ハンガリー・ブダペスト


ハンガリーの首都ブダペストは世界遺産にも登録されている美しい町だが、
美しい地域のすぐ裏通りには市民の普段の生活そのものがあった。
小さな店の店員は客をそっちのけでおしゃべりばかりしていて、
「ありがとう」の一言もないという社会主義時代の名残りがあった。

とはいえ、やはり、先ずはその美しい建物や風景の写真から。

ブダペストの町のほぼ中央を南北にドナウ川が流れていて、
西岸がブダ、東岸がペスト、合わせてブダペストである。
ブダ側は起伏に富んだ丘陵地帯、ペスト側は平坦な地形で、
両地域では全く異なった景観が広がっている。


ブダ側のパノラマ写真(ここ)で全体像をつかんでもらった上で、
これは、ドナウ川沿いの緑豊かな小高い丘にそびえる
数々の流転の歴史を繰り返してきた王宮である。

     

この王宮の丘で最も目立つ塔が左のマーチャーシュ教会だ。
マーチャーシュ教会の前に広がる広場の中央に三位一体の像がある。
中世ヨーロッパで猛威をふるったペストの終焉を記念して建てられたもの。

     

マーチャーシュ教会の裏手にある漁夫の砦。
砦といっても戦いに使われたものではない。
かつてはここに魚の市が立っていたそうだ。
建物は白い石灰石で出来ている。


王宮の丘の地下には洞窟が無尽にあり、迷宮となっている。
一部が観光客に開放されているが、所々にランプが置かれているだけで暗い。
入り口で地図をもらって入るが、迷わないよう注意が必要。
元々はワインセラーだったり、祈りの場だったり、監獄として使われたり、
あるいは、第二次世界大戦時には軍の秘密施設として使われていた、
ということだが、驚いたのは下の写真。

     

「ワインの湧き出る泉」といって、本当にワインが流れ出ていた。
右の写真では赤いワインが流れ落ちているのが分かるだろうか。
ここへ近づく前に何やらワインが腐ったような匂いがすると感じたが、
鼻は正しかった。洞窟の匂いとワインの匂いとで何とも言えない感じだ。


王宮地下迷宮の出口。
方向音痴の私一人ではとても出口へ到達できないだろう。
薄暗い洞窟から外へ出た時には、これが監獄として使われていれば、
囚われの身の人間が娑婆へ出た時のその気持ちが解った気がした。(^^;)

さて、次のペスト側の話題へ移る前に、くさり橋の写真を。
ドナウ川をはさんで西側のブダと東側のペストの町を最初に結んだ橋。
ブダペストの観光のシンボルとなっている。



さあ、くさり橋を渡ってペスト側へ移りましょう。


王宮の丘からペスト側を眺めたパノラマ写真(ここ)を見てもらった上で、
商店やオフィス、官庁や劇場が並ぶ賑やかな商業地帯の中でも目立つ
これは、折衷主義建築の傑作と言われている国会議事堂である。
船から撮った夕陽に映える国会議事堂なので、下の写真が自然の色。

     

いくつもの尖塔が天を突く外観はネオゴシック様式で、
高さ96mもの中央のドームはルネッサンス風で、
内部はバロック様式で豪華な装飾が施されている。

     

国会が開かれる会議場。
黄色に見える広大な部分の装飾は純金だと聞いて驚く。
上院と下院に分かれていて、どちらも同じ作りだそうだ。


国会議事堂には王冠が展示されている。
この王冠は、約950年にわたって王から王へと受け継がれてきた
ハンガリーの歴史の生き証人のような存在だ。
1000年の初代イシュトヴァーン王から1948年の最後の王カール4世までが
戴冠した宝石が散りばめられたハンガリーの至宝である。


聖イシュトヴァーン大聖堂。
このドームに上った所の周囲が展望台になっており、
そこから撮ったパノラマ写真の左右に出てくる塔が、
このドームの両端の塔である(このパノラマ写真を参照)。

     

ところで、この塔には時計がはめ込まれている。
左の塔と右の塔の時計では微妙に時刻がずれている。
自動で調整する電波時計ではないようだ。
どちらの時計の時刻を信じたらいいんでしょう?
いえいえ、細かなことを言うつもりはありません。(^^;)


次は、ブダペストの話題



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