コンタクトで角膜内皮障害
Q 角膜内皮障害とは?
A
角膜(くろめ)は、厚さ0.5ミリくらいの透明な膜です。角膜実質
という本体部分を、表から上皮細胞、裏から内皮細胞でサンドイッチにされた構造です。
角膜は人体の中では不思議な部分で、血管がありません。血管がないということは、角膜の上皮と内皮は赤血球から酸素をもらうことができないということです。つまり、空気から直接酸素を取って生きています。
角膜の上皮は、痛みを感じます。傷付いても数日あれば再生する能力があります。
角膜内皮は神経がないので痛みを感じません、そして再生能力がありません。そして角膜の透明性を維持する大切な働きをしています。

コンタクトレンズは角膜から空気をさえぎるため、基本的に酸欠になりやすいのです。そして、酸欠のため角膜内皮の細胞が生きていけなくなり、数が減少すると、角膜の透明性を保つことができなくなります。

このように、角膜内皮の細胞がコンタクトレンズによって減っていくのが角膜内皮障害です。
将来白内障手術を受ける際、角膜内皮障害方は角膜内皮が極端に少なくなる可能性があります。

角膜内皮障害は、失明の原因となっています。

Q 内皮細胞の必要な数は?
A
内皮細胞数
正常 2500個/mm2以上
定期的に検診を受けながらコンタクトを使用してください。
要注意 1500-2000個/mm2程度
コンタクト使用は外出時だけにする
危険 1500個以下
コンタクトを中止し、眼鏡中心の生活に切り替えましょう。

Q 角膜内皮の検査はどこで?
A 長期間コンタクトレンズを使用している方は、角膜内皮の検査を受けて下さい。
事前に角膜内皮検査のための専用の器械(スペキュラーマイクロスコープ)を設置している眼科を確認してください。


20代 コンタクト経験無しの内皮

蜂の巣のようなつぶつぶが角膜内皮細胞です

細胞密度(CD: cell density、1平方ミリメートル当たりの細胞数)は3000近くあります。
細胞の大きさのばらつきも少なく、健康な角膜ということができます。


90代 コンタクト経験無しの内皮

内皮はいくらか減少、なんと98才の内皮です

細胞密度は角膜の健康に必要な数を保っています。


45代 コンタクト歴30年の内皮

全体の細胞数が大幅にへっています

細胞密度(CD)は1000と極端に低下しています。将来白内障手術を受ける際、このような方は角膜内皮が極端に少なくなる可能性があります。これ以上の障害が進むと水疱性角膜症という、角膜が濁って痛みを伴う状態になりかねませんので、コンタクトレンズの装用続行はかなり危険です。








contact lens
contact lens menu
年間150万人に障害
高度管理医療機器
水道水保存で重症
失明が急増中
コンタクトで瞼が下がる
コンタクトの死角
角膜内皮障害
40.7%がドライアイ