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LPレコード等(31)

初回:2012. 7. 1

 最近と言うか,ここ1,2年間は1960年代に録音されたものを中心として,大手レコード会社のCDが劇的に安くなりました。今年に入ってからでも,輸入盤ですが,トスカニーニ大全集(CDが84枚+DVDが1枚)が日本amazonで7,500円,私が先日入手したディートリッヒ・フィッシャー・ディスカウの11枚組のCDが2,290円でした。このような状況だと,インターネット上のWAVEファイルをダウンロードする時間と手間,激安のCDを比較すると,後者の方が気分的に良いですし,また,手間もかからないと思います。とすると,やはり,手軽にダウンロードでき,かつ,mp3プレーヤー等にも大量に入れられるmp3ファイルでしょうか。


モーツアルト:レクイエム
[カール・ベーム指揮ウィーン交響楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団,テレサ・シュティヒ・ランダル(S), イラ・マラニウク(A),ワルデマール・クメント(T),クルト・ベーメ(Bs)]
録音:1956年
(Nippon Phonogram FG-220,A面・B面)

 今から約1年前の2011. 3.11(金),東日本大地震が起き,それに伴う大津波により悲惨なことになりました。その後,1年経ちますが,復興はそれほど進んでは無いようです。その上,東日本大地震や大津波も全く予測できなかった地震学者達が,次は関東大震災だと騒いでおり,それも,世の中を暗くする一因になっています。さて,この東日本大震災で亡くなった2万人弱の方々を追悼してです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound719」中の以下のファイル
 A面:入祭文,キリエ,続誦(怒りの日,不思議なラッパ,みいつの大王,思い出させたまえ,判決を受けたのろわれた者よ,涙の日):Mozart_Requiem_Bohm_Vienna_so_1956A.mp3(29.0MB)
 B面:奉献文(主イエスよ,賛美のいけにえ),聖なるかな(万軍の天主であられる王,祝せられますように),神の子羊,聖体拝領誦:Mozart_Requiem_Bohm_Vienna_so_1956B.mp3(26.0MB)


レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1941年
(BMG Victor BVCC-7038)

 ”レスピーギ:交響詩「ローマの祭り」”は「ローマ三部作」(「ローマの噴水」,「ローマの松」及び「ローマの祭り」)の1つで,1928年に完成し,翌年の1929年にニューヨークにて「アルトゥーロ・トスカニーニ指揮ニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団」に初演され,大成功だったそうです。そして,その1ヶ月後にローマにて,ベルディーノ・モリナーリの指揮によりイタリア初演が行われ,その時も大成功だったそうです。レスピーギの妻は「夫の作品がこのホールで一度の口笛もなく受け入れられたのは初めてだった」と語っているそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound578」中の以下のファイル
 チルチェンセス・五十年祭・十月祭・主顕祭:Respighi_FesteRomane_Toscanini_PhiladelphiaO_1941.mp3(21.5MB)


 なお,この曲は上記の4つから成り立っていますが,切れ目なく演奏されます。

ブルックナー:交響曲第4番
[ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団]
録音:1960年
(Nippon Columbia OS-711-C,A面・B面)

 指揮者「ブルーノ・ワルター」の著作に「主題と変奏」がありますが,その中でブルックナーに関して,若い時からブルックナーの交響曲は指揮していたが,実際はよくわからなかった,しかしながら,ある時,大病を患い,それが治ったら,急にブルックナーの交響曲がわかるようになったと言う話が書かれています。また,ワルターは第二次世界大戦中から米国で活動するようになりましたが,その際,米国ではブルックナーの交響曲は人気が無いのに,かなりの回数を指揮したが,聴衆は多くはなかったそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound723」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:Bruckner_Symphony_No4_Walter_ColumbiaO_1960A.mp3(31.5MB)
 第3・第4楽章:Bruckner_Symphony_No4_Walter_ColumbiaO_1960B.mp3(29.1MB)

 なお,これはステレオ録音です。

チャイコフスキー:交響曲第6番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1942年
(BMG Victor BCC-7038)

