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LPレコード等(29)

最終改訂:2012. 7. 1(初回:2012. 1.29)

 CDやLPレコード等とは異なり,WAVEファイルやmp3ファイルはハイファイオーディオ装置ではなく,パソコン(USB-DAC使用)や携帯型mp3プレーヤーあるいはスマートフォン等で聴くのが簡単で適していると思いますが,それらのヘッドフォン端子をオーディオ装置のAUX端子に接続して(ミニステレオプラグとRCAピンプラグが付いているケーブルが必要),聴くと言う方法もあります。この方法よりスマートではないかと思うのが,WAVE Recorderを使う方法で,私の場合,「ローランド:EDIROL R-09」を使う方法です。すなわち,これのヘッドフォン端子とオーディオ装置のAUX端子を接続して,聴くと言う訳です。勿論,その前に,SDカードにパソコン経由でWAVEファイルやmp3ファイルをコピーして,それをR-09に入れておかねばなりませんが。


ペルゴレージ:オーボエ協奏曲
[イヴリン・ロスウェル(ob),ジョン・バルビローリ指揮ハレ管弦楽団]
録音:1957年
(Teichiku Records UDL-3085-Y,A面)

 ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージは1710年に生まれ,1736年に26歳で亡くなったイタリアの作曲家で,歌劇「誇り高き囚人」の幕間劇として作曲された歌劇「奥様女中」と,「スタバート・マーテル」が名曲として知られています。
 彼が作曲したと言うか,彼が作曲した曲から選んで,それを組み合わせて,「オーボエ協奏曲」としたもの,すなわち,その出典は,
 第1楽章:「スターバト・マーテル」よソプラノとアルトのための二重唱「だれか悲しまざる者あらん」
 第2楽章・第4楽章: 「バイオリンと通奏低音のためのソナタ」より
 第3楽章:歌曲「なれ,我を愛し嘆くなら」
です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound710」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Pergolesi_Oboe_Concerto_Roswell_Barbirolli_Halle_O_1957A.mp3(8.63MB)


 なお,これはステレオ録音です。
フランク:バイオリンソナタ イ長調
[ジャック・ティボー(vn),アルフレッド・コルトー(pf)]
録音:1929年
(EMI MONO CDH7630322)

 セザール・フランクの「バイオリンソナタ イ長調」は,バイオリニストのウジェーヌ・イザイの結婚祝いとして作曲され献呈されたものだそうで,バイオリンソナタの傑作として,種々のバイオリニストが演奏し,また,多数の録音もあります。私も色々なバイオリニストの録音を持っておりますが,いつも聴くたびに違和感を覚えていました。そして,ようやく,心にすんなり入ってきたのに出会えたのが「ジャック・ティボー(vn),アルフレッド・コルトー(pf)」による録音でした。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound730」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Franck_ViolinSonata_in_A_major_Thibaud_Cortot_1929.mp3(24.7MB)

ベートーベン:弦楽四重奏曲第3番
[バリリ弦楽四重奏団]
録音:1952年
(MCA record WPCC-4102)

 ベートーベンの弦楽四重奏曲第3番は1798年に作曲されたものですが,第3番との番号にも関わらず,最初に作曲されたもので,実際は第1番に相当するものだそうです。ただし,ベートーベンはその前に弦楽四重奏で演奏する曲の作曲を色々と試みていたそうで,「メヌエット 変イ長調 Hess 33」(1790年?),弦楽四重奏曲 ホ長調 Biamonti 281(断片)(1793年),前奏曲とフーガ ハ長調(弦楽四重奏)Hess 31(1794年?),前奏曲とフーガ ヘ長調(弦楽四重奏)Hess 30(1794年?),前奏曲の終結部 ニ短調 Hess 245(断章)(1795年?)等が残されています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound586」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No03_BarylliSQ_1952.mp3(21.0MB)


ベートーベン:弦楽四重奏曲第1番
[ブッシュ弦楽四重奏団]
録音:1951年
(Shinseidou SGR-8518)

