2007年のゴールデンウイーク直前に0才、3才の子連れ家族4人でハウステンボスへ行って来ました。N坊誕生後、初の旅行です。
久々の旅行ということもあり、2ヶ月前から下調べをしました。
ハウステンボスの創設者である神近義邦氏の『ハウステンボスの挑戦』、ハウステンボスNHVホテルズの元総支配人である窪山哲雄氏の『ヒューマンウェアのホテル学―ハウステンボスの思想と戦略』、石森章太郎の漫画『ホテル全37巻』等など、色々読んでいるうちに行くのが楽しみになっていました。
(移動 マリンターミナル〜ホテルヨーロッパ〜スパーケンブルグ〜ユトレヒト)2007年4月26日木曜日
4月26日の朝に羽田空港を飛び立って、長崎空港に降りました。その後は高速船に乗ってハウステンボスに上陸。遠めに見てもそこだけヨーロッパ調の美しい街が見えてきます。
ハウステンボスに到着したのはもう2時で、ランチタイムはとっくに終わっていました。マリンターミナルでパスポートを購入してハウステンボスに入国します。1日パスポートは5600円でしたが、私達はオフィシャルホテルであるホテルヨーロッパに宿泊するので、5600円で実質2日間過ごせます。それに事前にヤフオクで割引クーポンを入手していたので、パスポートは3800円で購入できました。
朝からタクシー〜電車〜バス〜飛行機〜高速船と6時間移動で疲れたので、すぐにホテルヨーロッパにチェックインしました。
さすが最高級ホテルです。家具・調度品は一流品、洗面台は大理石作り、ベッドもクイーンサイズでゆったり広々しています。子ども達がカップやグラスを割らないように、すぐに配置を替えました。
少し休んでランチと早めの夕食を兼ねた食事に出かけました。
ホテルから10分ぐらい歩いてカフェテリアのグーテンアペティートに入ります。私はナシゴレンを、夫はビッグバーガーを注文しました。焼きたてパンも売っているので、エリリンには好物のメロンパンを買いました。
夫の頼んだビッグバーガーが巨大なこと!
どう頑張ってもかぶりつくことが出来ません。
ナイフで切ってようやく食べることが出来ました。
夫と私が食事中、エリリンは店内を遊んでいましたが、店内は私達一家の貸切状態だったので、あまり口うるさく注意しなくて済みました。
食後はすぐ近くのブルーナショップである「ナインチェ」へ移動。明るい店内はミッフィーだらけの可愛いところです。
広々としたキッズスペースには、ミッフィー絵本やオモチャのほか、シーソーやミニすべり台があって、子どもの暇つぶしにはうってつけです。
ここでエリリンを遊ばせて、夫とN坊に残ってもらい、私は店外へ出かけました。
隣のワールドバザールで夜食のチーズやお酒を探すほか、鼻水が止まらないN坊のためにメディカルセンターへ行くのが目的です。
メディカルセンターは近くにあって、9〜18時までやっていました。受付で
「0才児で、熱はないけれど鼻水が止まらないから、医者に診せて薬を処方してほしい」
と言うと、
「中にいるのは内科医で小児までは診られない。ハウステンボス外に車で15分のところにある小児科を紹介するから、そちらへ行ってほしい」
と言われる。
メディカルセンター隣にはドラッグストアがあって、ちょっとした薬は売っているけれど、専門の薬局ではない。
「もしここで先生に診てもらっても、隣のドラッグストアではきっと薬は処方できないんですよね?」
と聞くと、そのとおりだとのこと。
それなら診てもらうだけ無駄なので、一般の子ども向け風邪薬を買って済ますことにしました。
ブルーナショップへ戻ると、エリリンもN坊も飽きずにミッフィーのオモチャで遊んでいます。
明るいうちに買い物を済ませておきたいので、ショップを出て買い物に繰り出しました。
ブルーナショップの隣にメリーゴーランドがあるので、パスポートを使って乗りました。
GW前の平日で人が少ないため、ここでも貸切状態。
待ち時間やオモチャの取り合いがなくて快適なのはいいですけど、ここまで空いているとハウステンボスの経営が不安になってきます。
人も車も少ない道をのんびりぶらぶら歩いて、夜食のチーズとワインとビールを買いました。
暖かい夕暮れ道を少し遠回りして進むと、運河を渡ったところにポピーのお花畑が広がっていました。
夕日が当たって、とっても綺麗!
ハウステンボスに入った時から
(ここはどこ?日本なの?)
