男性週刊誌ZOO Weekly(2/14—20号)に掲載のJohn Lydon独占インタビュー


独占インタビュー ジョンは狂人じゃない

ジョーダン(注1)から人間性の問題、果てにはやっぱりジョーダンに至るまで、様々な問題に関して愉快かつ率直(そしてクレイジー)な意見を聞かせてくれたジョン・ライドンは、疑いもなくI’m A Celebrity Get Me Out Of Hereのスターだった。元セックスピストルズのフロントマンだった彼は、テレビでは時々狂人に見えることもあったが、彼の心理・思考についてさらに詳しく探るため、ZOOはジョン・ライドンのインタビューを決行した。
ライドン氏は、以下の事柄について話してくれた。

 (注1・・・巨乳グラマータレントJordan。ジョン・ライドンの天敵となった)

童貞を失ったのは・・・
思い出すのもたいへんだ。何か、自転車置場と関連があったような気がする。俺はたぶん、16歳半ぐらいだった。童貞を失うのはかなり遅かったよ。物凄く凡庸だったのを覚えているな。自分自身と、その状況全体に深く失望した。情報の欠如によって生じた大失敗、大混乱、全くのへま。

愚人は我慢できない・・・
そういう見方には根拠はないよ。俺は多くの愚人を知っている。いいんだよ。愚人であることにはまったく問題はないんだ。ただ、俺は、愚人には絶対に俺のことを裁かせない

他人の前で放尿することについて・・・
そういう性的趣味があるわけじゃないけど、俺はあんまり恥ずかしいとは感じないタイプなんだ。若い頃はシャイだった。でも、他人が俺のことをどう思うかなんて、気にはならない。自分のやることにいちいち言い訳をしなければならないようなそういう考え方は、俺は完全に捨てた。

幽霊・・・
信じるかって? 信じたものだったな・・・。でも、あれはアンフェタミン(中枢神経興奮薬)のせいだったのかもしれないな。死後の生命なんて、あんまり信じてないから。来世の計画なんてしなくとも、現在の人生を生きて行くだけでも十分大変じゃないか

神・・・
神の概念は馬鹿馬鹿しいと思う。一つの人間性を持った一つの神と云うのはね。自然というのはかなり行き当たりばったりで、淘汰されていくものだと思うな。

UFO・・・
未確認飛行物体―空にはそいつらがかなり沢山いるけど、そいつらが他の星から来ているかどうかはわからないな。そいつらがそういうテクノロジーを持ってるんだったら、今頃俺たちを支配してるんじゃないかい?なんでそんなコソコソやってんだ?「ハロー、俺たちは君たちより優れてるんだ」ってやって来るんじゃないか、普通。南米を征服したスペイン人がさ、「わからないように巧妙に・・」なんてそんなこと気にしたと思うかい?しないよ。だったら、俺たちよりも遥かにパワフルな奴らだって、それと違わないはずだろう?

自殺・・・
自殺について漠然と考えてみたことはあるよ。他の殆どの人たちと同様、俺だってひどい鬱になる時があるから。でも、俺はそれは自分だけの胸にしまっておく。実際にやってみたりはしない。愚かな死に方をする人々を見過ぎてきたから。自殺しようとする人間を何人も見てきた。俺は、その行為のために彼らを憎悪するね。人生というのは、俺たちが知っている唯一のものなんだ。俺たちに与えられたものなんだ。それを捨てようとするのは白痴的行為だ。

善良な性格・・・
「後になって振り返ってみる」ってのは、俺は絶対にしたくないね。過去を振り返って「こうしていれば」なんて言うのは、全く無意味だ。もっと助けになってやりたかったと思う人間は実に沢山いる。だけど、その当時は、俺は助ける道具を備えてなかったんだ。俺は基本的にはいい奴なんだ。戦慄を覚えるだろ。ジョン・ライドンが何言ってんだ。ジョン・ライドンって、空港で唾を吐いたり、げえげえ吐いたりする奴じゃなかったっけ?ふん、そういう事をしても善良であるということは可能なんだよ。

最近した喧嘩・・・
英国内だった。中産階級の阿呆どもが、俺にちょっかい出して、喧嘩吹っかけてみようなんて思ったんだな。奴らが負けたよ。俺は喧嘩はしない。だけど、追い詰められたら、俺はドブ鼠のようになる。熾烈な戦いを繰り広げるよ。物凄い怠け者だから、走って逃げることもしないし。

ポルノ・・・
いつも思うんだけど、ポルノを見るって、漫画見てるみたいなんだよな。それ以外の感情よりも、ひたすら面白いっていう感じで。レイプしようなんて気にさせるものではないよ、絶対に。そんなものからはほど遠い。「不適当だ」なんて感じる必要のあるものは何ひとつないってことに気付かせてくれる。精神の解放、みたいなもんだと思うな。

憎むべきもの・・・
俺よりも優れてると俺に言おうとする奴らの考え方を憎悪する。俺は抑圧されるのが大嫌いだ。誤った、間違った考え方のパターンは憎悪するが、俺はそうした考えを持つ個人を憎むわけではない。女王だって嫌いじゃない。俺は彼女が象徴する権威が嫌いなんだ。

万引き・・・
本当に何かを盗んだことなんてないと思うよ。俺の性質に反する行為だ。子供の頃、いつも工場に侵入したりはしていたけど。父親にボコボコに殴られたもんさ。俺は常に他人の所有物は尊重して来た。

ジョンからの最高のアドバイス・・・
出来るだけ正直であれ。それは常にできることではないけれども。秘密を持つ理由は確かにある。秘密がなくなれば、俺たちは今日の俺たちではいられなくなってしまうからだ。だから、秘密をつくるのなら、うんといい秘密にしろ。そして楽しめ。見破られることがあれば、それも又楽しめ。秘密は嘘とは違うものなんだ。嘘を見破られるのは許しがたい。