
03,1,25 「さかなの目」で暮らしを考えるフォーラムより
中本賢「さかなの目」トーク
山・川・海とのふれあいかた
中本賢 ひとりトーク
・多摩川の紹介
多摩川の流域人口は425万人、川の利用者は2000万人/年 60.9%が河辺の散策、26.9%スポーツ(河川敷での野球等)、7.2%が釣り、5%が水遊びです。 多摩川中流域の近くに17年間住んでいますが以前は川が泡だらけで臭いもして汚れていたが今はきれいになってきました。魚の種類も増えてきました。
・マルタウグイは成長すると50cmなり海と川を行き来する魚、春になると多摩川へ上がってきて産卵するようになりました。多摩川の水の80%は下水であり富栄養化の水であり苔や珪藻類がたまる、そうすると川底の石に卵が定着せず産み付けられないが、しかし川底を重機で掘り起こした所のきれいな石の所に集まり産卵するようになりました。大きな魚が群れて産卵しておりはじめ、知らない流域の人は鮭が上がってきたのか?と思っていたようです。
・多摩川にも放流による鯉がたくさんいますが産卵に適した水草の場所が少なくヨシなどの堅い草では卵を産み付ける際体を傷つけてしまうのでスーパーのゴミ袋やブルーシートが破れてほぐれた状態の物やモップの毛先に産卵しているのを見つけました。魚たちも考えているなあと感心しました。
・メダカについても放流により支流で増えているのですが魚を増やすのには放流でなくて、メダカや魚が生きられる環境作りが必要です。カワセミがメダカをえさに食べにくる。普通、川の川岸のところに穴を掘り巣を作るのですが、コンクリートブロックの法面に埋め込まれている塩ビ管の中に巣を作っておりカワセミおまえは偉いほめてやりたいという気持ちになります。また川の近くの金魚屋にホバリングして金魚を食べにくるしたたかなカワセミもいます。
・アユは4〜5万個の卵を平瀬の白いきれいな石に産む、平瀬は流れが速くなるので石がきれいなためである。アユの放流だけでなく明らかに川ががきれいなったことがアユの数を増やしているとおもわれます。

多摩川は再生している下水の普及率が向上向上したためであり、現在都市河川の川がきれいになり地方河川の方が汚れてきています。これからは地方がきれいになるのではないでしょうか。護岸や水の工事をよく考えて行うことが必要だと思います。
中本賢と矢野あり(FM三重アナウンサー)のトーク
・川とふれあい方
春に産卵し夏成長、秋に死んでしまう。さかなのライフサイクルを一年通して見てみたい、自分で見つけて発見する喜びを味わうこと。
川に入るきっかけは、川が近くにあったからだと思う、大人になってから子どもがきっかけで川に入るようになった。子供と一緒に河原で石を投げて遊んでいたが、生き物を見つけて捕まえた。水槽で飼っておもしろい、いろんな川で魚を捕り水槽で楽しんでいた。
・ガサガサとは
川の草が生えていて何か生き物が居そうなあやしい所です。警察のガサ入れとは違うのですがなんかあやしいところという意味では同じかな?
・ガサガサしたくなる川とは
曲がっている川、ワンドや巻き返し、深いところや浅いところ、池になっている川が自由に流れを変えられる川です。
・魚の目から見た住み易い川は
いろいろな環境があること
三つの境目が大切 1,水の底・・・石に珪藻を生やす虫がふえて食料となる場所
2,ガサガサ・・・産卵し子どもが成長する場所
3,水面・・・・・酸素を取り入れ呼吸する場所
暗きょはダメ、全てダメとなる。魚の気持ちで川の工事をする必要があるのでは・・・
・中本流観察のコツは
まず川に飛び込んで潜る。先に調べてから川へ行くと楽しくない。感動がない。
自分で発見 →興奮 →感動 →エネルギー
(いっぱいまめ知識があると感動がない!)
水産価値のない魚が一生懸命生きている様を見ると感動するおれと一緒だから。
・どこから水がきてどこへ流れていくか知らないで川が汚いと言うな!
・BODを調べたりごみを拾っているだけではダメ、今まで川に行くなといっていた行政が、川に行けと言ってもとまどう。
・レッツドンキホーテという番組で
川は上級生が教えてくれていた、1年生はここまで、2年生はここまで良いとか、今は川を教えられる人がいない。番組で川に入っていると通報されることがある。浅い川なんですが子どもがまねして川に入って危ないと言われる。
子どもは今も変わらない泳ぐなと言っても5分と保たず川で泳いでいるし、楽しいことは今も昔も一緒です。いま川を知っている大人が川を教える、川は楽しい場所だと教える、また危険も教える。
・メダカ
メダカの観察で潮の干満と産卵の関係があることがわかった、大潮のときの産卵が増えており、川の魚でも潮の影響がある不思議ですね。
・海と山の関係について
三重の川、海、山は良い。銚子川はきれい、うちの子どもが多摩川では泳がなくなった。山から平野、平野から海、この境目が大事!これらをつなぐ川と海の境目を大切にして欲しい。汽水域が長い川にはいろんな種類の魚がいる。今まで曖昧なところを切り捨ててきた。干潟の干拓、埋め立てこれらを再生しないといけない。東京では自然が無いため急速に再生している。三重に住んでいて東京のようにやっていてはダメ、BODや数字で無い物→楽しいことを体験させて欲しい。ゴミを捨てられなくなるふるさとを大切にするための活動が良いのではないでしょうか。
・大人がやるべきこと
川崎と言う町が好きになった、多摩川を通じて好きになった。川だけでなく、町を知る、町を好きになる、知識でなくいっぱい感動すること、古い歴史、先祖を知ることも大切です。