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【ケアンズ(豪州)22日】パイレーツの桑田真澄投手(38)が、“和の魂”で開幕メジャーを狙う。「僕はアメリカかぶれと言われるけど、誰よりも和の心を持っています」と訴え、木刀などを使って正しい体の動きを身につける“サムライトレ”の継続も決めた。日本人らしさを存分に発揮してマイナー契約から昇格にかける。

 自主トレ3日目となったこの日、桑田はマウンドからではなかったものの、打者を立たせての投球練習を行った。外角低めからわずかに外した球が捕手のミットにぴしゃりと収まった。「アメリカでは、そこは振ると思うんだよね」メジャー対策にぬかりはないが、何もかもを米国スタイルに変えるつもりはない。

 「僕は日本の良いところを向こう(大リーグ)に、少しでも披露できたらいいと思う」練習や投球スタイルなど、基本的な部分は、“日本流”で臨み、日本野球のすばらしさをメジャーに伝えたいという夢を持っているからだ。

 それゆえ桑田は、日々のトレーニングで使っている“日本刀”の持ち込みも決めた。「日本刀を持っていく。もちろん、本物じゃなくて、偽物の切れないものね。木刀や棒術の棒もね」日米の法律に触れることのない、安全な刀剣類を手にフロリダ州ブラデントンで行われるキャンプへ向かう。

 腰にさした鞘(さや)から刀を抜く際、体をうまく回転させなければ、さっと刀を抜けないことに気が付いた時から、桑田は日常的に“日本刀”を手にするようになった。“サムライトレは、正しい投球フォームにも通じる体の動きが自然と身につくため、今後も継続するつもりだ。

 「僕のことをアメリカかぶれ、っていう人がいるけど、僕は誰よりも数段、和の心を持っていると思うよ。日本にも良いところがあって、アメリカにも良いところがある。それをミックスしたいよね」巧みな英語力を駆使し、独力で契約書を読み込むなど頭はすっかりアメリカナイズされた桑田だが、自分を厳しく追い込んでいくストイックな精神は日本人そのもの。大和魂を胸にメジャーへ挑戦する。<livedoor news>