店頭マーケットメイクに反対しよう!


現在のジャスダック(旧店頭市場)のマーケットメイクは投資家を無視したひどい制度です。
投資家の皆さんは見えない手数料を知らないうちに負担しています。
マーケットメーカーである証券会社に一方的に有利で、主役であるはずの投資家を保護する規制はほとんどありません。
金融庁証券取引等監視委員会にマーケットメイク制度に投資家保護の規制を導入するよう働きかけましょう。


(マーケットメイク制度について、証券業協会の説明は 

http://www.jasdaq.co.jp/guide/guide_09.jsp

にあります。
なぜか、メリットのページはありますが、デメリットのページはありませんね。
投資家にとって多大な不利益を与える制度なのに・・・

以下のような経験、疑問をもったことはありませんか?

例1)自分の買い(売り)指値より低い(高い)値段がついているのに注文が約定しない。九九プラスの例 
たとえば、500円の買い指値注文を出したあと、450円の値段がついているのに自分の注文がいつまでたっても約定しない。(極端な例ですがマーケットメイク銘柄ではよくあることです)
これは、マーケットメイク以外では起こり得ません。すべての注文は価格優先、時間優先で処理されるので高い値段を出した人、先に注文を出した人が優先して買うことができるためです。では、マーケットメイク制度ではどうなっているのでしょうか?

  説明A)現在のマーケットメイク制度ではマーケットメイカーは他社がどのような気配をだしていようが自分の気配でしか約定する義務を負っていません(2単位超の場合。2単位以下の注文については最良気配での約定が義務付けられた。ニュース参照)。たとえば、マーケットメイカーであるA社、B社がそれぞれ500円、450円の買い気配をだしていたとしましょう。B社は自社のお客から売り注文がきたときに450円で約定させてもよいのです。(A社が500円の買い気配をだしているので、本当ならもっと500円でうれるはずなのに!)
マーケットメイカーである証券会社に注文を出す方は要注意です。

http://www.jasdaq.co.jp/data/maker.pdf

にマーケットメイカー一覧がありますのでお確かめください。

  説明B)自社の客の注文でマーケットメイカーの気配より高い買い指値(安い売り指値)のものがあってもマーケットメイカーは自分より優先する義務はありません。
たとえば500円の買い指値の注文を客からもらっているマーケットメーカーは500円の買い気配を出す必要がありません。そして450円など500円より下の買い気配をだし、そこで買えた分を客に売り、無リスクで差額の利益をあげているのです。




マーケットメイカーは450円で買った分を500円で転売し50円の利益をあげています。

しかもこれは投資家2が500円で買ってくれることをマーケットメイカーが知っているからできることです。マーケットメイカーがいなければこの50円分は投資家のどちらか、または両方が分け合ったはずのものです。

例2)500円の買い注文を出したのに、気配を見ると550円売り/450円買いのままだ。
上場株だったら550円売り/500円買いに変わるはずなのに!

  説明)現在のマーケットメイク制度では客の指値がマーケットメイカーの気配より良い場合でもその気配を提示する義務はありません。理由Bの説明を読まれた方はマーケットメイカーがリスクなしで利益をあげることができる機会があることを理解されるでしょう。(そうです。450円で買ってあなたに500円で売りつけ、50円を儲けようとしています)これは、また500円の買い注文をだした投資家の約定チャンスも犠牲にしています。なぜなら、550円売り/500円買いに気配が変われば、500円だったら売ってもいいという投資家が現れ、取引成立となる可能性もあるからです。

例3)マーケットメイク以外だったら、550円売り/450円買いの気配のとき、450円の買い注文をいれていたら、気配は550円売り/450円買いのままなのにできることがあるのに、マーケットメイク銘柄のときは、いつまで待っていてもできないなあ。

  説明)現在のルールでは、客の注文にたいしてマーケットメイカーの気配で売買さえすればよいのです。あなたが買い注文を出したところでマーケットメイカーがあなたの約定の機会を奪い、あなたの指値以下でマーケットメイカーが自己のポジションで買います。そして、あなたの注文が約定するのは、マーケットメイカーがそのポジションがもはや有利でなくなったと感じ、あなたに押し付けたときなのです。


以上のような問題にたいして、マーケットメイカーである証券会社はそれくらいは気配を常に提示する義務に対する保険料だと反論するかもしれません。

しかし、そんなはずはありません。
1)現在のマーケットメイカーの気配提示義務は義務などといえないものです。たとえば、現在値が500円の株に対して1000000円売り/1円買いの気配を提示していても罰則はなにもないのです。
2)仮に良い(?)気配を出していたとしてもリスクなしで利益をあげるのはおかしいです。
3)マーケットメイカーとなっている証券会社のほとんどは大手で、手数料は1%程度もとっています。(オンライン証券では0.1%でできます。)これ以上保険料なんて必要なんですか?
またその手数料は顧客の代理人として可能な最良の執行を行うことに対する報酬のはずです。意図的に自社の利益のために、執行機会を奪ったり、悪い約定価格を返すことは証券会社の善管義務に違反しています。

マーケットメイクの先進国のアメリカではこのような投資家を馬鹿にしたような行為は許されていません。
次のような規制がされています。(オーダーハンドリングルール)

