
エンカルナシオン市(パラグアイ共和国)
エンカルナシオン 市
南部の中心都市はイタプア県の県庁が在るエンカルナシオン市です。最もパラグアイらしい街と言っても良いでしょう。アルゼンチンからの観光客が来る以外は、この地に観光に来る人は少ないですが、全く荒らされておらず、見所は沢山、観光に来る価値が在ると思います。
エンカルナシオン概論(2009年05月22日)
エンカルナシオンを中心とするイタプア県には多くの日本人移住者が住んでおりエンカルナシオンには領事館があります。正式には「在エンカルナシオン出張駐在官事務所」というのだそうです。このような事務所はフランスのリヨン、米国のアンカレッジ、中国の大連などにあります。元々は世界にインドネシアのテンパサールとここの二つしか無いという独立公館「領事館」でしたので、今でも皆さんは領事館と呼んでいます。

(写真:日本国大使館・エンカルナシオン領事館)
市街地・住宅地は清掃員がおり、綺麗に整備されています。

(写真:街の清掃)

(写真:公園)

(写真:商業施設)

(写真:軽食堂・喫茶)
エンカルナシオン市街地(2009年05月22日)
市街地には多くの商店があり、賑わっています。

(写真:市街地-01)

(写真:市街地-02)

(写真:市街地-03)

(写真:市街地-04)

(写真:市街地-05)

(写真:市街地-06)

(写真:市街地-07)

(写真:市街地-08)

(写真:市街地-09)

(写真:市街地-10)

(写真:市街地-11)

(写真:市街地-12)

(写真:市街地-13)

(写真:エステ市方向に向かう国道6号線の起点)
エンカルナシオン住宅地(2009年05月22日)
エンカルナシオンの住宅地は商店や学校があり、人通りが多いのが特徴です。緑が多く気持の良い都市です。

(写真:高校)

(写真:住宅地-01)

(写真:住宅地-02)

(写真:住宅地-03)

(写真:住宅地-04)

(写真:住宅地-05)

(写真:住宅地-06)

(写真:住宅地-07)

(写真:住宅地-08)

(写真:住宅地-09)

(写真:住宅地-10)

(写真:住宅地-11)

(写真:よく分からないモニュメント)

(写真:日系保険会社・エンカルナシオン事務所)
沈み行くエンカルナシオン下町商店街(2008年11月22日)
エンカルナシオン市はパラナ川に沿って出来た街です。エンカルナシオン市街地には元々高低差があり、下町商店街と上町商店街がありました。より賑わっていたのは下町の方で川岸にも近く高級感があったそうです。パラナ川はアマゾンに次ぐ南米大陸第二の大河であり、現在ではこの付近ではパラグアイとアルゼンチンとの国境となっていて対岸はアルゼンチン・ミシオネス州の州都ポサダスです。
この大河の非常に大きな水量を利用しようと、水力発電所が計画され、ここから2百キロ程上流のパラグアイとブラジルの国境では世界最大の発電量を誇るイタイプダムが建設されています。これによりブラジルのかなりの部分の電力が賄われています。アルゼンチンでも電力不足が深刻となり1973年にパラグアイ、アルゼンチンとの間で水力用ダム建設が合意され1978年より工事が開始されました。上流のイタイプダムの場合には数百万年前に近く変動があり、段差が生じ支流のイグアス川には巨大な滝(イグアスの滝)が出来ています。この自然の高低差を利用して大きな出力が可能となっています。下流のこの辺りは平地であり大きな段差は無く傾斜も相当ゆるやかになっています。大きな出力を得るために堤防を高くする必要があり、人造湖となる上流側の水位を上げて行く必要があります。この為に両政府は時間を掛けて浸水する地域の生態系を調べ、自然への影響を最小限にする努力を行い、また土地を喪失する人達に対して補償を行って来ました。
この中で最後まで大きな問題として残っているのがここエンカルナシオン市の下町です。ヤシレタダム公団そしてパラグアイ政府は下町の住民に対して代替地、住宅を用意するなどして来ましたが多くの住民は納得せず、そのまま住んでいます。また交渉に応じて引っ越した人の跡地に別の人が住みつきまたお金を要求するなど結局は多くの住民が住んでいる状態が続いています。既に水位はかなり高くなり大雨が降りますと下町商店街地域でも頻繁に浸水するようになっています。ヤシレタダム公団では年明けにも更に水位を上げる計画で影響を受ける道路、橋などの架け替えを急いています。多くの住民は公団の提示した退去の条件に納得せず交渉は難航していますがタイムリミットは迫っています。
イタイプダムに関する説明(帝国書院)

