小銃用グレネードランチャー(シースベッヒャー2型) /
Gewehrgranatgerät




1940年にKar98k用のライフルグレネードとしては初めて採用されたGG/P40(Gewehrgranate zur Panzerbekämpfung 40)は最大射程100メートル、対戦車用榴弾のみであった。着剣装置を用いて銃口の先端にパイプ状の支柱を取り付け、この支柱にロケット型のグレネードを差し込んで発射する、一般的にはスピゴット式と呼ばれる方式を採用したGG/ P40は命中率の悪さや射程の短さなどが問題となった。このため1942年に新型のライフル用グレネードランチャーが採用となった。これが本項で紹介する G Gr Ger (Gewehrgranatgerät)である。1942年から1944年5月までに約145万個が生された。

口径30㎜、長さ130㎜、8条のライフリングが彫られた短い銃身を銃口先端部に取り付けて、この中にグレネードを収めて発射するカップ型と呼ばれる方式を採用。グレネード側に設けられた突起とライフリングがかみ合うことで弾頭が回転、弾道が安定し命中率が向上。榴弾では最大射程も250メートルとなった。対戦車・装甲車輌用、対人用、宣伝ビラまき用など複数種の専用弾薬が開発され、発射には空砲や木製弾頭が付いた専用の弾薬を用いる。

G Gr Gerは銃身部、銃口取付部、照準器、レンチ、運搬用ケースから構成。レンチは銃身部と銃口取付部の結合に使用し、照準器はKar98kのリアサイト後部に取り付ける。

ドイツ軍では第一次大戦中から小銃の銃口に取り付けるカップ型のグレネード発射器が採用されており、これらはシースベッヒャー(Schießbecher )、直訳で「撃つカップ」というニックネームがある。カップ型のG Gr Ger もシースベッヒャー2型やシースベッヒャー42型と呼ばれることが多い。

■各部のディテール紹介


・グレネード発射器 その1

・グレネード発射器 その2 / 照準器

・レンチ / 運搬用革製ケース

・Kar98k / MP43への装着

・グレネード発射器の各種弾薬




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