matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto,LPレコード,
English Japanese

前ページ クラシック音楽の紹介目次 mp3ファイル目次 Home(coocan) Home(Geocities) 次ページ

LPレコード等(34)

初回:2012. 1.31

 昨年はインターネット上に著作権及び著作隣接権が切れた音源のwave/flacファイルがupされていることを知り,結構,ダウンロードさせていただきましたが,現在,私の持っているCDやLPから作成したWAVEファイルを聴くことで忙しく,ダウンロードしてもハードディスクに保存しているだけの状況になっています。
 それにしても,LPから作成したWAVEファイルは有り難いと思ってダウンロードするのですが,CDからリッピングしたものは,何だか,レコード会社等の商売を邪魔しているような気分になってしまうのは困りものです。


ベートーベン:交響曲第5番
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団]
録音:1959年
(Toshiba EMI AA5135,A面+B面)

 ベートーベン「交響曲第5番」は,1808年,ウィーンのアン・デア・ウィーン劇場にて「交響曲第6番」として初演。そして,現在の交響曲第6番「田園」は,同じ演奏会で第5番として初演されました。その時のプログラムは,(1)交響曲第5番「田園」,(2)アリア "Ah, perfido"(作品65),(3)「ミサ曲ハ長調」より「グロリア」,(4)ピアノ協奏曲第4番,(5)交響曲第6番,(6)「ミサ曲ハ長調」より「サンクトゥス,ベネディクトゥス」,(7)合唱幻想曲 でしたが,暖房もない劇場での長時間に渡るコンサートの上,(2)は出演予定歌手が演奏会当日に急遽出演できなくなり,代わりの歌手が緊張のあまり歌えなくなって割愛され,(7)も演奏途中で混乱して演奏を始めからやり直すという不手際もあったそうです。すなわち,このコンサートは失敗だったそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound523」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No5_Klemperer_PhilharmoniaO_1959A_B.mp3(36.3MB)


 なお,これはステレオ録音です。

シューベルト:交響曲第9番
[オイゲン・ヨッフム指揮バイエルン放送交響楽団]
録音:1958年
(Nippon Gramophon MH5031,A面+B面)

 「シューベルト:交響曲第9番」はその長さ,演奏の困難さから,受難の歴史だったようです。すなわち,作曲した後,初演が行われる予定だったが,オーケストラの楽員が難しすぎると不平をこぼしたことにより中止となり,死後の1839年にメンデルスゾーン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団により初演が行われた際はかなりカットされたものが演奏されたそうです。そして,1840年にウィーンで演奏された時は第1・第2楽章のみ,1842年にアブネックがパリで演奏しようとした時はリハーサルが始まってまもなく楽員によって拒否され,1844年にメンデルスゾーンがロンドンで演奏しようとした時も楽員が「演奏不可能」と拒否したそうです。結局,この曲がよく演奏されるようになったのは第2次世界大戦後以降のような気がします。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound726」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:Schubert_Symphony_No9_Jochum_Bavarian Radio_so_1958A.mp3(26.3MB)
 第3・第4楽章:Schubert_Symphony_No9_Jochum_Bavarian Radio_so_1958B.mp3(19.9MB)

 なお,これはステレオ録音です。

ベートーベン:交響曲第4番
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団]
録音:1959年
(Toshiba EMI AA5134,A面+B面)

 「ベートーベン:交響曲第4番」の世界初演は1807. 3にロブコヴィッツ侯爵邸で作曲者の指揮により行われましたが,劇場での初演はその約8ヶ月後の1807.11.15にブルグ劇場(ウィーン)で行われたそうですが,いずれもそれ以上の話は無いそうです。一方,世界初録音は1924年頃にハンス・プフィッツナー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団により行われました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound522」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No4_Klemperer_PhilharmoniaO_1957A_B.mp3(32.6MB)


 なお,これはステレオ録音です。

ベートーベン:バイオリン協奏曲ニ長調
[ヨゼフ・シゲティ(vn),アンタル・ドラティ指揮ロンドン交響楽団]
録音:1961年
(Nippon Phonogram PC1504,A面+B面)

