夕張新得線

夕張新得線顛末記





夕張新得線とは

 主要道道夕張新得線(136)とは夕張市南部地区から占冠村を経て新得町に向かう主要道道です。 平成5年にニニウ夕張線(968)、占冠穂別線(610)、占冠落合停車場線(469)が併合され主要道道に昇格しました。 地図上では南富良野町から新得町の間は未開通区間で、夕張市と占冠村の間は通行できるようになっていました。 しかし、夕張市側は南部地区で通行止め。それでは占冠村側はどこまで行けるのかと、探検してみました。

 まず、占冠村ニニウ地区に行かなければなりません。ここへは、 一般道道占冠穂別線(610)を穂別町福山から通ります。しかしこの道道、悪天候時にはすぐに通行止め。 この前も、しばらくの間災害のため通行止めになっていました。 どんな道道なのかわくわくしながら国道274号を穂別町福山から左折。左折占冠と国道には標識が整備されています。 また道路もきちんと舗装されていました。が、快適な路線と思いきや、この舗装区間も1キロくらいで終了、その先は車両1台が通れる幅の砂利道が延々続きます。 やっとのことで、占冠村ニニウの分岐点に到着。ここまで全線ほぼ未舗装でした。ゲートが設置されており、冬期間通行止めの表記が。 区間は「占冠村ニニウ」から「占冠村国有林金山事業区」とあります。どうやら夕張方面には行けそうにもないようです。


 さて、ここからいよいよ夕張新得線に突入します。入るとすぐに「夕張方面には通り抜けできません」の標識が立っていました。 やっぱり行けないようです。しかし、道は先へ先へと延びて行っています。

 さらに進むと道道のキロポストが! しかも、主要道道を示す緑のカラーに136の数字が。 こんな山奥の砂利道にもキロポストが建っていたことに驚きを隠せませんでした。占冠穂別線から200メートルくらい入ったところでしょうか。 夕張市起点から38キロ地点です。何キロ地点まで遡れるのか、わくわくします。

 38キロ地点から石勝線が見えてきます。さらにしばらく進むと石勝線の高架橋が忽然と現れます。 かなり高いところを列車は走ります。このときも、貨物列車が走って行きました。 なお、近くには石勝線・清風山信号所があります。ちなみにここは37キロ地点です。


 車はさらに奥へ進みます。石勝線の高架橋が見えなくなると、今度は林の中をすり抜けます。 途中、34キロ地点には橋の架け替え工事でしょうか、仮橋とパワーショベルカーがありました。 それにしても工事標識が多く、緊急災害復旧工事なる工事がこの道道のあちこちで平成3年くらいから行われているようです。 豊平峠下停車場線といい、こんな山奥の道道でこんな工事、必要なのだろうでしょうか?

 33キロ地点から今度は登りになります。結構な急坂、途中、「警笛鳴らせ」の錆びた標識もありました。 31キロ地点付近には「┣」型交差点の標識がありました。右に分かれている道路は獣道レベルの道路。ここら辺で坂を上り切ったようで、 勾配はなくなります。

 30キロ地点のキロポストをすぎて300メートルくらいの地点が終点でした。親切にも「道道終点」の標識が建っています (正式には終点ではないのですが)。 鉄パイプでゲートが作られており、その先はとても車では降りられない急坂と急勾配の道が続いています。 その向こうからは小川のせせらぎが聞こえました。おそらく夕張川水系の小川でしょう。 工事標識も建っていますが、そのような工事のあとも何一つ見えず、ひっそりしています。 おそらく、この急坂からは夕張市のはずですが、工事標識には北海道開発局旭川土木現業所富良野出張所と書いてありました。 この先は行けそうにもないので、ここで引き返すことにします。

 結局、占冠村ニニウの占冠穂別線分岐から約8キロ入ったところまで行くことができました。 夕張新得線は一部の地図では開通しているように表記されていますが、 明らかに通行できないことがわかりました。しかし、この夕張新得線といい、豊平峠下停車場線といい、 現時点ではあまり意味のないところにお金を費やしていることがわかりました。いつになったら全線開通するのでしょうか。 ちなみに、未開通区間は冒頭でも書きましたが、南富良野町上落合から新得町西新得のもう1区間あります。次のページへつづきます。







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