なんちゃって柔道ファンを早く脱出しようと、ちょっと勉強することにしました。
「柔道は好きだが、まったくわからん。」という方、一緒に勉強しましょう。
なお、このコーナーは柔道ド素人が古い資料を元に作成しております。 もし、誤りがあった場合はご指摘くださいますよう、宜しくお願いします。

  • 第一試合 柔道の歴史
  • 第二試合 柔道着の各部位の名称
  • 第三試合 主なルール(講道館規定)
  • 第四試合 反則と罰則
  • 第五試合 基本姿勢と組み方
  • 第六試合 技の分類
  • 第七試合 国際規定(講道館規定との主な相違)
  • 第八試合 スコアボードの見方
  • 第九試合 「体さばき」と「崩し」
  • 第十試合 幻の技「隅落し」
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    §第一試合§柔道の歴史

      では、初回ということで柔道の歴史から入りましょう。
     柔道は1882年(明治15年)に嘉納治五郎によって始められました。 嘉納は日本古来の柔術を学び、各流派の長所を集め、更にそこに自らの創意・工夫を加え「講道館柔道」としました。 それは、それまで武技であった柔術とは異なり、人間の形成を目指し、体育・勝負・修身を同時に達成するものでありました。
     戦後は、海外にも幅広く普及しました。オリンピックでは男子は1964年の東京オリンピック、 女子は1992年のバルセロナオリンピックより、正式種目として採用されました。
     ということは、ヤワラちゃんはオリンピックでの女子柔道競技が始まって以来、ずっと出場してることになるんですね。 やっぱりすごい!

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    §第二試合§柔道着・各部位の名称

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    §第三試合§主なルール

    @場外に出た場合
      立ち姿勢では片足でも出た時、捨て身技や固め技では半身以上が場外に出た時、主審は「待て」と宣告 して試合を一時中止。 その後両者を試合場中央に戻して「始め」の宣告で再開します。  

    A勝負の判定  

    一本
     投げ技では、技をかけるか、または相手の技を外して相当の勢い、はずみで仰向けに倒したとき。
     固め技では「参った」と発声するか、手足で相手または自分の体、あるいは畳を二回以上打って合図した 時。 この場合、ひとつの抑え込み技から他の抑え込み技に変化しても、 完全に相手を制している時は「抑え込み」は継続しているものと認められます。 抑え込み技では、「抑え込み」と宣告があってから30秒間、抑えられて者がそれを外すことができなかった時。 絞め技、関節技では技の効果が十分に現れた時に一本と認められます。

    技あり
     投げ技では、「一本」と認めたいが「今ひとつ足りない」というような技があったとき。
     抑え込み技では25秒以上、30秒未満経過した時。
     「技あり」は二本で「一本」となります。  

    有効
     投げ技では「技あり」と認めたいが「今ひとつ足りない」というような技があったとき。
     抑え込み技では20秒以上25秒未満経過した時。  

    優勢勝ち
     ・技あり、または警告があったとき。
     ・有効、または注意があったとき。
     ・試合内容を総合的に判断して、わずかの差でも認められたとき。  

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       §第四試合§反則と罰則

    【反則】 (ほんの一部です)

      ひじ関節以外の関節をかけること。・・・「警告または反則負け
    ・首の関節および脊椎に故障を及ぼすような動作をすること。・・・「警告または反則負け
    ・積極的戦意に欠け、攻撃しないこと。・・・「指導
    ・立ち勝負のときに見苦しい姿  勢を6秒以上とること。・・・「指導
    ・故意に場外に出ることや相手を出すこと。・・・「警告
    ・立ち勝負のとき、相手の同じがわのえりやそでをとったままの姿勢や、 帯やすそを握ったままの姿 勢を6 秒以上続けること。・・・「指導
    ・立ったままで、試合者が互いの手の指を組み合わせ姿勢を6秒以上続けること。・・・「指導
    ・審判の許可を得ずに服装を整えること。・・・「指導
    ・場外で技をかけること・・・「警告または反則負け
    ・相手の体に危害を及ぼしたり、柔道精神に反するようなこと。・・・「警告または反則負け」  

    【罰則】

    指導」・・・「効果」と同等にみなされる。
    ・「注意」・・・「有効」と同等にみなされる。
    ・「警告」・・・「技あり」と同等にみなされる。
    ・「反則負け」・・・「一本」と同等にみなされる。 

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    §第五試合§基本姿勢と組み方

    【姿勢】 
     柔道の基本姿勢は、相手の動作にすばやく反応できるという「自然本体」です。 これは両足のかかとの間を1長足くらいに開き全身の力を抜き、自然に立った姿勢を指します。