 「ブッシュ弦楽四重奏団」と言えば,SPレコード時代に活躍したドイツの弦楽四重奏団と言うイメージが強烈ですが,実は第二次世界大戦後の1951年まで活動していました。その1951年にはドイツの放送局で5曲が録音されました。その時にはテープレコーダーで録音する時代になっていたので,これらの録音はいわゆるSP雑音がものとなっています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound572」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No01_BuschSQ_1951.mp3(23.5MB)

ベートーベン:交響曲第4番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(MEMORIES MR2151)

 アルトゥーロ・トスカニーニは,1937.12.25にニューヨークの「ロックフェラーセンター」内の「ラジオシティ8Hスタジオ」にて,彼のために作られたオーケストラ「NBC交響楽団」で第1回目の放送用コンサートを行いました。このスタジオの座席数は1,200席で,入場料は無料でしたが,抽選のためキップの入手は極めて難しかったそうです。トスカニーニとNBCとの契約は,この最初の年は年10回の放送用コンサートの指揮を,その後の3年間は年13回の放送用コンサートを行うと言うものでしたが,それ以外に,放送とは直接関係ない特別コンサートのほか,レコード用の録音も行ないました。
 1939年の5月に,トスカニーニはBBC交響楽団とのベートーベン連続演奏会にて,交響曲全曲,荘厳ミサ曲,コリオラン序曲等を指揮し,絶賛されたそうです。そして,同年10月〜12月にNBC交響楽団とのベートーベン連続演奏会が行われ,交響曲全曲,コリオラン序曲等の放送用コンサートを指揮しました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound546」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No4_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3(30.7MB)


 なお,これは響きがあまりに少なかったので,リバーブをかけて音を豊かな感じにさせています。
メンデルスゾーン:交響曲第4番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1954年
(RVC RCCD-1007)

 ドイツは緯度が高い場所にあるせいか,ドイツ人にとって,イタリアは憧れの国だったようで,ワイマール公国の宰相だったヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは,36歳の時に2年間,イタリアに行き,それは,紀行文「イタリア紀行」に結実しています。
 これはフェリックス・メンデルスゾーンの場合も同様で,1830年から1831年に半年間程,イタリアに旅行し,その間に着想を得て作曲に取りかかったのが,交響曲第4番「イタリア」です。しかしながら,これは旅行中には仕上がらずに中断し,1833年に再開,完成しました。同年,英国での初演され,その後,改訂が行われましたが,結局,未完で終わり,現在,演奏されているものはその初演稿だそうです。なお,この曲の番号は第4番ですが,実際は第3番に相当するのだそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound581」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Mendelssohn_Symphony_No4_Toscanini_NBCso_1954.mp3(23.6MB)


ベートーベン:弦楽四重奏曲第14番
[ロゼー四重奏団]
録音:1928年
(Shinseidou SGR-8501)

 アルノルド・ロゼーは,1881年から1938年までの57年間,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務め,また,ロゼー四重奏団の第1バイオリンとして活動したバイオリニストです。その演奏スタイルは,ヴィブラートを抑制しつつ絹のように繊細な音色と高度なボーイング技術によって,まさに高潔といえる演奏を成し遂げていると言われています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound535」中の以下のファイル
 第1〜第7楽章:Beethoven_StringQuartet_No14_RoseSQ_LowNoise_1928.mp3(34.4MB)


 なお,これはフリーソフト「LRISpMmpMra.exe」にて,いわゆるSP雑音を低減させております。

シューベルト:ガスタイン交響曲ハ長調
[ファリックス・プロハスカ指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団]
録音:1951年
(King Record KICC2009)

 1825年,フランツ・シューベルトは熱望していた北オーストリアに旅行し,「グムンデン・ガシュタイン交響曲」を作曲したそうですが,この楽譜は現在のところ発見されず,これは現在では,「交響曲第9番ハ長調」ではないかと言われています。 一方,シューマンは,「シューベルト:四手のためのピアノソナタ ハ長調『大二重奏曲』」は交響曲をピアノに編曲したものと言ったことから,バイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムがその曲をオーケストレーションしました。これが現在,言われている「ガスタイン交響曲」です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound737」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Schubert_GasteinSymphony_Prohaska_ViennaStateOperaO_1951.mp3(32.1MB)


