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LPレコード等(30)

初回:2012. 7. 1

 最近はインターネット上で,曲の著作権及び演奏の著作隣接権が切れたCDからリッピングしたWAVEファイルが大量にupされているホームページが増えたほか,Googleが運営しているYoutube上では,TV放送から録画したものやDVD等から作成された著作権法違反と思われる実況録画映像ファイルが大量に観ることができる時代になっていますが,本ページは相変わらず,曲の著作権及び演奏の著作隣接権が切れた録音から作成したmp3ファイルです。すなわち,本ページの目的は,クラシック音楽をより多くの人に気軽に聴いてもらうために私の好きな曲や演奏をを紹介することが目的であり,もし,曲や演奏が気に入ったら,CD等を入手し,日本経済に発展に寄与しましょうと言う立場です。


プッチーニ:歌劇「トスカ」
[ヴィクトール・デ・サバータ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団,ジュゼッペ・ステファーノ(T),ティト・ゴッビ(Br)]
録音:1953年
(Toshiba EMI CC30-3333/34)

 ”プッチーニ:歌劇「トスカ」”は,サラ・ベルナールが主役を演じたヴィクトリアン・サルドゥの戯曲「トスカ」を歌劇用の台本にしたものに作曲されたものです。サラ・ベルナールは「聖なるサラ」との綽名もある19世紀の最も有名な女優で,1905年の南米ツアー中のリオデジャネイロでこの「トスカ」の上演中に,最後に城壁から飛び降りた際,右ひざに重傷を負ってしまい,それが原因で,その10年後には足を切断することになりました。しかしながら,氏の声と台詞の抑揚は素晴らしかったそうで,車椅子の状態でも舞台に出ていたのだそうです。氏の録音はシリンダーの形であり,また,映画にも出演したそうですが,私は音も映画も未聴・未見です。しかしながら,今日,サラ・ベルナールの名前で最も有名なのは,アルフォンス・ミュシャ制作のポスター「ジスモンダ」ではないでしょうか。このポスターはミッシャ展に行くと,よく見かけます。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound583」中の以下のファイル
 第1幕:Puccni_Tosca_Act1_Sabata_ScalaTheaterO_1953.mp3(39.0MB)
 第2幕:Puccni_Tosca_Act2_Sabata_ScalaTheaterO_1953.mp3(36.4MB)
 第3幕:Puccni_Tosca_Act3_Sabata_ScalaTheaterO_1953.mp3(23.6MB)


 なお,歌詞の伊和対訳ですが,「オペラ対訳プロジェクト」をご覧下さい。
 なお,この話,第1幕は昼間,第2幕はその日の夜,第3幕は翌日の朝と,1日も経っていない中でのできごととなっています。また,時代背景として,中小国家が沢山あったイタリアが舞台で,そこにナポレオンが攻めてきて,これらの国家体制を破壊しようとしている時です。
ベートーベン:歌劇「フィデリオ」
[ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団,同合唱団,Kirsten Flagstad(S), Rene Maison(T), Alexander Kipnis(Bs), Julius Huehn(Br), Marita Farell(S), Karl Laufkoetter(T), Herbert Janssen(Br)]
録音:1941年,Live
(Guild GHCD2269/70)

 日本文学者のドナルド・キーン(1922〜)は,1941年にメトロポリタン歌劇場で行われた公演”ベートーベン:歌劇「フィデリオ」”(ブルーノ・ワルター指揮)の客席にいたそうで,その時の様子が氏の書いた文章の中で生き生きと描かれています。ワルターは1938年にオーストリアがナチス・ドイツに併合されたことより,命に危険を感じてウィーンを出てスイスのルガーノへ逃れてフランスの国籍を取得,1939年に第二次世界大戦が勃発して欧州での戦火が激しくなると,今度はアメリカへと逃れたそうです。その間に,長女がナチスの夫により殺害されたと言う悲劇もありました。すなわち,ワルターはナチス・ドイツの犠牲者だった訳で,そのワルターが,これまた,虐げられた人々の歌劇を指揮すると言うことで,開幕前から異常な雰囲気だったそうです。そして,第2幕のレオノーレ序曲第3番の演奏後は20分間も拍手が続いたのだそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound536」中の以下のファイル
 第1幕第1場:Beethoven_Fidelio_Act1_Scene1_Walter_MetropolitanOperaO_1941_effect.mp3(28.3MB)
 第1幕第2場:Beethoven_Fidelio_Act1_Scene2_Walter_MetropolitanOperaO_1941_effect.mp3(34.0MB)
 第2幕第1場:Beethoven_Fidelio_Act2_Scene1_Walter_MetropolitanOperaO_1941_effect.mp3(28.5MB)
 第2幕第2場:Beethoven_Fidelio_Act2_Scene2_Walter_MetropolitanOperaO_1941_effect.mp3(25.0MB)


 また,この歌劇の粗筋はインターネット上の百科事典「Wikipedia」をご覧下さい。なお,この録音は残響がほとんど無かったので,響きを加えています。
コレルリ:オーボエ協奏曲
[イヴリン・ロスウェル(ob),ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団]
録音:1957年
(Teichiku Records UDL-3085-Y,A面)

