検索している中で次のようなサイトがあることに気づいた。
   誰もこたえられない?「なぜ人を殺してはいけないのか。」その理由
いろいろな考えがあるようだ。以下は参考までに個人的な考えを書いてみた。

人間が存在するようになる前から、人類の歴史の初めから、人間には「何かをしてよい。何かをしてはいけない。」という規定は存在していない。
人間だけではなく、存在するすべての生命体についても同じことが言える。言い換えるなら、生命体としての制限はあるものの、すべては自由である。 

人類は歴史、文化、文学、科学、宗教、政治、経済、哲学、法律などすべてを作り、生みだしてきた。善悪も道徳も人間が作り上げたものである。法律もルールもすべて人間が作ったものである。 

自然界を除き、地球上のすべては人類が作ってきたと考えられる。
(例外:人類の歴史に高度な知能を持つ生命体の関与があった可能性は残る。)

神、神々、悪魔、悪霊、天国、地獄は人間による想像物である。ことばの認識は世界を変えるPart IXで説明したように、人間の「わからない、理解できない」という認識が、こうした想像物を生みだしてきたと考えられる。

初めから人間には「何かをしてよい。何かをしてはいけない。」という規定は存在していない。しかし、人間が作り上げた神様や道徳、法律により、様々なルールが存在するようになった。人間が社会を作り、それを維持して行くためには、過去においては神様による善悪、道徳、またルールを作る必要があったからと考えられる。人類はそういう過程を踏む必要があったからとも言える。

地球上では、人間には他の動物にはない「ことばによる知力」がある。この知力により科学を進歩させてきた。一日20万人もの人口が増え続けることを可能にしている。年間およそ7000万人。もし人間にこの知力がなければ、ずっと昔に人口増加は止まっていたと考えられる。食料がなければ、生きるために人間は争う定めにある。

ローマ帝国が誕生する前、ガリア(後のドイツ、フランス、スイスなどの地域)を征服したユリウス・カエサルは占領地と未占領地の境に軍隊を置くことにより他民族の侵入を防ごうとした。帝国になってからもこの問題は尾を引き、結局、西ローマ帝国が滅びることになるのも他民族の侵入を防げなかったことが大きい。強い軍隊をもってしても、民族の移動を止めることはできなかった。なぜ民族は移動したのか。生きるため、食べていくためであった。

人間は食料無くしては生きていけない。食べていくためには何でもする。歴史はこの事実を示している。

人は殺してはいけないのではない。もともとそのような規定はない。法により死刑が執行されることもある。戦争になれば敵を殺すことが奨励されてきた。
今は食料も十分あり、争う必要はなく、殺す必要もない。法律もある。善悪も道徳も人間を制御させている。しかし、食料不足が生じれば、人は他人を殺してでも生きようとすることになる。それは歴史が示していることである。

命とは食べ物のことである。すべての生き物は他の命を食べて生きている。
人間だけが「ことばによる知力」により、命の大量生産を可能にし、生き延びてきている。人間は命である牛、豚、鶏、魚、植物を大量に殺して食べている。
殺すことそのものに善悪も道徳も関係あるとは思えない。

一日20万人もの人口増加を人間の知力により今までは維持してきたが、地球が有限である以上、この状態は維持できなくなると考えられる。ある時期、人口増加に耐えられない状況になれば、人口を減らすことが必要になるかもしれない。必然的に戦争が起き、人口を減らすことになるのかもしれない。

すでに多くの人がこの問題を解決するために働いていることと思う。
ことばによる人間の思考、知力にこの問題を解決する糸口があるのではないかと考えられる。

マイケルアレフ 2017年12月