赤ちゃんと行く六本木ヒルズ

猛暑が続く盆入りの日、私は都内で所用がありました。

例年お盆は遠くの郷里まで里帰りするのですが、今年はエリリンが0歳(6ヶ月)で、胎内や初乳で受けた抵抗力がなくなる時期と重なるので混雑するお盆の里帰りを避けることにしました。

所用ついでに、赤坂のシティホテルに家族3人で1泊、翌日は六本木ヒルズ散策へと繰り出しました。

地下鉄の六本木駅を下りて少し歩くと左手にインフォメーションがあったので、入ってお食事処を聞きました。
「六本木ヒルズ内に赤ん坊連れでも入れるおすすめの飲食店はありますか?」
「○○と△△と××の3件はお子様連れをお断りしていますが、ほかは特にお断りしていません。ベビー椅子の有無はそれぞれのお店で聞いてみて下さい」
・・・んー、どこでもいいってこと?

次に聞いたのはおすすめのコース
「子連れでも疲れないコースってありますか?」
「エスカレーターをあがってまっすぐ進んだ右手のインフォメーションでツアーのご案内をしていますので、そちらでどうぞ」
・・・あまりありがたくないインフォメーションだな、と思いつつも気を取り直して進み・・・

早速六本木ヒルズの玄関口 66プラザに到着します。
ここには巨大なクモのオブジェ ママンがあります。
早速、ママンの足元でパパとエリリンが記念撮影
ハイ、ポーズ!
パパは隠れてしまうし、エリリンはそっぽを向くというノリの悪さ。こんなスタートで大丈夫なんでしょうか。
それにしてもこの日は暑かったため、ひょろひょろのママンの下は日陰もないし照り返しは暑いしでさっさと退散してしまいました。

ママンの横にはすぐに巨大な森タワー
六本木ヒルズは初めての我々は勝手が分からず、さっそくインフォメーションに入りました。

ツアーがいくつかあって、料金とお得度を計算すると、子連れの我々にとっては色々気を使うだけ損という事になり、ツアーには参加しないことに。

その代わり、インフォメーションデスクの脇にベビーカーが置いてあったので聞いてみたら無料で貸し出ししてくれるそうです。名前と住所とケータイ番号を書いてAB兼用ベビーカーを借用しました。

黒い外観に赤いシートのベビーカー、スタイリッシュだわ〜、と感心したかどうかは分かりませんが、ハッとした表情のエリリンです。

実はベビーカーを借りた時は
「エスカレーターに乗れないしかえって荷物になるんじゃないか」
と懸念したのですが、後々このベビーカーが役立つことに。

とりあえずインフォメーションを出て、最初のお目当ての森美術館の入り口へ向かいます。
チケット売り場へ行くと、森美術館(森タワー52階)の料金が1200円、大展望台シティビュー(森タワー53階)の料金が1500円、それぞれは高いですがセットで1800円のチケットがあったのでそちらを2枚購入しました。エレベーターの入り口では手荷物検査、物騒なご時世です。

さて、エレベーターで鼓膜が変になりながら52階に到着。森美術館の入り口です。
今夏の展示は、KITTY EX. ハローキティ誕生30周年記念展です。キティとアート、ファッションのコラボレーション展なんだそうな。

キティ展に入るとすぐ、営業中のキティちゃんに出会いました。展示作品の写真は撮っちゃいけないのですが、営業キティは撮影可なのでさっそくエリリンとハイポーズ!

エリリンはキティちゃんのひげが気になる模様。
エリリンを抱っこしてる私は帽子をかぶってないだけでサファリルック、およそ六本木ヒルズに似つかわしくない格好です。

キティ展では、造形から油絵、デジタルなんでもござれのキティちゃんアートでした。
「大きいキティちゃんだね〜」
「エリリンの好きなピカピカ系キティちゃんだよ」
「キティちゃんぼろぼろだよ」
・・・と、久々に芸術鑑賞(?)を楽しんだのでした。

エリリンはベビーカーから出て、前向き抱っこで展示をみてまわりました。
モダンアートの色使いは赤ちゃん受けがよいようで、作品によってはエリリンがジーっとみてキャーと声をあげて喜んでいました。そういえば、客層は大人だけじゃなくて、結構子供連れも多かったような気がします。。

森美術館を出た後はすぐ、大展望台シティビューで空中散歩を楽しみました。

森タワー33階には私がよく聞くラジオ局のJ-Waveが入っていて、番組内のゲストが
「東京タワーを見下ろす」
と言っていました。

実際53階からだと東京タワーみおろすんですねぇ。
感心しました。

そして、東京タワーを背景にエリリンと写真とりたかったんですが、暑さのせいか空気が白くなっていてどうしてもうまく写りません。

仕方ないので写真は、キングコングごっこをする東京の街を見下ろすエリリンの図です。

あれ?この後、屋上に上がりたかったはずなんですが、バタバタしてるうちにすっかり忘れてしまいました。森タワーの屋上には、田んぼがあるらしい。一度みておきたかったんだけどな。
まぁまた来たらいいか。