    【組み方】
     自然本体の形で一方の手で相手の前襟を、もう一方の手で相手の中袖を握ります。 右手で相手の襟を、左手で相手の袖を握ることを「右組み」, それとは逆に左の手で相手の襟を、右手で相手の袖を握ることを「左組み」といいます。
     通常、襟を握った手を「釣り手」、袖を握った手を「引き手」と言います。 また、一方の選手が右組み、もう一方の選手が左組みで組んだ形を「ケンカ四つ」というそうです。
     以前、雑誌でアトランタオリンピックの時の野村さんの試合のレポートを読んだんです。 そこに、「右と左のケンカ四つ」と書かれていて、これってどういう意味なんだろう??ってずっと悩んでたんですよ。 いや〜、これですっきりしました。「釣り手」と「引き手」もよく耳にする割に、実は知らなかったし・・・。 この第五試合は自分にとってとてもいい勉強になりました。

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    §第六試合§技の分類

    投げ技

    立ち技 手技・・・背負い投げ体落とし、肩車 など
    腰技・・・大腰払い腰釣り込み腰 など
    足技・・・大(小)外刈り大(小)内刈り内股支え釣り込み足 など
    捨て身技 真捨て身技・・・巴投げ、裏投げ、すみ返し など
    横捨て身技・・・横落し、谷落し など


       固め技

    抑え込み技 けさ固め上四方固め、縦四方固め、横四方固めなど
    絞め技
    (小学生以下禁止)
    十字絞め、送り襟絞め、三角絞め など
    関節技
    (中学生以下禁止)
    腕がらみ、腕ひしぎ十字固め、腕ひしぎ腕固め など

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    §第七試合§国際規定(講道館規定との主な相違)

     現在、国際大会や学生の大会など多くの大会が国際規定において行われています。
    今回は、講道館規定との主な違いを学ぼうと思います。  

     @試合時間は5分間講道館規定では男子6分間
     
     A「有効に近い技」として「効果」が認められている。(講道館規定には「効果」が無い

      B講道館規定では、袖口を絞って握ることが禁止されているが、国際規定では 防御のために相手の袖口を握り続けることが禁止されている。

     C抑え込み時間

      国際規定 講道館規定
    一本 25秒 30秒
    技あり 20〜24秒 25〜29秒
    有効 15〜19秒 20〜24秒
    効果 10〜14秒

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    §第八試合§スコアボードの見方

     

    @中央のW・Y・K。これは順に技あり・有効・効果を表します。
    A上下にあるK・C・S。これは順に警告・注意・指導を表します。
    Bポイントの右側にある+マーク。 これはケガなどにより、試合中に治療行為を受けると1回につきひとつ点灯する。
    C右上の数字は試合の残り時間。右下の数字は抑え込みが成立してからの時間をカウントしています。   この例で言うと、赤の選手の技のポイントは有効1、効果1。(若しくは白の選手が注意1、指導1を宣告された。)
    白の選手の技のポイントは技あり1、効果2。(若しくは赤の選手が警告1、指導2を宣告された。)
    結果はWを百の位、Yを十の位、Kを一の位だとしてポイント数を読むとわかりやすいと思います。
    この場合だと赤11、白102となります。
    よって、数字の大きい白の選手の勝ちとなります。

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    §第九試合§「体さばき」と「崩し」につい

     いつも、技の解説などを聞いたり読んだりしていると、よく「さばき」「くずし」といった言葉を耳にします。 今回はその「さばき」と「くずし」を学ぼうと思います。    
     

    体さばき

     

         「体さばき」とは、攻撃や防御の時に身体を都合のいい位置に移動させることです。

    @右(左)足前さばき
     足を前に進めて相手と直角に方向を変えること。
    A右(左)足前回りさばき
     足を前に進めて相手の前に180度回りこむこと。
    B左(右)足うしろさばき
     足を後ろに引いて相手と直角に方向を変えること。
    C左(右)足うしろ回りさばき
     足を後ろに引いて相手の前に180度回りこむこと。  
     

    崩し


     「崩し」とは、相手の身体を不安定にすることです。基本的な崩しの方向は上の図のように8つあります。 私のようなド素人にはわかりませんが、この「崩し」は柔道の上手い、下手を決定するほど重要なんだそうです。

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    §第十試合§幻の技「隅落し」

     さて、野村さんがシドニーで五輪2連覇を決めたあの「隅落し」。
    あの技に関する資料をやっと見つけました!

     この技は、1960年ごろ三船久蔵さん(十段)という方によってあみ出された技だとか。
    現在では「隅落し」という技名称がついていますが、あみ出された当初は「空気投げ」と呼ばれていました。
    非常に素早い体さばきによって、相手の重心を崩し、柔道衣を持った手以外、相手に触れずに投げるため、 「空気投げ」という名前がつきました。

     シドニーオリンピックでは 「体が自然に動いて、どういう技で相手を投げたのか自分でもわからない。」という野村さんの言葉が非常に印象的でした。 野村さんの生まれ持ったセンスと日頃の努力が、この幻の技とまで呼ばれる技をかけさせたのですね。 改めて拍手です!!


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