*ebdict : An Introduction


  1. はじめに


  2. ebdictはテキストエディタxyzzyから辞書を引くための拡張機能です。 emacs のlookupに似たものかもしれません。EBライブラリを使って辞書を引くので ebdict です。

    この文書には以下のセクションがあります。
    -ダウンロード
    -ebdict の特徴
    -ebdict 以外の辞書検索
    -問題点
    -マニュアル


  3. ダウンロード


  4. ebdictのダウンロード・インストールはNetInstallerから行うことをおすすめします。

    *MegahurtzのNetInstaller用 packages.txt
    NetInstaller解説ページ @XyzzyWiki

    NetInstallerを使わずにソースをダウンロードしたい方は以下のリンクからダウンロードしてください。

    ebdict 0.4

    過去のバージョン
    2007-07-11 : ebdict 0.3
    2007-06-04 : ebdict 0.2
    2007-04-07 : ebdict 0.1



  5. ebdict の特徴


  6. ebdict はEPWING という辞書フォーマットから直接検索できます。Jamming, PDIC, DDWINなどの外部アプリは使わず、xyzzy からeb.dll というファイルを使って検索します。 ebdict には以下のような特徴があります。

    1. 辞書タイトルが増える
    2. xyzzyに付属するedict.lで検索できる辞書のタイトルは三つですが、ebdictは百以上のタイトルが引けます。対応するEPWING辞書は eb.dll(EBライブラリ)に依存します。 EBライブラリが読めるものであればebzで圧縮したEPWING辞書も読めます。
      -EBライブラリが対応しているCD-ROMタイトル (約80タイトル) 対応書籍一覧
      -変換ソフトでEPWINGに変換することができるタイトル (約50タイトル) 変換スクリプト集
      -変換できるタイトル・できないタイトル一覧 独自フォーマットのタイトル一覧
    3. 検索方法が増える
    4. 付属のedict では完全一致検索しかできません。ebdict なら前方一致・後方一致・完全一致・複合語・条件検索に対応しています。 それぞれの検索方法の意味については以下を参照してください。 (Wikipedia)
    5. 表示件数が増える
    6. edict では結果は一件しか表示されません。 ebdict は変数を変えることで辞書あたりの表示件数を自由に設定できます。 また英和・和英は一つのコマンドになっていて、入力された単語を複数の辞書から一気に引くことができます。
    7. 単語の入力・再検索が簡単
    8. 辞書の出力バッファでRETキーを押せばその単語が再検索されます。 ミニバッファからの入力も受け付けます。
    9. 結果の彩色ができる
    10. 検索した単語や見出しなどに色をつけることができます。
    11. 検索結果のヒット数がわかる
    12. メニュー機能を使えば各辞書における単語のヒット数とその総計がわかります。
    13. 「戻る」ことができる
    14. ブラウザの「前のページに戻る」と同じように、まえに表示した結果にもどることができます。


  7. ebdict 以外の辞書検索


  8. 2007年6月現在の、辞書に関する情報を少しまとめてみたいと思います。以下のような状況があってebdict を作ろうと思いました。

    Windowsで辞書を引くには

    Windows上の文書作成ソフトやテキストエディタなどで文章を作成・閲覧しているときに辞書を引く方法はおもに三つあります。

    -オンラインサイトでWeb検索
    -独自形式のCD-ROMを購入して付属のソフトで検索
    -EPWING形式のCD-ROMを購入してJamming、DDWIN、PDICなどで検索

    Yahoo や goo などのオンラインサイトでの辞書検索はほとんどが無料で使えることがメリットといえます。ただ、ブラウザの起動や切り替えに時間がかかりますしネットワーク越しの転送はハードディスクに比べればまだまだ遅いと言えます。

    独自形式とは暗号化された辞書データと専用の検索ソフトをパッケージにしたものです。多彩な検索方法が選べたりカラフルな表示ができるなど高機能ですが横 断的な串刺し検索はできません。また他のアプリケーションとの連携ができるソフトも非常に少ないと思います。代表的な辞書はOxford English Dictionary や Cambridge Advanced Learner's Dictionary などです。

    EPWING辞書は共通フォーマットですから横断検索ができます。ただエディタとは別にアプリケーションを起動・表示しなければいけないことに変わりはありません。

    このEPWINGはあまり高度な検索はできませんが比較的オープンな規格で横断検索ができるため、いままでたくさんの方が独自形式の辞書をEPWING化 しようと工夫し、情報を共有してきました。独自形式の辞書をEPWINGにするには、辞書のバイナリデータを解析したあと、PerlやRubyなどの言語 を使って辞書データをテキストデータに変換し、それをHTMLファイルにしたうえでEBStudioでEPWING形式にする必要があります。これらをま とめて変換スクリプトとして公開してくれている方たちがいます。ある方はジャストシステムから変換スクリプトの公開を差し止められたりもしたようです。現在その成果はEBStudioの関連ページで見ることができます。



    xyzzyから辞書を引くには

    起動中のxyzzy から辞書を引く方法はebdict 以外に三つあります。独自形式の辞書をGENE形式という形式に変換してedictから引く方法、外部アプリケーションを通してEPWING辞書を引く方 法、ブラウザを通してWeb検索を行う方法、の三つです。
    1. edict.l
    2. xyzzyの標準機能に edict があります。 ソースは ~/lisp/edict.l です。 自分で辞書データを用意すれば、ebdict から和英辞書EDICT(収録語数約63850語)、英和辞書GENE95(収録語数約57350語)、そして英辞郎の三種類をGENE形式に変換して引くことができます。 最初から辞書データが付属しているのではありません。詳しくはXyzzyWikiを参照してください。

    3. ee.l +edict
    4. ふかえさんのee.lを使えばedictからWebster1913という英英辞典が引けるようになります。 ebdict とほぼ同じ操作感です。辞書データはPDIC形式からPDIC一行形式を経てGENE形式に変換する必要があります。 ee.l

    5. 外部アプリケーションと通信する方法
    6. 外部アプリケーションを起動して検索したい単語をコマンドラインから送って表示してもらいます。
      -Jammingをxyzzyから
      -PDICをxyzzyから
      -DDWINをxyzzyから
      -eblookをxyzzyから

    7. Web検索
    8. オンラインで公開されている辞書をブラウザを通して表示してもらいます。
      -goo.ne.jpの辞書をxyzzyから

    9. 備考
    10. 上記の四つの辞書はEPWING形式に変換することができます。EDICTとWebster1913はEPWING形式に変換済みのファイルが公開されています。
      -EDICT
      -Webster1913
      -GENE95 EBStudioでPDICから変換
      -英辞郎 EBStudioで変換


    このようにebdict はEPWING を策定した人、EPWINGタイトルを発売してきた企業、変換スクリプトを公開してくれている人、xyzzy の拡張を公開してくれている人などたくさんの人の積み重ねの上にあるものです。皆さんに感謝します。


  9. 問題点


  10. まだできていないもの できないもの(おそらく)