渓流の道
ロープウェー
比良山スキー場
八雲が原湿原
琵琶湖を一望
あちこちにある道しるべ
国定公園「比良山」
比良山ロープウェー
比良山リフト
滋賀県 初夏の比良山ハイキング 2002年5月25日(土)

 
昨日の天気予報では久しぶりに土日続けての晴天だ。5月も後半、一番花の色の種類が多い季節だ。マンションのベランダからのぞいた快晴の空を見ていると、やっぱりいてもたってもいられなくなった。いい天気は家でゆっくりするのが好きな妻とは反対に、私は天気に関係なくじっとしていることができない性格である。ごろごろビームを発している妻に一応声はかけてみたが、やはりごろごろしていたいらしい・・・。ということで一人で出かけることにした。
 滋賀県の琵琶湖西岸は山々が湖のすぐ近くまで迫っており、平地が少なく、東岸に比べると人口も少ない。そのおかげでちょっと北に車を走らせただけでまだまだ多くの自然が残っている。今回は初夏の晴天の中、湖西の「比良山ハイキング」にチャレンジだ。JRからは電車とリフト・ロープウェーがセットになった「比良山クルット切符」なる企画切符が売り出されている。マイカーでもリフト乗り場のすぐ下まで道が続いており、大きな無料駐車場も用意されている。冬場はスキー場にもなるのだ。
 11時過ぎに一人快適ドライブで比良山に向かった。12時前にはリフト下の駐車場に着いていた。リュックを背負い、愛用のデジカメと一眼レフカメラ、途中で買ったお弁当などをもってリフト乗り場へ急いだ・・・・が、財布がない!!急いで車まで戻ってみると、ボンネットの上にちょこんと財布が乗っかっていた。出してそのまま忘れたらしい・・ふーーっよかったぁ。
 リフト・ロープウェー往復込みで2000円の切符を買って、すでにすいているリフトに乗った。ずっと向こうの山まで、約13分もリフトに乗るらしい。後ろを振り向くと、眼下に一面琵琶湖の大パノラマが開けていた。湖畔で見る琵琶湖も素敵だが、上から眺める琵琶湖もまた格別だ。
 リフトに続いてロープウェーに乗り継いだ。冬はスキー客用だが、オフシーズンにはハイキング客用に運行しているのだ。
 ロープウェーを「山上駅」で降りると、すでに朝から来ていたハイカー達が帰り支度をしていた。比良山のハイキングコースはいくつかあるが、この時間から歩くとなると、所要時間約3時間の「シャクナゲ尾根」コースが丁度いい。たくさんハイカーはいたが、一人できている人はほとんどいない。まぁ、気楽でいいやっ。ハイキングコースとは言っても結構起伏に富んでおり、すれ違うハイカー達の多くは息を切らせている。元々早足の私も、ゆっくりと地面を踏みしめるように歩いた.。このコースの特徴は、所々にある開けた場所で、道の左側に琵琶湖を一望できるのだ。天気がいいので琵琶湖の向こう側の岸までがはっきりと確認できる。コース中間地点「金糞峠」でちょっと休憩し、買ってきたおにぎりとパンを一人もくもくと食べた。旅行は好きだが、あまりハイキングと言うものはしない私だが、山の上で澄み切った空気を肌で感じながら、大パノラマを前にしての食事はまさに至福のひと時である。山男の気持も少しわかったような気がした。
 金糞峠から、次のポイント「八雲が原」まではずっと渓流に沿った道が続き、所々にかかった木の橋がハイキングの雰囲気を盛り上げてくれる。すれ違うハイカー同士、自然と挨拶が交わされる。都会ではありえないことも、山では自然にできてしまう。約40分ほど歩くと「八雲が原」の湿原にたどり着く。ここは近畿では珍しい高層湿原で、その一帯は季節によってさまざまな花の種類を見ることができる。湿原の中央にある木でできた歩道はまるで「尾瀬」のミニチュアのようである。 そのまま進むと今度は比良スキー場へと突き当たる。もう少し時間がある場合は、ここからさらに「武奈が岳」という標高1214メートルの山を目指すこともできるが、今日はこのままスキー場の丘を登り、もとのロープウェー乗り場まで戻ることにした。
 約3時間のこのコースは汗も出るが、数々のビューポイントもあり、お勧めのコースである。ロープウェー乗り場の休憩所でコーヒーをすすりながら琵琶湖を見下ろしていると、自然に汗も引いていた。
 次回は是非、強引に妻を連れてきて、このすばらしい景色を一目見せてやりたいとおもう。とっても満足の一日だったが、やはり喜びと感動を分かち合える人がいてほしいとちょっとだけ思った一日であった。