 「ベートーベン:バイオリン協奏曲ニ長調」は1806年に作曲者自身の指揮で,フランツ・クレメントのバイオリンにより初演されましたが,この曲自体が初演の当日に完成し,クレメントはほとんど初見で演奏しなければならなかったこと,第1楽章終了後,クレメントは1本の弦で主題を奏すると言う自作のソナタを演奏し喝采を浴びたこと等により,ベートーベンの曲は「同じフレーズが頻繁に現れて退屈」と評され,その後もたまにしか取り上げられることはありませんでした。しかしながら,1844年にメンデルスゾーン指揮でヨゼフ・ヨアヒムがバイオリンを弾いた後,名作として認められるようになったそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound746」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Beethoven_ViolinConcerto_D_Major_Szigeti_Dorati_London_so_1961A_B.mp3(41.2MB
)

 なお,これはステレオ録音です。

シューベルト:歌曲集「冬の旅」抜粋
[ゲルハルト・ヒュッシュ(Br),マンフレッド・グルリット(pf)]
録音:1952年
(KING Record K32Y190)

 真夏の真っ盛りで,暑い日が続くと,冬が恋しくなります(と言っても,冬になれば,「寒い,寒い」で,早く春にならないかと言うことになるのですが)。涼しい音楽をと言うことで,”シューベルト:歌曲集「冬の旅」”抜粋です。
 これはヒュッシュが第二次世界大戦後に初来日した時に録音したものですが,全曲が録音されなかったのか,あるいは,抜粋しか録音しなかったのか不明ですが,いずれにしろ,全曲の半分弱の10曲のみです。なお,当時の放送局では,直径40cmのアルミニウム製円盤にアセテートを薄く塗布したアセテート盤に録音を行っていましたが,アセテートの保存性はあまりよく無かったようで,既に再生できないものも結構,あるようです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound734」中の以下のファイル
 10曲:Schubert_Winterreise_Highlight_Husch_Gurlitt_1952.mp3(26.1MB)

 10曲:(01)おやすみ,(05)菩提樹,(13)郵便馬車,(15)からす,(18)嵐の朝,(19)幻,(20)道しるべ,(22)勇気,(23)幻の太陽,(24)辻音楽師

 ドイツ語の歌詞と日本語訳詞が「シューベルト歌曲対訳集」、神崎昭伍氏による日本語訳詞が「木川田誠氏のページ」,田辺とおる氏による日本語訳詞が「田辺とおる氏のページ」,藤井宏行氏による日本語訳が「梅丘歌曲会館」にあります。
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」抜粋
[ゲルハルト・ヒュッシュ(Br),マンフレッド・グルリット(pf)]
録音:1952年
(KING Record K32Y190)

 ”シューベルト:歌曲集「冬の旅」”と言えば,次は”シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」”と言う訳で,前回と同様に「ゲルハルト・ヒュッシュ(Br),マンフレッド・グルリット(pf)」がNHKラジオで放送するために演奏・録音した”シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」”抜粋です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound735」中の以下のファイル
 8曲Schubert_Schwanengesang_Highlight_Husch_Gurlitt_1952.mp3(24.0MB)

 8曲:(14)鳩の使い,(4)セレナード,(9)彼女の絵姿,(3)春のあこがれ,(8)アトラス,(13)影法師,(1)愛のたより

 なお,歌詞及び日本語対訳はインターネット上の「シューベルト歌曲対訳集」をご覧下さい(第14曲の「鳩の使い」はなぜか,ページの下の方に載っています)。
ベートーベン:交響曲第1番
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団]
録音:1957年
(Toshiba EMI AA5131,A面)

 「ベートーベン:交響曲第1番」は1800年にウィーンのブルク劇場にて作曲者自身の指揮により初演されましたが,その世界初録音は1924年頃に「オットー・クレンペラー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団」により行われた機械式録音です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound517」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No1_Klemperer_PhilharmoniaO_1957A.mp3(26.6MB
)

 なお,これはステレオ録音です。

ベートーベン:交響曲第8番
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団]
録音:1957年
(Toshiba EMI AA5131,B面)

 「ベートーベン:交響曲第8番」は1814年に作曲者自身の指揮で初演されましたが,世界初録音は,「フェリックス・ワインガルトナー指揮ロンドン交響楽団」(録音:1923.11),「カミロ・ヒンデブラント指揮ベルリン交響楽団」(発売:1924年頃),「フリーダー・ワイスマン指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団」(発売:1924年)のどれかではないかと言われております。そして,ほぼ同年代の1925年には「オットー・クレンペラー指揮ベルリン国立歌劇場管弦楽団」も発売されております。なお,これらはいずれも機械式録音によるものです。