シティビュー内には、六本木ヒルズの模型展示がありましたので、そこで写真をパチリ。

キラキラピカピカメタル系大好き赤ちゃんエリリンは終始ご機嫌です。

ウエストポーチ型抱っこ紐で前向き抱っこしながら、私が見たいものをずっと見てまわっているんだけど、ビルの内装がメタリックなんで、エリリンはキョロキョロしながら時々キャーと喜びます。

帰省シーズンだったせいか、人ごみが大したことなくてそれがよかったのかもしれません。親子でリラックスしてまわりました。夫はレンタルしたベビーカーにリュックや荷物を積んで、時々カメラマンになります。

セルフサービスのカフェがあって、お茶することを考えたのですが、お昼を過ぎていたのでそろそろエリリンに授乳が必要と考え、ここいらで高いところを退散することにしました。

ちなみにカフェの料金は地上料金とかわらず、コーヒーとかお茶は1杯400円位でした。
時間的余裕があって、この時のようにすいていたら、景色を眺めながら1杯飲むと気分いいと思います。

さて、月齢の低い赤ちゃん連れの散策で一番気になるのが授乳室の有無。
私はいざとなったらスリングを使って場所も気にせず授乳するのですが、そうはいっても静かな落ち着いたところでリラックスして授乳するのがベストです。
フロアガイドをみると、多目的トイレといってオムツ換えや車椅子対応になっているトイレは方々に点在していますが、授乳室は1箇所だけです。

森タワーからけやき坂通りへ進み、通りに面したけやき坂コンプレックス内にあるので、ショップ内を迷いながらたどり着きました。途中、エスカレーターを通るところが何箇所かあって、いちいちエレベーターを探す方が面倒なので、私がエリリンを抱っこして夫がベビーカーをカート代わりに押して移動しました。

やっとたどり着いた授乳室ですが、個室は2つだけです。今日は混んでないから待たずに使えたけど、混んでる日だったら行列ができるんじゃないかしら。

エリリンはお腹がすいてたのか喉が渇いてたのか一生懸命おっぱい飲んでました。そして飲み終わったらコテッと寝てしまったので、そのままそおっとベビーカーにいれたら寝続けてくれる。
やった!チャンス到来とばかりにベビーカーを押して、大人もランチタイムにしました。

六本木ヒルズ内にある日本庭園 毛利庭園に面した場所にあるバリ カフェ プトゥリでランチを食べました。スープにメインのプレート、デザートと食後のコーヒー付きで1050円だから全然高くないです。私はバリ料理3品のランチ、夫はベジタブルランチです。
ちなみにランチの写真の右脇には、ベビーカー内で熟睡するエリリンが亡霊のように写っています(笑)

エリリンがベビーカー内で寝てくれたため、何ヶ月ぶりかの落ち着いた外食を楽しめました。これだけでもベビーカーを借りた価値があったと感激してしまいました。
そして、食後のアイスコーヒーを楽しんでる最中にエリリンは目を覚ましました。

エリリンは寝起きがよいタイプで起きぬけの機嫌は悪くありません。
遊べ遊べと騒ぐ前に店を出ることにして、そのまま毛利庭園へ向かいました。

庭園そのものはそんなに広くないのですが、庭園からみる巨大なビルの姿に圧巻です。
写真は左の円柱型巨大ビルがテレビ朝日、右側の丸いひさしが六本木ヒルズアリーナの屋根、奥の高層ビルがレジデンスビル、お金持ちが住んでるんだろうな〜。

この時点で見たいものは見たし、赤ちゃん連れだから疲れないうちに帰ることにしました。。

ベビーカーを返却して、巨大ビル群を背に地下鉄六本木駅へ向かいます。

日差しが強いのですが、要所要所に親水施設があり、その横を通れば気分は和らぎます。

エリリンが暑そうだったので
「足を水に付けてあげれば?」
と、私が余計な注文をしました。

夫に抱きかかえられて、噴水の流れる水につまさきを付けられたエリリンは
「うぇぇぇ」
と一瞬泣きそうな声を出しました。
冷たくてビックリしたのでしょう。
「ごめんごめん」
とあやしたら、すぐに機嫌を直しましたが。
私よりきれい好きな夫が
「足舐めしないでね。後で足洗おうね」
と、エリリンに言ってました。

朝11時30分頃にスタートして、駅に戻ったのが15時頃。
大人の街、六本木ヒルズでしたが、すいてる時を狙えば赤ちゃん連れでも十分楽しめました。
何よりも、旅行好きの私が久しぶりに小旅行できて、エリリンも一緒で家族のよい夏の思い出ができました。。

(2004年8月14日)

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