ゆに〜く第三回勉強会・足立区教育相談センターとの意見交換会(2008年10月2日) レポート


まず、足立区教育相談センターより平成20年度特別支援教育事業の推進について、以下のような御報告がありました。
1:小学校に入学する際の「就学支援シート」の作成及び活用
2:平成20年度 副籍制度検討会の設置
3:特別支援教育コーディネーター養成研修会等
 (特別支援教育コーディネーター養成研修会6回コース及び特別支援教育コーディネーター研修会1回)
4:特別支援教育コーディネーター連絡会(2回)
5:文教大学との研究交流事業 (指定小学校2校、事業報告会1回)
6:特別支援教育連絡会(教育・福祉・保健・労働等関係機関のネットワーク)(全体会1回、地区会議4回)
7:特別支援教育講演会・シンポジウム (平成21年3月実施予定、基調講演 上野一彦氏)
8:通級指導学級(情緒等・小学校一校)の開設
9:リーフレット配布予定

次に、ゆに〜く会員から幾つかの意見・質問を出し、最後に質疑応答で終わりました。
以下は、ゆに〜く会員の意見です。


小中学校の特別支援学級には発達障害児でグレーゾーンの子供が多く
入ってくる様になりました。多くが通常学級から移動してくる子供です。
発達障害には様々な症状があり、特にADHD等が併発している児童等は
少人数の学級の方が落ち着いて学校に通える場合もあります。
このような子供の多くが愛の手帳を取得出来ておらず、移動介護等も利
用出来ない為、学校の送り迎えから余暇に至るまで保護者が懸命に頑
張っている状況です。
特別支援学級の先生方は、近年のこのような状況に奮闘してくれている
と思いますが、現状は個々の能力に合わせた学習指導が出来る状況に
は程遠いと思います。障害が多様化していて、本当に手が足りていない
と思います。また在籍校の行事と、特別支援学級の連合での行事と両方
こなさなくてはならず、学習に十分な時間をかけられていないのではない
でしょうか?永福学園の様な軽度知的障害児対象の職業訓練校等の要
素を持つ学校が今後十年間に何校か出来ると聞きました。残念ながら昨
年の足立区からの合格者は定員100名中2名しか出なかったと
聞いています。足立特別支援学校のビジネスコースも16名の定員
しか取らないと聞きました。グレーゾーンの子供や軽度知的障害の子供
は、十分に教育をすれば障害者枠で一般就労が出来ると思います。東京
都が軽度の子どもたちに就職の路を考えてくれているのに、足立区の現
在の特別支援学級での学習では、中学卒業までに小5年生までの
基礎知識は獲得出来るのかとても疑問です。まず、行事をもっとスリム
化させて欲しい。学習面も上限を設けるのではなく、個々の能力に合わ
せた指導が出来る様に、特別支援教育を徹底させて欲しい。手が足りな
ければ、非常勤講師の利用、学生ボランティアの活用、通常級との交流
学習等も必要だと思います。一人でも多く自立出来る様にする事が、足
立区の未来も、子供達の未来も明るくするのではないでしょうか。特別
支援学級の在り方を見直す時期が来ていると思います。
 


●通級がうまくいくかは、やってみなければ分からない

2〜3年前、通級申し込みを先生方に止められ、何ヶ月もそのままでした。学校の
先生は通級にネガティブなイメージがあり、「障害」という言葉も従来の狭い範囲
でとらえていると思いました。「本当に障害者なのか?」と、強くこだわり、混乱し
ていました。「あそこに行くような子は、例えばこんな子ですよ」と、止められました。もっと色々な子が対象では?と思いました。

うまくいくかは、やってみなければ分からないです。特に発達的な課題がある子ど
もなら、なおさらです。保護者が希望すれば、人によっては積極的に試し、チャレ
ンジさせてほしいです。上手くいけば続け、もしうまくいかなければ、次の手を考え
ればいいと思います。

通級の先生は私の話が本当に分かると言われ、在籍校を説得してくださいました。

実際通ってみたら、結局うまくいかず、通わなくなりました。しかし、2年経った今年、また学校に止められましたが、結局通いはじめました。
今は通級を楽しみにしています。今、通級に通えているのは、2年前経験しておい
たお陰です。すんなり馴染め、楽でした。早いうちから無理なく少しずつ慣らし、
新しい環境にやっと慣れ始めました。
 

他に、このような意見などがありました。
・通級を増やしてほしいです
・板書が苦手な生徒への配慮をお願いします
・特別支援学級の学習レベルの向上を期待します
・「個別の教育支援計画」(長期的な個別支援シート)を作成してください
・「みんな違ってみんないい」…お互いを認めあえるような道徳をカリキュラムに組み込んでほしいと思います


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