(写真:大河パラナ川と両国を結ぶ橋)

(写真:大河パラナ川、対岸はアルゼンチン・ポサダス市)
エンカルナシオン市内から人造湖を見ますと海のようです。

(写真:海のように見える人造湖)

(写真:浸水が起きている-01)

(写真:浸水が起きている-02)
下町の実際の様子を見ますとゴミが散乱し、商店の他無秩序に露天商が並び衛生上でも問題があるように見えます。立ち退きに際して補償で揉めており近い将来に浸水する事は誰もが分かっているので、建物の補修、ペンキの塗り替え等は必要最小限に留められており、状況は悪化しているように見えます。道路によっては「閉鎖」という場所もあり、しばしば浸水しているので道路の状態も悪く市街地として機能しているとは言えず、日に日にスラム化しているというのが実情のようです。交渉は難航しており、お役所仕事的に処理しようとする公団側と少しでも良い条件をと望む住民側との最終決着にはまだしばからくかかりそうですが、水位が上がるタイムリミットが迫っており住民の最終決断の日は迫っています。公的施設並びに大半の商業施設の移転は終了しており、多くの市街地が浸水する反面新市街地が出来より効率的な都市として再出発出来る利点はあります。海が無いパラグアイですが、大きな人造湖畔に在る都市としてすばらしい景観を有する都市として存在感を増すかも知れませんね。

(写真:浸水が起きている-03)

(写真:閉鎖の大きな看板)

(写真:ゴミが散乱しスラム化している下町市街地-01)

(写真:ゴミが散乱しスラム化している下町市街地-02)

(写真:ゴミが散乱しスラム化している下町市街地-03)

(写真:ゴミが散乱しスラム化している下町市街地-04)

(写真:代替えの橋の建設-01)

(写真:代替えの橋の建設-02)
レストラン・あじさい
市内には色々なレストランがありますが、現地の人に特に昼食に人気があるのが「あじさい」です。ビュフェスタイルで、重量、目方を計って幾らというスタイルです。

(写真:レストラン・あじさい外観)

(写真:レストラン・あじさい内部-01)
食事の内容は当地としては一般的なもので、サラダ類、パスタ、焼き飯、揚げた魚などがありました。中には「揚げた寿司」というのがあり、中身は何か尋ねますとどうやら巻き寿司を揚げたもののようです。平日の昼時でしたがほとんどの客はパラグアイの普通の人でした。

(写真:レストラン・あじさい内部-02)

(写真:レストラン・あじさい内部-03)
バスターミナル・乗物(2009年 5月22日)
エンカルナシオンのバスターミナルを紹介します。街の中心部にあり、アスンシオン、エステ市などの国内便の他、ブエノスアイレス行きなどの国際便も出ています。向かいのポサーダスまではここからバスが出て市内を巡回し橋を渡り先方のバスターミナルまで行きます。

(写真:バスターミナル全景)

(写真:バスターミナル正面)

(写真:チケット売場-01:ヌエスラ・セニョーラ社)

(写真:チケット売場-02:エンカルナセーナ社)

(写真:バスターミナル構内商店-01)

(写真:バスターミナル構内商店-02)

(写真:バスターミナル構内商店-03)

(写真:バスターミナル構内商店-04)

(写真:国内線バス・高級:リサ社)

(写真:国内線バス・普通)

(写真:市内を巡回するポサーダス行きのバス)

(写真:公園横のタクシー乗場)
自動車やバスだけではなく伝統的な馬車もまだ現役です。

(写真:馬車-01)

