた。寝ている間のことは知らない・・・。
 昨夜は真っ暗で何も見えなかったが、駐車場のすぐ後ろが砂浜となっており、湖の向こう側に朝陽に映える磐梯山を望むことができた。大きく深呼吸をし、冷たい空気が肺の中に入り、私の目を完全に覚まさせた。「うーん、気持いいー!!」。
 まだほとんど交通量のない道を裏磐梯に向けて走った。新潟名産「笹団子」を朝食代わりにほおばりながらの運転だ。本日初めの目的地「五色沼」に到着したのはまだ朝6時すぎ。まだ店もなにも開いていないのに、高そうなカメラを持った人たちが朝の澄み切った湖面に向かってレンズを向けていた。風もなく完全な静寂の水面は鏡のように背景の山々を映し出していた。私も右手にビデオ、左手にカメラを持って完全に観光客スタイルでハイキングコースを1時間ほど歩いた。そろそろおなかもすいてきた。次の目的地喜多方市へ急いだ。
 喜多方市はラーメンとともに蔵の町として有名である。ラーメン屋が開くまでの時間で「大和川酒造」の蔵を見学することにした。野口英世の伝記映画「遠き落日」でも利用されただけあり、昔ながらの面影が我々をしばしタイムトリップさせた。見学後の利き酒がきいたらしい。ほろ酔い気分で朝食としてラーメンを食べに行った。「まこと食堂」は昨日の高橋館の女将さんに教えてもらった店であり、店内には誰か分からない人のサイン色紙がたくさん飾られていた。味の方は確かにおいしかった。
 そこから一路山形県蔵王に向けて車をとばした。昼過ぎに「蔵王温泉」に到着した。冬はスキー客でにぎわうのか、お土産屋や旅館が狭い範囲に集まっていた。温泉地らしい温泉地である。その中で少しはずれにある「蔵王温泉大露天風呂」に入ることにした。入り口に立って目が点!!。お風呂場は坂を降りた下に広がっており、男湯は坂の上から丸見えである。そこをおばちゃんたちが「あらまぁ」なんていいながら、風呂場へと向かっている。我々も大サービスをしてあげた。
 そして、本日のメイン蔵王「お釜」へ向かった。あれだけ良かった天気も次第に曇ってきた。少し不安である。途中のドライブインで車を降り、リフトで近道して「お釜」へ向かった。見えた!!はっきりと噴火口にできたカルデラ湖を見ることができた。あまりにも巨大で吸い込まれそうである。写真のいいアングルを探しているほんのわずかな時間の間に一面霧が立ち込めて、5メートル先も見えなくなってしまった。後から来た人たちは5回目だけど、まだ一度もお釜を見れていないと愚痴っていた。数分間にしろはっきりと見れた我々はなんてラッキーなんだろう。
 日も傾いてきた。昨夜の車中泊がこたえたようで今晩は仙台市内でビジネスホテルに泊まることにした。予算を考慮しツインルームに泊まることになった。決してホモだちではない・・・。夜は市内の居酒屋で仙台名物「笹かま」なんかをほうばりながら、おいしいお酒をいただいた。旅先での飲みは何度経験してもいいもんである。

10/8(月)
 ホテルの朝刊でアメリカがアフガニスタンに対して攻撃を開始したことを知った。朝食後、我々も松島に向けて攻撃開始である。少し手前の「塩竈」に車を停め、そこから遊覧船で日本三景の一つ「松島」へ向かった。えさを当てにしたカモメたちが船尾に舞っており、船内にはえさとして河童えびせんも売られていた。私も自分の小指をえびせんにみたててカモメたちを誘ってみたが、一匹たりともだまされるやつはいなかった。
 松島湾を約1時間遊覧し、表玄関「松島港」に着いた。松尾芭蕉の句でも有名な松島は、私の高ぶった期待を見事に裏切ってくれた。1時間と時間をつぶせない。湾に浮かぶ「五大堂」、伊達正宗が作らせたという「瑞巌寺」をぐるっと周り、JR松島駅より再び電車で塩竈駅へ向かった。
 そろそろお昼である。本日中に大阪まで帰らなければならない。・・・と思いつつ、最後の目的地「秋保温泉」に向かった。中途半端に栄えた温泉地はなにかすべてが中途半端で、せっかくのきれいな渓流も寂しそうだった。橋の上に車を停め、きれいな渓流を写真に収めた後、仙台南インターより高速道路にのった。後はひたすら大阪に向けて走るだけである。昼の2時前に仙台を出発し、大阪に着いたのは10時間後の深夜12時だった。
 ふぅーーーーっ疲れた。さすがに疲れた。皆に言われるとおり、いいかげん落ち着かなくてはならない歳のようである。旅の後はいつもこう思うのだが、連休が近づくとまた眠れない日々がやってくるのである。
 南東北2泊3日無謀旅。旅の途中でいろいろとお世話になった方々に心より感謝する。
 

南東北2泊3日無謀旅(2001.10.6〜8)