医療消費者ネットワーク MECON

メコン(MECON)とは?

 メコン(MECON)とは、医療消費者(Medical Consumer)を意味します。なお同時に、ボランティア市民グループの「医療消費者ネットワーク」の通称にもなっています。

 医療消費者ネットワークは、1992年の秋、医療ミスや疑問だらけの医療など、つらい医療体験に長年悩み苦しんだ患者家族が集って、準備会が誕生しました。早速、試行錯誤で学習会を重ねました。

 そして1994年1月、わが国の医療サービスを国際的な消費者の視点で見つめ直そうと、一般市民(医療被害者、患者・家族、患者予備軍)中心の会として、正式に発足しました。

 私たちの市民活動のスタートにつきましては、発足直前に、「医療に消費者の観点」と題して、全国紙で紹介されました(読売新聞 1993.12.28)。また、日本消費者新聞(19993.12.15)等にも紹介されました。

 それ以来、本会は市民ボランティアのささやかな力で、メコン(医療消費者)の眼を育てる市民活動を一歩一歩前へ進めてきました(本会の活動は随時、新聞などで取り上げられました)。これはもちろん、専門家(医師や弁護士)のご協力や、医療被害者や患者・患者予備軍の積極的な参加があって初めて可能になったことは言うまでもありません。

 その結果、この活動にかかわった私たち市民の医療の質を問うメコンの眼が育まれただけでなく、これまでの患者の観点だけでは捉え切れなかったいろいろな問題がくっきりと浮かび上がってきました。

 とりわけ、わが国の日常医療が思っていたよりもずっと貧しく、以下の例にあるように、どこでも安心してかかれる状況にないことを私たちは知りました。したがって、かかりつけの病院や急病で駆け込んだ病院で、国民一人ひとりがいい医療に出合えれば幸運ですが、ひどい医療にぶつかって思わぬ労苦を背負い込むリスクも少なくはないのです。(もちろん他方では、患者のための医療を堅実に実践する腕の確かな医師たちはたくさんいますし、マスコミで紹介されるような優れた医療技術を駆使して活躍する医師たちもいます。)

例 1.投薬・検査・手術において、過剰医療の危険が身近にいっぱいあること
2.同じ病気でも、病院や医師によって、診断や治療法がしばしば違うこと
3.医療が原因で悪化したり増えてしまう病気(医原病)が多いこと
4.MRSA等院内感染が頻発・常態化していて、重篤な人ほど危険なこと
5.医療事故に遭うと、支援・解決の制度や法律がなく、社会的に放置されること

 このように、国際的に認められた「消費者の8つの権利」に照らして考えると、医療という分野は最も安全が保証されていない分野になります。
 実際、医師や看護師のなかには、自分の病院の医療の質院内感染等の事情がわかっているためか、病気になっても自分の病院にはかからない、かかりたくない、という人がいますし、また、医師を含む医療従事者が医療被害に遭うことも珍しくはなくなりました。医療事故で医師が医師を訴えるという事態も生んでいます。こんな側面も、長年の市民活動を通してわかってきたことです。

 このような状況ですから、医療を一つのサービスとして捉え、私たちは日頃から医療消費者意識を高めて、いい医療わるい医療を見極めるメコンの眼を養っておくことが大事です。その上で、できるだけ慎重に病院や医師を選ぼうと努め、診療をうける際には礼儀と適度な緊張感をもって医師とのコミュニケーションを心がけることが大切だと考えています。

☆新聞に紹介されました

メコンを紹介した新聞記事

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