(写真:馬車-02)
以前の制作
首都アスンシオン市から南に約350キロ、もしくはエステ市からパラナ河沿いに約300キロ、アルゼンチンとの国境に位置しています。ここを中心とするイタプア県はパラグアイの穀倉地帯、農業が盛んであり、比較的新しい移住者が多いのが特徴です。幾つかの日本人移住地の他、ドイツ人移住地、ウクライナ人移住地、ロシア人移住地等があり、2、3世が中心となった現在でもそれぞれの文化を大切にして生活しています。イタプア県はこれら各地の移住地がモザイクになっているのです、面白そうでしょう。


(写真)エンカルナシオン市の様子-2


(写真)エンカルナシオン市の様子-4
(写真:街の様子-05)

(写真:街の様子-06)

(写真:街の様子-07)
(写真:バスターミナル横に在る軽食堂)
エンカルナシオン市は人口約7万人。農産物の集散地として昔から栄えて来た街で、パラグアイの主要都市、アスンシオンからこのエンカルナシオンを結ぶ国道が国道1号線となっている。

対岸のアルゼンチン・ポサーダス市(ミシオネス州の州都)とは美しい吊り橋(自動車・鉄道)で結ばれています。ここの河はパラナ河、大河ラプラタの本流です。エンカルナシオン市の直ぐ下流にヤシレタ・ダムが建設されて川幅は非常に広く、まるで海のように見えます。遠くポサーダスを臨む景色はなかなかのものです。河魚も豊富なようで河岸には多くの釣り人がいます。ここより少し下流に在るアジョーラス付近には週末ともなりますと大物を目指して大勢の釣り人がアスンシオンや最近はブラジルからも来るそうです。
(写真:ポサーダス市遠望)
そして二つの街の間にはバスが走っています。
(写真:二つの街を結ぶ国際バス)
また船も出ています。観光を兼ねて乗ってみましょう。
(写真:船着場)
(写真:国際船、これはアルゼンチン船籍)
市内の中はアスンシオン市と同様に一方通行になっており、幅も二台が平行して通行出来る程度なのですが、その周りに片側2車線の大通りが河に面している南側を除いてコの字形に街を取り巻いています。
(写真)エンカルナシオンの大通り-01
(写真)エンカルナシオンの大通り-02
近代的な住宅街も出来て来ており、少しづつ街も拡大し、綺麗になって来ています。

エンカルナシオン市は国境に在るのでアルゼンチンの買い物客相手のエステ市同様に雑然とした商店街があります。市としては昔の美しい都市に戻そうと、歩道の露天商を一個所に集めようとしたのですが、売り上げが落ちると抵抗に会い、結局は元のカオスに戻ってしまいました。商店街には露天商がひしめき、歩くのもやっとといった感じです。また観光客相手の商店街の在るこの地域はヤシレタ・ダムの為、将来水没することになっており、建物は全く手入れをしておらず非常に老朽化しており、露天商と相俟ってこの一帯は非常にひどい状態になっています。その上、最近はアルゼンチンも不況でお金が無いようで、景気は好くないようです。

カオスの商店街、通るのも大変

また市内には、日系人も多く住んでおり、スーパーや旅行社などを経営しています。国際協力事業団、領事館の他、永住者が主体の日本人会、日本語学校、日本商工会もあります。
エンカルナシオン名物は何と言っても「馬車タクシー」でしょう。バスターミナルの後ろには駐馬場があり、お客を待っています。最近は自動車のタクシーに押されて数はかなり少なくなっているようですが、それでもかなりの数が走っています。観光用では無く実用本位で、料金も自動車のタクシーよりはかなり安いようです。エンカルナシオンに着いたらこれを借り切って市内見物に出かけましょう。
(写真:バスターミナル裏に在る駐馬場-01)
(写真:バスターミナル裏に在る駐馬場-02)
またエンカルナシオン市内には日本、アルゼンチン、ブラジルの領事館があります。もしブラジルのヴィザを取得するのであればここがお勧めです。20年以上勤務している領事が非常な親日家でもあり、日本人に対してはその場で発行してくれますよ。アルゼンチン・ポサーダス市からはブエノスアイレスまで飛行機便がありますし、バスも頻繁に出ています。(夕方にバスに乗れば、ブエノスアイレスには翌朝到着します。40ドル)
一方では近代的な建物も次々に出来ており、アスンシオンから大型スパーが出店しています。
(写真:大型スーパー)