す みのえCSO "志" 民まつり、CSOフェスタ

ツナガリノ道
北 インド古典音楽コンサート

北インドの古典音楽、伝統的な「ラーガ」呼ばれる 旋律は、即興的に描かれます。
瞑想的な序奏に始まり、次第に「ターラ」と呼ばれるリズムとともに高揚していく。
それは流れ行く大河のようでもあり、音のヨーガとも言われています。
全てとつながり、うまれてくる音楽
それはツナガリノ道


出演者 シタール:南澤 靖浩 タブラ:藤澤 バヤン タンプーラ:ちえ

  
     
南澤靖浩(みなみざわ やすひろ)シタール 
 1986年北インドの聖地ベナレスにて、インド古典音楽の芸術性と弦楽器シタールに魅せ られ、
 スラワニ・ビスワス博士よりシタールの個人指導を受け始める。渡印を重ね北インド古典音 楽を学び、日本やインドでの演奏活動を展開。
 2006年3月インド、ベナレスにて、打楽器タブラの巨匠アシューバブーのメモリアルコ ンサートに出演し、現地の新聞各紙で好評をうけた。
 また、他のジャンルの音楽や舞踏家とのセッションもおこない、民族楽器を駆使したユニッ ト「天空オーケストラ」のメンバーとして、
 イギリスのグラストンバリーフェスティバルやフジロックフェスティバル等に出演する。
 http://www.geocities.jp/minami_zawa/sitarist.html

藤沢 ばやん(ふじさわばやん)タブラ
菅沼孝三氏の下でドラムとパーカッションを数年学んだのち、ディネーシュ・チャンドラ氏よりタブラの手ほどきを受ける。

2005年タブラを本格的に学ぶために渡印。マタ・プラサッド・ミシュラ氏の元でタブラの修練を積む。
帰国後は土谷章雄氏にタブラを学ぶ傍ら、インド音楽普及の為に演奏・コンサートの企画など をしている。
http://bayan.blog102.fc2.com/    http://www.myspace.com/bayanjp

ちえ タンプー ラ
 インドのバラナシではスラワニ・ビスワス博士、日本では南澤靖浩氏にシタール を師事。


2009年3月15日(日) 
開場 18:30 開演 19:00 
場所 タケヤマホール(アンリュウリコーダーギャラリー)
大阪市住之江区安立3−8−12 06-6678 -1011
http://www.a-rg.jp/index.php




北インド古典音楽について


インドの古典音楽は、古代の聖典「ベーダ」の詠唱がその起源といわれ、
「神々を讃える讃歌」「祈り」が音楽の源です。

もともとこの音楽は、寺院や宮廷で神に捧げるためや、純粋な楽しみのための音楽 として成立していました。
後に中世ムガール王朝時代など、イスラム文化の影響をうけ、宮廷音楽、芸術音楽 としてさらに発展していきました。
藩王(ラージャ)は、お城やパレスに特別な音楽ルームを造り、多くの楽士を育て ていました。

北インドの古典音楽では、作曲された「曲」の演奏というスタイルではなく、
「ラーガ」と呼ばれるメロディーのかもしだす雰囲気、演奏の即興性に重点を置き ます。
ですからいわゆる楽譜はありません。

口伝により継承された伝統に基づき、その場、その時に演奏者は音楽を創っていき ます。
また古来より、超絶的な奏者によるラーガの演奏は、芸術を越える奇跡まで起こし たとまで信じられ、
ある宮廷楽士が、雨のラーガをうたい、実際に雨を呼んだ話など有名なエピソード です。

サンスクリット語での「色」を語源とするラーガとは数百種類のメロディー、旋律 をあらわします。
古典声楽や器楽の場合、演奏するラーガを一つ選び、厳格に定められた音楽様式に もとづいて、旋律を描いていきますが、
そこにいかにラーガの情感や奏者の感性が表現されているか、が醍醐味となりま す。

通奏音専用(伴奏専用)のドローン楽器「タンプーラ」のかもし出す、
瞑想的な雰囲気、「時間の軸」をキャンパスとして描いていきます。
アラープ&ジョールと呼ばれるソロ演奏の後、打楽器タブラと合奏していきます。

楽譜のないこのクラシック音楽は、連綿とつづく伝統的な師弟関係のなか、口伝え により継承されている無形の文化遺産です。
宮廷音楽として繁栄した北インド古典音楽ですが、その歴史の中で、神秘主義者の 功績が大きく、
究極的には「ナーダ・ブラフマー」(ナーダ=音、ブラフマー=宇宙、神)を求め る、
つまり音楽を媒体として、より次元の高い神秘性を求めていく、
いわばヨーガ(統合)の一つでもあると言われています。




楽器について

シタール
弦楽器の起源は、古代の楽器ビーナですが、
14世紀頃のペルシャ語で3弦を意味するセタールという名前が、シタールのルー ツとされています。
後に進化し、多くの共鳴弦、リズム弦をもつようになる。
主弦を引っぱることにより、様々なゆり、こぶしをきかせることができます。
ボディーは大型のひょうたんと、チークやトゥーンという木でできています。


タブラ
打楽器タブラは、古代の両面太鼓パカワージが進化し、低音用と高音用に分けら れ、左右一対の形になりました。
多彩な音色を組み合わせ、伴奏のみにとどまらないソロのパートが聴きどころで す。
ヤギの皮をラクダの革ひもで張り、中心部分に鉄粉と小麦粉を練り合わせたペース トを塗り重ねる事により、多彩な音色が生まれます。


タンプーラ
伴奏専用の4弦からなる弦楽器。
古典声楽や器楽の背景となるドローン(通奏音)、倍音を含んだ持続音を提供し、 ラーガの基本となる音(スワル)を導く役割。







 試聴はこちら
http://www.geocities.jp/minami_zawa/mp3/lalit.mp3.html
(シタールの南沢靖浩氏の師匠、スラヴァニ女史の古い録音より)