 「チャイコフスキー:交響曲第6番」の標題は「悲愴」ですが,この由来として,彼の弟のモデストが初演の翌日に「悲劇的」という表題を提案したが,チャイコフスキーはこれを否定し,次に弟が口にした「悲愴」という言葉に同意したと伝えています。しかしながら,これはモデストの創作とのことで,実際は自筆譜及び楽譜の出版をしていたピョートル・ユルゲンソン宛のチャイコフスキーの手紙などで,少なくとも曲が完成した9月には自分でこの題名を命名していたのだそうです。また,この標題は初演のプログラムに副題は掲載されていますが,チャイコフスキーが楽譜の出版者ピョートル・ユルゲンソンユルゲンソンに初演の2日後に送った手紙で「Simphonie Pathe'tique」という副題をつけて出版することを指示しているそうです。
 また,第4楽章の速度指示は自筆譜では「Finale. Adagio lamentoso - Andante - Andante non tanto」となっていますが,この曲を再演した際に指揮をしたエドゥアルド・ナープラヴニークにより「Andante non tanto」が「Adagio lamentoso」と書き換えられているのだそうです。ただし,曲者自身が指揮を行った初演のプログラムでも,第4楽章については「アダージョ・ラメントーソ」と書かれており,チャイコフスキーが変更を承知していたとも考えられるそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound579」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Tchaikovsky_Symphony_No6_Toscanini_PhiladelphiaO_1942.mp3(39.0MB)


ヘンデル:オルガン協奏曲第1番
[エリック・チャドウィック(org),イヴリン・ロスウェル(ob),ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団]
録音:1958年
(Teichiku Records UDL-3085-Y,B面)

 ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(Georg Friedrich Handel)はドイツ生まれの作曲家ですが,イギリスに帰化したことから,ジョージ・フリデリック・ハンデル(George Frideric Handel)と呼ぶべきであり,かつ,イギリス人と言うべきだと思います。しかしながら,「ドイツ万能主義」,「世界に冠たるドイツ」と思っているドイツ人音楽学者達により,ヘンデルは未だにドイツ人とされています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound711」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Handel_OrganConcerto_No1_Roswell_Barbirolli_Halle_O_1958B.mp3(7.75MB)


 なお,これはステレオ録音です。
フォーレ:バイオリンソナタ第1番
[ジャック・ティボー(vn),アルフレッド・コルトー(pf)]
録音:1929年
(EMI MONO CDH7630322)

 ガブリエル・フォーレ(1845〜1924)は教会オルガニストであり,素晴らしい「レクイエム」の作曲者であることから,敬虔なカトリック教徒というイメージが強いですが,実際は,結婚前は享楽的な生活を,結婚後も多数の不倫を行っていたようです。すなわち,1883年に彫刻家エマニュエル・フルミエの娘,マリーと結婚した後も,90年代前半は後にドビュッシー夫人となったエンマ・バルダックと,90年代後半はイギリスの楽譜出版社の夫人のアディーラ・マディソンと関係を持ち,そして1900年「プロメテ」初演時にアルフォンス・アッセルマン(ハーピスト・作曲家)の娘,マルグリット・アッセルマンと出逢い,その後,彼女を生涯旅行などに付き添わせるといった愛人たちとの交際を続けたそうです。
 さて,「フォーレ:バイオリンソナタ第1番」は,結婚する前に作曲されたもので,当時はマリアンヌ・ヴィアルドと恋愛していたそうで,マリアンヌの弟ポール・ヴィアルドに献呈されています。そして1877年にマリー・タヨーのバイオリン,作曲者のピアノで初演されました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound729」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Faure_ViolinSonata_No1_Thibaud_Cortot_1927.mp3(20.1MB)


J.S.バッハ:主よ人の喜びよ
[ディヌ・リパッティ(pf)]
録音:1950年
(EMI CDH7698002)

 ディヌ・リパッティ(1917〜1950)は,ルーマニアのピアニスト兼作曲家ですが,白血病[注:実際は悪性リンパ腫(ホジキン病)]で倒れ,33歳と若くして亡くなったことで有名です。氏は病身をおしてコンサートに出演しましたが,その際,当時,非常に高価だったステロイド(コーチゾン)の注射して,ようやっと演奏していたそうです。また,ステロイド入手のため,演奏家達がお金を集めたと言う美談も残っています。
 「バッハ:主よ人の喜びよ」は「バッハ:カンタータ第147番」の一部をピアノ用に編曲したものです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound600」中の以下のファイル
 Bach_Jesu_bleibet_meine_Freude_Lippatti_1950_effect.mp3(3.17MB)