 アルカンジェロ・コレルリ(1653年〜1713年)はイタリアのバイオリニスト兼作曲家で,ビバルディより25年,バッハやヘンデルより32年年長にあたるそうで,代表作としては48曲のトリオ・ソナタと,12曲のバイオリンと通奏低音のためのソナタ,12曲の合奏協奏曲が上げられます。このコレルリ作曲の中の「バイオリンと通奏低音のためのソナタ集XII」より,ジョン・バルビローリが編曲してオーボエ協奏曲としたものです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound708」中の以下のファイル
 第1〜第5楽章:Corelli_Oboe_Concerto_Roswell_Barbirolli_Halle_O_1957A.mp3(8.65MB)


 なお,これはステレオ録音です。

ベートーベン:弦楽四重奏曲第7番
[カペー四重奏団]
録音:1928年
(東芝EMI TOCE6170)

 ロシア帝国のアンドレイ・キリロヴィッチ・ラズモフスキー伯爵は,ウィーン駐在オーストリア大使でしたが,芸術の愛好家で,バイオリンの名手でもあったそうです。1808年からは自邸に弦楽四重奏団(第1バイオリン:イグナーツ・シュパンチック,第2バイオリン:ルイス・ジーナ,ビオラ:フランツ・ヴァイス,チェロ:ヨーゼフ・リンケ)を抱える程で,時々,第2バイオリンを担当することもありましたが,1814年の大晦日,ラズモフスキー邸は失火により焼失してしまい,この弦楽四重奏団も消滅したそうです。このラズモフスキーがオーストリア大使だった時に,ベートーベンに3曲の弦楽四重奏曲の作曲を依頼し,1806年に完成したものが,所謂,「ラズモススキー弦楽四重奏曲第1番・第2番・第3番」です。この内の第1番が,「ベートーベン:弦楽四重奏曲第7番」です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound560」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No07_CapetSQ_1928.mp3(35.9MB)


モーツアルト:歌劇「魔笛」
[ブルーノ・ワルター指揮メトロポリタン歌劇場管弦楽団,Roberta Peters(S), B.Sullivan(T), Theodor Uppman(Br), Lucine Amara(S), Jerome Hines(BsBr), Laurel Hurley(S), Paul Franke(T), James McCracken(T), Albert Da Costa(T), Emilia Cundari(S)]
録音:1956年,Live
(Nippon Bruno Walter Society BWS-1018/19)

 モーツアルト:歌劇「魔笛」はジングシュピール(歌芝居)の一種で,歌と共に台詞を語るるものです。台本は興業主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダーが自分の一座のために書いたもので(シカネーダーは当時ヨーロッパ各地を巡業していた旅一座のオーナーです),モーツァルトとはザルツブルク時代からの知り合いであり,モーツァルトが所属したフリーメイソンの会員でもあったそうです。シカネーダーはウィーンの郊外にあるフライハウス内のヴィーデン劇場を管理し,一座の上演を行っていました。シカネーダーは,当時仕事がなく生活に困っていたモーツァルトに自分が書いた台本を渡して曲をつけることを依頼し,モーツァルトは1791年の 3月から 9月にかけて作曲を進め,プラハでの歌劇「皇帝ティートの慈悲」の上演のため中断を経て,9月28日に完成させました。当時,モーツアルトの妻コンスタンツェはバーデンへ湯治に出ており,モーツァルトは1人暮しをしていたため,シカネーダーは彼にフライハウス内のあずまやを提供したそうです。
 私がこの曲を初めて聴いたのはFM放送だったと思いますが,第1幕では夜の女王はザラストロに娘をさらわれた可哀想な女親だったのに,第2幕では夜の女王は悪者で,ザラストロこそ聖者であると言う話になり,ものすごく違和感を覚えたことを記憶しています。後で,同じような話が上演されたことにより,台本が途中で書き換えられたことを知り,なるほど,そう言う訳だったかと納得しました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound718」中の以下のファイル
 第1幕:Mozart_MagicFlute_Act1_Walter_MetropolitanOperaHouseO_1956AB_effect.mp3(63.8MB)
 第2幕:Mozart_MagicFlute_Act2_Walter_MetropolitanOperaHouseO_1956BCD_effect.mp3(74.1MB)


 なお,この録音は響きがほとんどなかったので,リヴァーブをかけて響きを豊かにしております。また,この曲の台本はドイツ語で書かれていますが,米国での上演のため,独語ではなく米語で歌われています(当時は歌劇場のある地域の言語に翻訳して歌うのが普通でした)。と言うことで,独和対訳ですが,イッターネット上の「オペラ対訳プロジェクト」を,また,粗筋に関しては,インターネット上の百科事典「Wikipedia」をお読み下さい。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第10番
[カペー四重奏団]
録音:1928年
(東芝EMI TOCE6170)