証券業協会の意見によれば、マーケットメイカー間の競争があるから問題ないということですが、マーケットメイカー数が日本の何倍もあるアメリカですらこのような規制があるということはなにを意味しているのでしょうか。それなしでは、投資家保護ができないということです。

金融庁、証券取引等監視委員会へマーケットメイク制度に投資家保護のために米国と同等以上の規制を導入するよう働きかけましょう。

金融庁
https://www.fsa.go.jp/opinion/


証券取引等監視委員会
https://www.fsa.go.jp/sesc/watch/

ジャスダック  
info@jasdaq.co.jp

(個人投資家からの苦情が相次げば必ず対策を講じるはずです。書き込みお願いします。)


マーケットメイク 削除、追加銘柄情報 マーケットメイク銘柄数の推移はこちら

削除 投資家、株主から発行会社への反対が相次いでいるため、マーケットメイク銘柄数は減少の一途です。

9663 ナガワ 3/24
2427 アウトソーシング 3/18
6837 京写 3/4
6888 アクモス 3/1
7888 三光合成 3/1
9689 グリーンハウス 3/1
7633 明響社 2/28
7745 エー・アンド・デイ 2/28
4339 スターキャット・ケーブルネットワーク 2/14
1782 常磐開発 2/1
2673 STEILAR C.K.M 2/1
6769 ザインエレクトロニクス 2/1
9908 日本電計 2/1
7632 住商メタレックス 1/24
2693 YKT 1/4
4720 城南進学研究社 1/4
4970 東洋合成工業 1/4
7218 田中精密工業 1/4
7467 萩原電気 1/4
4627 ナトコ 12/20
7548 サンクスジャパン 12/15
7592 アイ・ユー・ケイ 12/13
2650 橘テクトロン 12/13
4748 構造計画研究所 12/6
6760 カシオマイクロニクス 12/1
9986 蔵王産業 12/1


追加 
マーケットメイクを新規に採用する会社のほとんどは新規にジャスダックに
上場する銘柄がほとんどです。
取引量が多い上場初日にどうしてマーケットメイクが必要なのでしょうか?
主幹事証券にだまされたのでしょうが、大変残念です。

9425 日本テレホン 4/6
9758 ジャパンシステム 3/22
9029 ヒガシトゥエンティワン 3/17
4701 プレック研究所 3/9
3766 システムズ・デザイン 3/9
3364 ナルミヤ 3/9
3763 プロシップ 3/1
1715 ウェスト 3/1
3362 チムニー 2/24
3895 ハビックス 2/9
7771 日本精密 2/1
2772 ゲンキー 2/1
1906 細田工務店 12/22
2427 アウトソーシング 12/15 3/18にマーケットメイクを取り止めました。
1992 神田通信機 12/13
8191 光製作所 12/1
3352 バッファロー 11/26
1994 高橋カーテンウォール 11/25
8700 丸八証券 11/22
6265 妙徳 10/20
6787 メイコー 10/15
3344 ワンダーコーポレーション 10/13
3338 九九プラス 9/9  上場初日のチャートをごらんください。これがマーケットメイクです。


マーケットメイクに関するニュース

店頭株値付け改革難航--最良気配どう義務化?(2002/7/9 日経金融)
最良気配での約定義務付けに大手証券が反発しました。

ジャスダック株2単元以下の注文 システムへ集約(2002/10/08)
当初5単位以下の注文に対して最良気配での約定を義務付ける予定でしたが、大手証券の反対で2単位以下へと大幅に後退しました。

2004年度にも、ジャスダック、証取に転換――新規上場銘柄は原則「マーケットメイク」へ(2003/9/19)

マーケットメーク採用企業減――相場活況で投資家が不満(2004/5/13 日経)
一時は約330銘柄近くあったマーケットメイク銘柄も、今は約260銘柄まで減少しています。マーケットメイク銘柄数の推移はこちら

ジャスダック市場、値付け取引の売買手数料ゼロ(2004/6/19 日経)
ジャスダックは投資家ではなく業者(マーケットメイカー)を向いているということですね・・。改善する方向が違うことに気がつかないのでしょうか?

ジャスダック、値付け採用企業、新規登録料優遇(2004/7/29 日経) 
同様に上場企業の利益を優先しているようです。主役は投資家のはずなのに・・・。

取引所に転換どう変わるジャスダック「マーケットメーク」中核に。(2004/10/1 日経) 
マーケットメイクをする証券会社に対しては、同取引の約定に対する取引負担金(場口銭)を無料にするほか、オークション方式の場口銭もマーケットメイクの約定実績に応じて軽減するそうだ。


その他

「ジャスダックのマーケットメイクはもうめちゃくちゃなことをしている。」松井道夫
「ジャスダックにしてももともと流動性を供与するためにマーケットメイクをしようということに
なっていたのだが、いざ始まると全然といっていいほど違うものになっていったのである」松本大
「株式投資改革宣言」より
松井氏の主張には全面的に賛成。マーケットメイクは”虚業”の最たるもの。消費者が認めていないコストを強制的に上乗せしている。


東京IPO 「マーケットメイク絶対反対」

店頭株式マーケットメイク制度に物申す!

マーケットメイクの売買プロセスは不透明である。
アルバイトタイムスのプレスリリースより

「株式市場間競争」大崎貞和
アメリカのマーケットメイクの状況を知るにはよい一冊


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