マツダポーターキャブ

これまでにも再三登場したポーターキャブ、何の変哲もない軽トラックだが、私には色々と馴染み深い車である。
よく覚えているのは駐車ブレーキレバーがステッキタイプであったことと、4速MTのリバースギアの位置が左後ろにあったこと、なんとも時代錯誤な3角窓がのこっていたことなどだろうか。

初期型
青地にMをデザインした旧型の「マツダ」マークが懐かしい。
最近のマツダ車はまた新しいコーポレートマーク(カモメが飛んでるような形)を使っているが、こっちの方が良いんじゃない?

我が家では昭和56年まで同型の360cc空冷モデルを使っていた。その車は積載量の表示ステッカーがはがれおちていたので、親父がマジックで「最大積載量350kg」と書き込んでいたのを覚えている。表示がないと車検に通らないのだそうだ。
極々初期のものは前面中央のベンチレーターが無い、更にサイドガラスも引き戸式になっていた。


360cc末期
360ccの軽といえば白ナンバーが定番だが、550cc新規格に移行する直前に法規が変わった為、黄色ナンバーをつけた360ccも存在する。このポーターキャブもそのパターン。
この写真で見ると、上の初期型とあまり変わらないように見えるが、内装のデザインは結構違っていたと思う。550最終型などと同じ台形のボックスに2連の丸形メーターが埋め込まれていた。
又テールランプが赤一色の丸形であったのが、方向指示器の橙が追加されて、赤と橙のコンビネーションタイプとなっていた。
「水冷ポーターキャブ」というステッカーが後部に貼り付けてある。


550cc初期モデル

我が家で以前使っていた車、その前に使っていた空冷ポーターキャブの調子が悪く使い物にならなかったので中古で購入、昭和56年から平成元年まで使用した。
前車の空冷モデルは一方開きだったのだが、この車は三方開きであったのでなかなか重宝したのを覚えている。
晩年は私が引っぱり出して運転の練習をよくしていた、新車のハイゼットに代替したのだが、車検が1年ほど残っていたので親戚の家に貰われて行き、暫く活躍した後廃車になった。
この車キーにACCポジションが無く、キーを抜いていてもラジオが入る。
音量が最小になっていたのでラジオが入りっぱなしになっているのに気付かず、バッテリーを上げたことが有った。(私じゃないよ)


最終型
小学校時代の先輩Yさんの所有車。
「軽トラック研究会」のあださんに頼まれ、写真を撮らせて貰いに行った所、「冗談言うな」とまともに相手にしてもらえなかった。
当地では数こそ減ったものの、まだまだありふれた車だからなのだが「撮影料500円」とかいうYさんの隙をつき、タダで勝手に撮らせて貰った。

上の初期型と比べると内外装が若干変更されているようだが、私の記憶では大きな変更は無いように思う。

ダンプ

カタログモデルだったのか、車体メーカーの手による特装車だったのか、はたまたユーザーレベルの改造車だったのか知らないがポーターキャブのダンプ仕様。
一見した感じでは標準仕様に少々手を加えた程度にしか見えないが、詳細は分からない。
荷台とキャビンに1つずつ、計2つも鳥居(保護枠)がついているのがご愛敬。

当地では「ペリカセブン」という商標の食材販売会社が、宅配車として保冷車仕様(冷凍車?)のポーターキャブを大量に使っていた。
この会社のテレビCMにポーターキャブが走り回っている姿が写っていて、最近までよく見られた。
「僕ペリカンのペリちゃん!」(相も変わらぬローカルネタで失礼、)

おまけ
360cc最初期型から550cc最終型まで、一貫して助手席側ドアーに「PORTER CAB」というエンブレムが付いている。
これだけはずっと変わらず同じ書体のものが使われていたようだ。

特徴有るテールランプは手軽に使えるためか、カスタムカーに流用されたりすることが多い。
トゥディ(初代)のテールに埋め込まれていたりする、現行ミニキャブバンのテールランプがよく似ている。
写真の車は無惨にテールレンズをえぐりとられている、ご丁寧にバックランプまで無い。

戻る