阪内川魚道見学会
川づくり会議みえ
03,12,20

・今回川づくり会議みえの主催する魚道見学会に参加しました。さかなの目in阪内川実行委員会で見て回った様に阪内川の河口から魚が遡上するように上流へ向け移動し川の堰や魚道の様子を見て回りました。阪内川は白猪山を源とし途中、矢津川と合流し松阪市を流れる流路延長21kmの2級河川です。昭和57年の台風10号の大雨により人家の流亡、大小10橋の橋が流失、河川の欠壊が発生しました。その復旧工事による川床の掘り下げ、川幅を広げる護岸改修が図られました。

漁師町、阪内川河口部 : 河口部には越冬のためにたくさんのカモが飛来していました。

港小学校前 : 周囲にヨシがはえ野鳥の隠れ家となっています。

・まず河口から遡上してきた魚は港小学校の上流の大井堰のふうせん式の堰でいきなり上れなくなります。ふうせんがしぼんでいる間にここを抜け魚町の落差のある河床を越え次は五曲橋下流の風船堰で立ち往生となります。ここには魚道があるのですが水が流れず上り口は土砂で埋まっておりました。風船がしぼんでおり川の流れはすなおに流れておりますが堰の下の部分の落差が魚の遡上には厳しいですね。


大井堰 : ここが最初の風船堰、対岸の階段の向こうには風船を膨らませるポンプ小屋があります。

魚町周辺 : ここは散策や犬の散歩など市民の憩いの場所となっています。川の中には放流された鯉がたくさん泳いでいました。ユリカモメの群も見ることが出来ました。

五曲橋下流 : 橋より見た下流部の堰、右手に魚道があるのですが・・・

魚が遡上出来るように魚道が設けてありますが、下流側は土砂が堆積しており魚が上がってこれません。

五曲橋下流部の堰 魚道側から : 風船がしぼんでいますが1mほどの段差を越えるのは無理です。


大足町 : この堰を含め松尾橋までの間に風船堰1箇所、可倒式堰が3箇所あります。大雨時以外は堰は倒れず魚の遡上はどう考えてもできません。


川の説明をする川つくり会議の久世さん。


丹生寺町三郷橋下流 : 昔コンクリート製の固定堰があった所です。ヨシの合間から見えるコンクリート製の全面魚道。

さらに阪内川を遡り矢津川の合流地点まで来ましたここでは砂防堰を改修し近自然工法?にて魚が遡上しやすいように又、川に降りられるように階段が設けてありました。

辻原の手前に今回見学会のたいへん参考になる魚道がありました。落差1.5mの落差を1:10の傾斜にて自然な形で流れるように工夫された階段式の魚道を設置したのです。


コンクリート製ですが1.5mおきの階段に自然石を置き石の大きさも工夫され水が千鳥状に流れ、また泡立ちが多くならないようにと配慮されておりました。阪内川漁業組合長の長年のノウハウが生かされています。

メインの魚道の横に傾斜路が寄り添うように造られておりますがこちらは底物のカニが登りやすそうです。
・阪内川こはたくさんの堰が作られていますが、魚の遡上しやすい魚道が阪内川の全域に設置されれば魚にとって喜ばしいことではないでしょうか。

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