という空間の連続です。
広〜いお花畑も、久しぶりの光景でした。
夫がN坊を抱っこして、エリリンと手をつないでのんびりとホテルへ戻りました。
今回泊まった部屋はトリプルルームで、ベッド2つはとなり合わせることができますが、もう1つのベッドは移動できません。
普段は布団3枚に家族4人で寝ている私達ですから、どう寝るか困ってしまいました。
結局、N坊用にベビーベッドを持ってきてもらい、N坊だけ別ベッドで寝てもらうことで解決しました。
夜9時になると、さすがに疲れてしまい、子ども達はコテッと爆睡。
大人はホテルの窓からハウステンボスのランドマークであるドムトールンを眺めながら、チビリチビリとチーズとお酒を楽しみました。
本当は運河に面したテラスバーで、音楽ライブを聞きながら飲みたかったのだけれど、それは子どもが大きくなるまでお預けです。
子ども達が寝静まった後に、夫と酒を飲むなんて久しぶりで(2年ぶりぐらいか!?)、子ども達の成長について語り合ってしまいました。
翌朝は、習慣で5時半には目が覚めてしまいました。
窓の外には朝もやに佇む迎賓館とホテルアムステルダムが見えます。静かな運河の真ん中を白鳥が二羽、優雅に泳いでいき
(あぁ、旅に来たんだなぁ)
と、ひと時の静寂を満喫しました。
といっても、すぐにN坊が起きてしまいましたが。
(ホテルヨーロッパ〜パレス ハウステンボス〜ドムトールン〜カナルクルーザー〜チョコレートハウス〜ミステリアスエッシャー〜キンダージム〜ホテル日航ハウステンボス)2007年4月27日金曜日
今回滞在中に、ぜひホテルヨーロッパで食事をしたいと考えていました。ハウステンボス5つのオフィシャルホテルの総料理長である上柿元勝氏が書いた『ハウステンボスのおいしい休日』というフランス料理の写真+エッセイ+レシピ集の本を読んでいたので、簡単なランチでいいから1品は口に入れたかったのです。
ラッキーなことに今回の旅行パッケージは朝食付きで、ホテルヨーロッパでビュッフェ朝食を食べることが出来ました。
朝食といえども、品揃えは豊富、オムレツはその場で焼いてくれて黄金色のラグビーボール型で、ナイフを入れると中は熱々のトロトロです。パンだって美味しいし、読んだ本の中に出てきたアスパラガスもあって、食べられるだけ食べてしまいました。
食事時に大人しくできないエリリンには、オレンジの皮とゆで卵の殻をむかせて時間を稼ぎました(笑)
朝食後にチェックアウトをして、N坊をベビーカーに乗せてパレス ハウステンボスへ散歩に行きました。
内装も庭園も見事でゆっくり見たかったのですが、宮殿に入ってすぐの壁画+天井画が、「戦争と平和」をモチーフとしていて、それをみたエリリンが怖がってしまいました。
「もうおうちに帰る」
と泣きそうです。
戦車とか殺戮シーンみたいなものがあったもんねぇ。
壁画を見て以降、エリリンが薄暗いところに入る度に
「おうちに帰る」
と怖がってしまうので、早々に出てしまいました。
次はゆっくりと20分ぐらい歩いて、ハウステンボスのランドマークであるドムトールンへ行きました。
この日も金曜日の平日で、ハウステンボスは空いていて、エレベーターに乗るのに、N坊をベビーカーから降ろさなくて済みました。
ドムトールンの最上階までエレベーターですぐです。
N坊はベビーカーで寝ていましたが、エリリンも夫も私も、展望台から海やら森やらを眺めて観光気分が盛り上がりました。
ドムトールンから降りて11時半。
次の目的地であるブルーケレンにはカナルクルーザーで移動する予定です。カナルクルーザーの出発時刻13時半まで時間があるので、昨日行ったブルーナショップやメリーゴーランドで時間をつぶしました。
ようやく13時になったので、ホテルヨーロッパの乗船所に行き、クルーザーに乗ってのんびり移動しました。
ここでもクルーザーは貸切状態。
GW前日とはいえ、行く先々のショップ、レストラン、施設が貸切状態なので、やはりハウステンボスの経営が気になります。
エリリンは、パレス ハウステンボスで弱気になっていましたが、船の移動は楽しいらしく、ようやく機嫌を取り戻しました。
船で15分ほど揺られて、今度はハウステンボスの中でも内陸部にあたる地区を巡ることにしました。
とりあえず、14時になったので腹ごしらえです。
