レスポンスタイムは熱意そのもの

  コミュニケーションで反応の鈍いっていう人は、すべてに鈍いね。不感症みたいなもんだ。
 メールを送っても、なかなか返事が来ない人がいる。数日に1回くらいしかメールを見ないっていう人。だったら、メルアドなんか教えなきゃいいじゃないか。ファックスで十分だよ。パソコンのメールは、携帯にも自動転送できることを知らないのかな。
 もっとひどいのは、読んでるのにすぐ返事をよこさないヤツ。忘れたころに返事が来る。そんなメール、意味がないって。もうどうでもよくなってるよ。今のメールは、限りなくチャットに近いんだから。
 そんな人が多い中で、この間知り合ったアーティストのふたりは、夜中に別々にメール送ったのに、朝の6時までにはふたりとも返事が来ていた。うれしかったね。こういう人には、最優先で仕事を紹介したくなる。それも、半端仕事じゃなくて、じっくり腰を据えた長期間の仕事を。
 ツキなんて、結構こんな形でやってくるもんだ。周りの人が好意を持っているのと、そうじゃないのでは、長い人生で大きな違いになる。すぐ行動する人と、ひと眠りしてからする人では、えらい相違だ。
 メールの返事が来ないだけでなく、いつ電話しても通話ができない人がいる。あとで聞いたら、パケット通信、つまりメールのやりとりが忙しくて電話に出られなかったんだって。
 バカ、それじゃあ、本末転倒だ。こっちは急いでいるからメールじゃなくて電話をかけたんだろう。友人とのメールのやりとりに忙しくて、仕事の話がほかに流れちゃうようじゃ、意味ないよ。こういう人の携帯は、単に遊びの道具だ。
 まとめて長い文が送られてくるより、たった一言でいいからすぐ返事が来るほうがうれしい。こちらに対する関心の度合いは、レスポンスタイムで決まる。すぐ返事が来るということは、それだけ熱意を持っているということのあらわれだ。
 何か提案したとき、すぐ賛成して行動する人と、じっくり考えてから動き出す人がいる。当然、すぐ動いてくれる人のほうがありがたい。そういう人と組もうと思うのが人情だ。たとえ多少、能力的に劣る人でも、行動力のある人を選びたくなる。
 おれの経験では、ケツの重たい人とは、つきあってても結局いいことはないな。ものごとに慎重なのではなく、単に優柔不断なだけ。様子を見ていて、みんなが動き出したら、尻馬に乗って勝ち組になろうとする、リーマン根性丸出しなんだから。そんなやつとは、最初から関わる気にはならないって。
 そういう人は、大きな失敗はないだろうが、大きく勝つこともない。長い目で見れば、むしろ負け組に入ってる。要領がいい人には情熱が感じられない分、だれも動かすことができず、常に残り物に甘んじるように、世の中はできているんだよ。
 

とにかくすぐ返事を出すようにしてごらん。ツキが変わるよ。