 「ベートーベン:弦楽四重奏曲第10番」は,1809年に作曲されたもので,第1楽章の随所にみられるピッチカートが使われており,その音から「ハープ」という愛称を持っています。
 リュシアン・ルイ・カペー(1873年〜1928年)は,フランスのバイオリニスト・室内楽奏者・音楽教師・作曲家で,フランス国内の著名なオーケストラとソリストとして共演した後,1896年から1899年までラムルー管弦楽団のコンサートマスターに就任,1899年から1903年までボルドー・聖セシリア協会でバイオリンを指導しました。1893年にカペー四重奏団を結成し,ソリストとしてのみならず,室内楽奏者としても成功しました。カペーは教育者としても一目置かれ,とりわけ運弓技術で名高かったそうで,弓職人のジョゼフ・アルチュール・ヴィニュロンと協力して,「リュシアン・カペー型」の弓を作り上げたそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound561」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No10_CapetSQ_1928.mp3(27.5MB)


レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」
[オットー・アッカーマン指揮フィルハーモニア管弦楽団・同合唱団,Elisabeth Schwarzkopf(S), Erich Kunz(Br), Nicolai Gedda(T), Emmy Loose(S)]
録音:1953年
(EMI CDH7695202)

 私は喜歌劇が好きで,その中でも,”J.シュトラウス2:喜歌劇「こうもり」”,”レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」”,”カールマン:喜歌劇「チャールダッシュの女王」”,”カールマン:喜歌劇「マリッツア伯爵令嬢」”が「四大オペレッタ」だと思っています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound703」中の以下のファイル
 第1幕:Lehar_MerryWidow_Act1_Ackermann_philharmonia_O_1953_effect.mp3(25.8MB)
 第2幕:Lehar_MerryWidow_Act2_Ackermann_philharmonia_O_1953_effect.mp3(33.1MB)
 第3幕:Lehar_MerryWidow_Act3_Ackermann_philharmonia_O_1953_effect.mp3(6.53MB)


 なお,この喜歌劇の粗筋は合唱団「ゼンガークライス」又は「オペレッタ普及委員会」をご覧下さい。また,この録音は響きが少なかったのでリヴァーブをかけて響きを豊かにしております。
ベートーベン:交響曲第5番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(MEMORIES MR2152)

 「ベートーベン:交響曲第5番」は,日本においては,全曲を聴いたことが無い人は沢山いると思いますが,その主題の「ダダダダー」のメロディを聴いたことが無い人はいないのではと思うほど有名です。特に,LP時代においては,「運命/未完成」と言うことで,多数の指揮者の録音が,「ベートーベン:交響曲第5番」をA面に,B面には「シューベルト:交響曲第8番」を収録したものがクラシック入門用として発売されていました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound547」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No5_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3(27.9MB)


 なお,これは響きが乾いていたので,リヴァーブを響きを豊かにしております。

アルビノーニ:オーボエ協奏曲ニ長調
[イヴリン・ロスウェル(ob),ジョン・バルビローリ指揮プロ・アルテ管弦楽団]
録音:1959年
(Teichiku Records UDL-3084-Y,A面)

 トマゾ・ジョヴァンニ・アルビノーニ(1671〜1751)は,イタリア・バロック音楽の作曲家ですが,現在でもよく演奏される曲と言えば「アルビノーニのアダージョ」位ではないかと思います。しかしながら,この曲はレモ・ジャゾットによる偽作なのだそうです(1958年に出版)。ここら辺は,「カッチーニ:アヴェ・マリア」と似ていますね。と言っても,こちらは1970年頃にソ連の音楽家ウラディーミル・ヴァヴィロフによって作られたものだそうですが,もしかして,このアルビノーニのアダージョを真似たものかもしれませんね。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound705」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Albinoni_OboeConcerto_D_major_Rothwell_Barbirolli_ProArte_O_1959A.mp3(7.32MB)


 なお,これはステレオ録音です。
シューベルト:交響曲第9番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1941年
(BMG Victor BVCC-7039)

 「シューベルト:交響曲第9番」は1825年に完成し,シューベルトは1826年にその楽譜をウィーン楽友協会へ献辞を添えて提出しましたが,わずかな謝礼こそ得たものの,演奏困難との理由で演奏されませんでした。そして,1828年にも同協会に提出しましたが,同様に演奏されなかったそうです。シューベルトの死後,彼の部屋は兄のフェルディナントにより管理され,その机の引き出しにはこの楽譜が入っていました。シューマンは1838年にシューベルトの墓を訪れ,更に,翌年,シューベルトの部屋を訪れて,この楽譜を観て,これをメンデルスゾーンに送って演奏することをフェルディナントに懇願し,ようやく許可を取り付けてメンデルスゾーンのもとに楽譜が届け,1839年に「メンデルスゾーン指揮ライピツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団」により初演されました。しかしながら,その際,メンデルスゾーンはかなりカットして演奏したと言われています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound574」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:Schubert_Symphony_No9_Toscanini_PhiladelphiaO_1941_01.mp3(23.5MB)
 第3・第4楽章:Schubert_Symphony_No9_Toscanini_PhiladelphiaO_1941_02.mp3(18.3MB)



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