キンデルダイクという風車とお花畑が美しい地区を通り抜けて、アトラクションが沢山あるニュースタッドという地区に行き「チョコレートハウス」に行きました。
店内に入ると高さ2〜3mはあるチョコレートの滝が出迎えてくれます。滝の左側がチョコレートショップ、右側がカフェテリアです。
すぐにカフェに入り、カルボナーラとマルガリータとチョコレートピッツアを注文しました。飲み物は夫はチョコレートドリンクを頼み果敢にチョコレート尽くしに挑みます。今回は頼みませんでしたが、チョコレートフォンデュもメニューにあります。
さて、チョコレートピッツアですが、熱々のピッツアの上にチョコレートソースがのっていて、その上に固い板チョコがのっていてアイスクリームが3つのっています。
急いで生地を取り分けましたがアイスがすぐに溶けてしまい、どろどろになってしまいました。食後にはエリリンも私も手と口がチョコレートだらけ。布巾を使っても足りずに結局店内で手を洗って何とかなりました。食べるのが大変でしたが、エリリンは美味しかったみたい。
この後、私が楽しみにしていた「ミステリアスエッシャー」へ行きました。だまし絵で有名なエッシャーの作品をモチーフとしたアトラクションです。
中に入ると立体のメビウスの輪のオブジェが迎えてくれます。薄暗くてエリリンが嫌がるのをだましだまし3D映画場まで連れて行きました。
3D映画用の眼鏡をかけて映画をみると、少女の冒険ファンタジーです。のっけから悪魔や獣たちが飛び出して襲ってくるシーンにエリリン号泣。仕方なく、私がエリリンを連れ出して映画場から出て、建物内も薄暗くて怖がるので館外へ出て夫とN坊を待ちました。エリリンは
「怖かったよ〜、もうおうちに帰る」
と言います。
やがて夫とN坊が出てきました。ほかにも色々アトラクションがあったのですが、エリリンが怯えてるので私はは入るのを諦めました。N坊は夫のスリングの中で寝ていたので、夫には「グランオデッセイ」に行ってもらいました。SF映画の登場人物になれるアトラクションです。後から夫に聞くと、映画の登場人物になれるほか演出に工夫があり、それなりに面白かったそうです。
エリリンと私は「キンダージム」へ行きました。
ここはパスポートを持っていても別に料金を取られるので入るのが嫌だったのですが、エリリンが建物に入ること自体怖がるようになってしまったので仕方なく気分転換です。
30分間で500円かかりましたが、中はオモチャが沢山で入る人も少ないから、エリリンは何でも独占できます。木作りのオモチャで飽きずに遊んでいました。
エリリンの気分が持ち直したし、土産物を買わなくてはいけないし、夕食をどうするか決めてなかったのでホテルへ移動することにしました。
今日の宿泊はホテル日航ハウステンボスです。
帰りは風車とお花畑が美しいキンデルダイク地区を通り抜けます。何もかも手入れがよくて、まるでおとぎ話の中にいるかのような光景でした。
ハウステンボスにはそれなりにアトラクションが沢山あって、テーマパークとして楽しめるはずですが、今回はエリリンが建物に入るごとに
「怖かったよー」
を連発して入れませんでした。その分、景色の美しさに救われたような気がします。
ホテルに付いてからは疲れてしまい、外食はやめました。近くにあるコンビニでおにぎりとジュースを買ってチープな夕食を済ませ、夫と私は子ども達が寝てしまった後でチーズとお酒でチビチビ過ごしました。
ホテル日航ハウステンボスはホテルヨーロッパのような豪華さはありませんが、その分気が楽でした。大浴場があってエリリンと大きなお風呂にも入れたし。ベッドにキャスターがついていたので、ベッドを3つ並べて家族4人で寝ました。
ホテルに2泊したから3日目もハウステンボスで過ごすことが出来たのですが、N坊の鼻水が全然治らないし、エリリンはアトラクションを怖がるし、親は疲れてしまったので、3日目はハウステンボスへ行かずに夫の実家へ直行することにしました。
ハウステンボスではそれなりに楽しく過ごせたし快適でしたが、やはり幼児連れだと100%満喫はできませんね。多分、ハウステンボスの魅力の半分程度しか堪能していないと思います。子どもが小学生ぐらいになれば、親だけで夜遊びしたりできるんだろうな。
まぁ夫の実家から遠くないので、何年か後にまた遊びに行ってみたいと思います。
それよりも、ハウステンボスの経営の方が気になった今回の旅行でした。
(2007年5月10日)