 なお,この録音は響きが少なかったため,リヴァーブを掛けて,響きを豊かにしております。

R.シュトラウス:交響詩「死と変容」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1941年
(BMG Victor BCC-7038)

 R.シュトラウス(1864〜1949)は1888年,交響詩「死と変容」の作曲を開始し,1889年に完成しました。そして,初演は翌年の1890年にアイゼナハ音楽祭において,アイゼナハ市立劇場にてシュトラウス自身の指揮で行われました。
 シュトラウスは生来病身で,20歳を過ぎた頃には重病を患い,たびたび死の危機に直面したこともあったそうで,この交響詩は当時のシュトラウス当時の心境を音化したものであるといわれています。そして,この交響詩が作曲された時点では標題は持っていなかったのですが,完成後にこの交響詩に感激した詩人のアレクサンダー・リッターに,作品の内容を伝えてそれを詩にすることを依頼しました。完成された詩は詩人の名を伏せて総譜の冒頭に掲げられることとなりました。すなわち,この手の標題がある曲は,まず,詩や戯曲,あるいは,小説があってそれを音化するものなのですが,この曲は,シュトラウスの心の中に内容があって,それを音化し,その後,それを言葉にしたものと言う訳です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound580」中の以下のファイル
 Strauss_R_Death&Transfiguration_Toscanini_PhiladelphiaO_1941.mp3(21.6MB)


ベートーベン:交響曲第9番
[カール・ベーム指揮ウィーン交響楽団,ウィーン国立歌劇場合唱団,テレサ・スティヒ・ランダル(S),ヒルデガル・レッセル・マイダン(A),アントン・デルモータ(T),パウル・シェフラー(Br)]
録音:1957年
(Nippon Phonogram FG-9,A面・B面)

 ヨーハン・クリストフ・フリードリヒ・フォン・シラー(1759〜1805)はドイツの劇作家・詩人で,戯曲として,「群盗,たくらみと恋,ドン・カルロス,ヴァレンシュタイン三部作,オルレアンの少女,メッシーナの花嫁,ヴィルヘルム・テル」等は和訳で読むことができますが,劇の上演はほとんど行われておらず,これらの劇の内容を知っている人はほとんどいないのではと思います。また,詩の日本語訳もありますが,これも読んでいる人はほとんどいないと思います。と言うことで,日本で最も知られているシラーの作品は,「ベートーベン:交響曲第9番」の第4楽章の「歓喜の歌」の歌詞だと思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound597」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:BeethovenSymphony_No9_Bohm_Vienna_so_1957A_B01.mp3(25.2MB)
 第3・第4楽章:BeethovenSymphony_No9_Bohm_Vienna_so_1957A_B02.mp3(36.6MB)

 なお,第4楽章後半で歌われる「歓喜の歌」ですが,これの独和対訳はインターネット上の百科事典「WikiPeidia」をご覧下さい。また,これはステレオ録音(もしかして,擬似ステレオ?)です。
ベートーベン:交響曲第6番
[ブルーノ・ワルター指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1936年
(Nippon Bruno Walter Society BWS-1021)

 指揮者のブルーノ・ワルター(1876〜1962)は,トーマス・エジソンが蓄音機を発明した前年に生まれ,最初は歌劇場の指揮者として,後に,オーケストラの指揮者として活躍し,録音も多数残しております。現存しているワルター指揮のレコードは1923年に行われた機械式吹き込みによるものですが,1900年にベルリンフィルハーモニー管弦楽団を指揮して「ビゼー:カルメン」からの3曲を録音したそうです。勿論,これも機械式録音です。
 しかしながら,ワルターの録音が日本で有名になったのは,第二次世界大戦直前にウィーンフィルハーモニー管弦楽団を指揮して多数の録音を残したからです(これは勿論,電気式録音によるSPレコードです)。この時の録音は,LP時代は勿論,CD時代になっても,繰り返し,その覆刻盤が発売されています。その中で,今でも代表的な名演と言われている「ベートーベン:交響曲第6番」です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound744」中の以下のファイル
第1〜第5楽章:Beethoven_Symphony_No6_Water_Vienna_po_1936A._LowNoise.mp3(35.0MB)


 なお,これは所謂SPノイズが強いので,SPノイズ軽減ソフト「LRISpMmpMra.exe」にてSP雑音を低減しております。


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