片肺になっちゃった

一昨年秋、片肺のまま冬に突入したNSR。
そのまま、約1年半の充電期間を経て、この春華麗に復活します!!

なのですが、「NSRの片肺」ってよく聞きますよね。
そこで、今回の症状を元に、片肺になってしまった原因を分析してみたいと思います。

1年半ぶりに、ガレージから引っ張り出したNSR

ガソリンやバッテリーの管理はしてあったのですが、そのほかはほとんど放置。

片肺の症状としては、アイドリングから,5000回転くらいまではフロントバンクのみ点火で、苦しそうに回り、急にアクセルを開けるとストール。慎重にアクセルを開けると、ボボボ…と苦しそうに回転を上げながら、5,000回転を過ぎたあたりで、リヤバンクにも点火。それ以上では、快調でした。

さてと。
いきなりエンジンが載せ替わってますが
(湿式→乾式になってるのわかります?)

症状から、センターシール漏れを疑っていたので、「それなら載せ替えちゃうのが、手っ取り早いや」ってなもんで、やっちゃいました。

ところが…
片肺の症状が改善せず。

結局、考えられるところから、一つ一つ、トラブルシューティングしていくことに。
まずは、降ろしたエンジンのセンターシールチェックから。

2台とも実働エンジンなので、両方ともシール漏れとは考えにくいですが、原因となりそうなことは一つずつ潰していきます。

混合ガスを投入後、半日放置。
何ともありませんでした。
続いて、バッテリーのチェック。

NSRは電気バイクなので、これが死んでいるとピクリともしません。

ちなみにMC28には、電圧が低下するとチェッカーが働きますが、念のため。

画像では見づらいですが、12Vきっちし。
少〜し充電しておきます。
よく言われるのは、13V前後がいいとのこと。

今は亡き(泣。エイシンの充電器で、充電してやります。

安かろう悪かろうも多かったですが、サンデーメカニックには、エイシンは便利でしたね。
13.5V位ですかね。

ちょっと高めの電圧がよろしいようです。
タンクからキャブまでいっぺんに外しちゃいます。
プラグとプラグキャップ、イグニッションコイルを交換しちゃいます。

プラグが消耗品、というのは常識ですが、イグニッションコイルも結構傷みやすい部品のようです。プラグキャップもしかり。

できれば、新品をストックしておきたいところです。
新品プラグです。

余談ですが、注文したパーツを取りに行ったときに、店のお兄ちゃん(MC21乗り)にイリジウムのレーシングプラグを激しく推薦されちゃいました。曰く「これをつけたバイクに試乗したお客さんはみんな注文していく。パワーが上がってるのが実感できる」と。

どなたか、使用したことのある方いますか?
感想があれば掲示板へお願いします。
イグニッションコイルとプラグキャップです。
イグニッションコイルは、部品統合されて汎用品(?)になっています。

コードの長さが合わないので…
ちょん切っちゃいます。
上から、イグニッションコイル、プラグキャップ、プラグが新しくなりました。

一遍にやっちゃうと、トラブルシューティングにならないんですがね。何度も組んだりばらしたりするのは面倒なので、一気にやっつけちゃいます。
続いて、キャブレターのオーバーホールをします。

ますは、エアーで埃、泥汚れなどを吹き飛ばします。
続いて、パーツクリーナーで、全体の汚れをざっと洗い流します。

この際に、マニホールド内に汚れ等が進入しないように注意します。
ドレンボルトのOリングが切れて無くなっているのを発見しました。

こんな細かいところも、オーバーホールしなければ気がつかなかったところです。
途中の写真がありませんが、スロットルバルブとニードルを取り外します。

MC18では、ニードルが真鍮製ですぐにすり減ってしまうため、エンジン不調の原因になることが多いそうです。

28では、最初から対策ニードルになっているそうです。
新品(左)と比べてみます。

ほとんど差はないようですが、わずかに段付き、というか縞状に減っているようです。

某サイトによると、対策ニードルでも使用状況によっては、目に見えてすり減ることがあるそうです。

ニードルを交換して、上蓋を閉めます。
下のふたも開けます。

フロートバルブを留めているピンを外して、チェックします。

このピン(画像には写っていませんが)は、変に力を入れるとすぐに曲がってしまうので、注意が必要です。
バルブの先端の黒いゴム(三角の部分です)に段付きがあると、油面が狂ったり、オーバーフローの原因となったりします。

大丈夫なようなので、そのまま使用します。
画像では、ジェット類がついたままになっていますが、外せるモノは全部外して、穴という穴にエアーを吹いて、貫通を確認します。

ついでに、ゴミなどもあれば一緒に吹き飛ばします。
ここまでやって、フロートを取り付けます。

下のふたも閉めて、オーバーホール終了です。
いちおう、やれることはやったので、キャブを取り付けていきます。

ケーブルの取り回しとか、取り付ける順番とか、間違えると面倒くさいことになるので、ばらすときによく考えて作業しましょう。
次に、インシュレーターのゴムが硬化して、エアクリーナーボックスが嵌りにくくなっていたので、新品に交換します。

エアクリーナーボックスがうまく嵌っていないと、2次エアーを吸うこととなり、これまた不調の原因になります。
新品のインシュレーターです。

ピカピカです。柔軟性も十分です。やっぱり新品のパーツっていいですね。

こいつをエアクリーナーボックスへ嵌めてしまいます。
本当にスポン!!と入ります。

以前は、苦労しながらマイナスドライバーでこじったりして取り付けていました。
キャブにつながる燃料ホースに混合ガスを入れ、始動してみます。

煙がもくもくですねえ。

というわけで、無事に復活です。

この後、タンクやシートをつけてその辺を一回りしてきましたが、特に気になる症状はなかったので、とりあえずこれで良しとします。

次の休みには、少し長い距離を走ってみて、エンジンも上まで回してみます。
ついでに、リヤスプロケを変えてみました。

以前はAFAMのでしたが、今度のはステルスというブランドのです。歯の部分は鉄で内側はアルミという、両素材のいいとこ取りっていうか、中途半端なパーツですね。フリクションを考えると、重い素材を外側に使うってのはね。

ま、見た目格好いいと思うので、良しとしましょう。


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