772より 2005/7/12更新 (最終章公開)



じょうえつしんかんせん とき(・○・)



(1) 丸いかおの しんかんせん


とうきょうえきには、たくさんのしんかんせんが集まります。


 「はやてだ、かっこいいなあ」
 「のぞみって、すごい速そうだね」


あたらしいしんかんせんは、こどもたちにも大人気です。
でも、もう何十年もはしっている「とき」は、あまり、見向きもされません。


 「なんだか、古くさいかたちだね」
 「ぼく、あっちの二階だてのにのりたいよう」


そんな声がきこえると、ときはちょっとかなしくなりました。


 「ぼくだって、まだまだがんばれるんだぞ」(・○・)


◆◆


にいがたには、ときが大好きなおじさんがいました。
ときをピカピカにしてくれて、わるいところはすぐ直してくれるおじさんです。
ときは、おじさんとよくお話をしました。


 「おじさん、昔はみんな、ぼくに乗ると、すごいよろこんでくれてたよね。
  でも今は、みんないねむりばっかりしてるよ。
なんだかつまらないよ」(・○・)


 「それはな、ときに乗れば、かならずしゅうてんまでつれて行ってくれるって、
  みんなあんしんしてるからなんだよ。だから、それでいいんだよ」


 「そっか、そうなんだね。」(・○・)


ときは、すこし元気になりました。
また明日も、がんばって走ろうと思いました。


つぎへ