あかるくのどかな汽車旅〜〜タイ国鉄南東線

 

その7  終着駅バンプルタウアン

 

 

■終着駅の趣

 列車は終着駅バンプルタウアンに到着した。車内に残っていたわずかな人数も、ホームに降り立つ。薄曇りとはいえ、陽射しは強く、暑い。照りつける陽光に似合わず、終着駅の構内はいたずらに静かだった。

  バンプルタウアン

 

■駅前にて

 終着駅の駅前に出てみる。背景の赤茶けた岩山が、なんともそらぞらしい。一日たった一本しかない列車の到着をトゥクトゥクが待ちかまえているあたり、微笑ましいというか心強いというか。もっとも、運転手の姿は見えなかったりするのだが。タイというお国、どこまでものんきな風情で、私は好きだ。

  バンプルタウアン

 

■昼食後の午睡

 駅前からちょっと足を伸ばし、遅めの昼食をとる。タイ料理の辛口にもだいぶ慣れてはきたが、ビールなしでは楽に食べられない。まあ、昼から呑むことの言い訳なのかもしれないが。

 食べ終わってくつろいでいると、店の女の子たちはさらにくつろいでいた。眠りこんだところで風邪を引くような陽気ではないし、仕事をサボるなと声を荒げる野暮もいない。ひたすらゆるやかに時が流れていく。そう。ただ、ゆるやかに。

  バンプルタウアン近くの食堂で

 

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