<mp3ファイル
「OneDrive」中の「sound520」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_no8_Klemperer_PhilharmoniaO_1957B.mp3(25.4MB)


 なお,これはステレオ録音です。

シューベルト:歌曲集「冬の旅」
[ゲルハルト・ヒュッシュ(Br),ハンス・ウド・ミュラー(pf),マンフレッド・グルリット(pf)]
録音:1933年,1952年
(Shinseidou SGR8116,KING Record K32Y190)

 第二次世界大戦前のSPレコードは,直接,ラッカー盤に録音していたことから,直径30cmのSPレコード盤の収録時間は4分30秒程度だったそうです。このため,ドイツのバリトン歌手「ゲルハルト・ヒュッシュ」が1933年に”シューベルト:歌曲集「冬の旅」”を録音した際は,片面に収録できない曲に関し,普段,歌うよりは速くして歌ったそうです。このため,全体的に,この録音は速いテンポで歌っている感じがします。前述のごとく,ヒュッシュは第二次世界大戦後の1952年に来日し,コンサートを行いましたが,それ以外に,NHKにラジオ放送用の録音も行いました。この時,”シューベルト:歌曲集「冬の旅」”及び”シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」”の全曲を録音したのか,あるいは抜粋を録音したのか不明ですが,いずれにしろ,現在,残っているのはいずれも抜粋のみです。
 このため,この残っている抜粋(1952)と第二次世界大戦前に録音したもの(1933)を合わせて,”シューベルト:歌曲集「冬の旅」”を作成しました。これは第二次世界大戦前のものと比較して,テンポが遅くなっていることより,より,「冬の旅」らしくなっていると思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound733」中の以下のファイル
 第01曲〜第12曲:Schubert_Winterreise_Husch_Gurlitt_Muller_1952_1933A.mp3(35.3MB)
 第13曲〜第24曲:Schubert_Winterreise_Husch_Gurlitt_Muller_1952_1933B.mp3(28.4MB)

 ドイツ語の歌詞と日本語訳詞が「シューベルト歌曲対訳集」、神崎昭伍氏による日本語訳詞が「木川田誠氏のページ」,田辺とおる氏による日本語訳詞が「田辺とおる氏のページ」,藤井宏行氏による日本語訳が「梅丘歌曲会館」にあります。
シューベルト:歌曲集「白鳥の歌」
[ゲルハルト・ヒュッシュ(Br),マンフレッド・グルリット(pf)]
録音:1952年
(Shinseidou SGR8118,KING Record K32Y190)

 前述のごとく,ゲルハルト・ヒュッシュ(Br)が1952年に初来日した際,マンフレッド・グルリット(pf)の伴奏で,NHKにシューベルトの歌曲集「冬の旅」と歌曲集「白鳥の歌」を録音しましたが,全曲を録音したかどうかは不明で,かつ,現在は抜粋しか残っておりません。
 しかしながら,彼らは商業録音として,日本ビクターに歌曲集「白鳥の歌」を残し,SPレコードとして販売されました。なお,ヒュッシュはその後,小林道夫(pf)の伴奏で「白鳥の歌」の全曲録音を行い,LPレコードとして販売されましたが,小林氏が再発売を拒んでいるとのことで,現在は入手することができません。
 と言うことで,あまり意味はありませんが,ヒュッシュがNHKに録音した「白鳥の歌」8曲に,日本ビクターが録音した「白鳥の歌」全曲より6曲を加えて,全14曲の歌曲集「白鳥の歌」全曲としました。アルミニウム製円盤にビニール塗料を薄く塗布したビニコート盤に録音したもの(NHK)とSPレコードの再生音の違いを含めて,お楽しみ下さい。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound732」中の以下のファイル
 第01曲〜第14曲:Schubert_Schwanengesang_Husch_Gurlitt_1952.mp3(43.7MB)


 なお,歌詞及び日本語対訳はインターネット上の「シューベルト歌曲対訳集」をご覧下さい(第14曲の「鳩の使い」はなぜか,ページの下の方に載っています)。


前ページ クラシック音楽の紹介目次 mp3ファイル目次 Home(coocan) Home(Geocities) 次ページ