映画:グレート・ワルツ
[ミリツァ・コージャス(S)]
録音:1938年
(アイ・ヴィ・シー IVCF-120)

 ミリツァ・コージャス(Miliza Korjus)は第二次世界大戦前に活躍したコロラトゥーラ・ソプラノで,ヨハン・シュトラウス2世の生涯を描いた映画「素敵な円舞曲」に,ウィーン宮廷歌劇場のプリマドンナ役で出演し,その中で何曲もの素晴らしい歌を歌ったことから有名になりました。
 ヨハン・シュトラウス2世の生涯を描いたと言っても,話自体は完全な創作だと思いますが,円舞曲「ウィーンの森の物語」・「美しき青きドナウ」等の曲の誕生の秘密みたいなものもあって,曲を知っている人には楽しめるものだと思います。あ,演奏されている曲のほとんどはヨハン・シュトラウス2世の曲か,それを編曲したものだと思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound592」中の以下のファイル
 (1)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus01_1938.mp3(7.70MB)
 (2)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus02_1938.mp3(3.84MB)
 (3)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus03_1938.mp3(4.05MB)
 (4)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus04_1938.mp3(5.19MB)
 (5)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus05_1938.mp3(4.29MB)
 (6)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus06_1938.mp3(1.15MB)
 (7)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus07_1938.mp3(3.08MB)
 (8)GreatWaltz_Duvivier_MilizaKorjus08_1938.mp3(2.02MB)


J.シュトラウス2:喜歌劇「こうもり」
[ザイドラー・ウィンクラー指揮グラモフォン管弦楽団,Emilie Herzog(S),Marie Dietrich(S),Elisabeth Dommel(S),Ida von Scheele-Muller(Ms),Robert Philipp(T),Julius Lieban(T),Adalbert Lieban(T),Alfred Arnord(Br),Max Begemann(Br),Hermann Vallentin]
録音:1907年
(Wing WCD12, WCD13)

 ここ20,30年間は,時代楽器(所謂,オリジナル楽器),時代奏法,時代五線譜読み等を標榜したオーケストラや奏者が幅をきかせる時代になっていますが,それは文献での研究や,奏者の先生達が考えたものをそのままあるいは改良して行っていることが多いようです。しかしながら,レコードの歴史はエジソンによる1877年のフォノグラフの発明から始まりましたので,その後は,音楽の録音もある訳で,それを研究し,楽器の音や奏法,あるいは,楽譜の読み方等を研究することも重要だと思います。勿論,その頃の録音は,例えば,バイオリンは普通のバイオリンではなく,音を大きくするためにメガホンを付けたものを使用等,普段とは違うものであったこと,録音時間の制約によりテンポを変えた可能性もあること等,残っているSPレコードの回転数に関して,よくわからないことが多いこと,すなわち,音の高さ(ピッチ)や速度はあまりあてにならないこと等,種々のことを十分に考慮しなければなりませんが。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound743」中の以下のファイル
 第1幕:Strauss_J2_DieFledermaus_Act1_Seidler-Winkler_Grammophon_O_1907.mp3(22.6MB)
 第2幕:Strauss_J2_DieFledermaus_Act2_Seidler-Winkler_Grammophon_O_1907.mp3(29.7MB)
 第3幕:Strauss_J2_DieFledermaus_Act3_Seidler-Winkler_Grammophon_O_1907.mp3(20.8MB)


 ヨハン・シュトラウス2:喜歌劇「こうもり」”の初演は1874年で,この録音はその33年後の演奏ですので,十分に初演当時の雰囲気を残しているのではないかと思っています。私はこれを聴いて,なあんだ,当時の演奏も今の演奏とほとんど同じで,現代楽器による今の演奏は十分にヨハン・シュトラウス2の楽譜を反映しているのだと思いました。
 なお,この録音では序曲はその一部が省略されています。 また,歌詞の独和対訳はインターネット上の「オペラ対訳プロジェクト」をご覧下さい。


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