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LPレコード等(27)

初回:2012. 1.29

 昨年(11/18〜11/24)の関西地方への旅行では,ホテルに入ってからは時間つぶしに,持参したネットパソコンを有線LANにつなげて,インターネット上のYoutubeのマーラーやベートーベンの交響曲のコンサートの実況録画映像を沢山,観ました。
 私もオーケストラのコンサートの映像はLDやDVD,あるいは,TVで放映されたものをVHSテープで録画したもの等で大量に持っていますが,今回,わかったことは,やはり。好きな指揮者か,指揮姿が格好が良い指揮者の映像に限ると言うことです。例えば,「オットー・クレンペラー指揮ニューフィルハーモニア管弦楽団」による「ベートーベン:交響曲全集」の映像では,クレンペラーが歳とってまともな状態でないこともあるでしょうが,指揮姿が頼りない上に,口を開けっぱなし指揮しているのがものすごい違和感で,その上,指揮と出てくる音がマッチしていないのですね。この状態で,よく,オーケストラが音を出せるものだと感心しました。後,マーラーの交響曲では色々な指揮者の映像を観ましたが,私の好きな指揮者が1人もいなかったこともあり,音だけで十分と言うか,映像はかえって邪魔だと思いました。
 ちなみに,私が好きな指揮者の映像では「トスカニーニ指揮NBC交響楽団」による10枚組LD,「カルロス・クライバー指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団」によるニューイヤ・コンサートのLD,「バーンスタイン指揮ロンドン交響楽団・ウィーンフィルハーモニー管弦楽団」等による「マーラー:交響曲第2・8番」のLD等です。
 クラシック音楽の映像では,これ以外に,(1)協奏曲や室内楽,器楽のコンサート映像,(2)歌劇の映像,(3)声楽曲の映像,(4)バレエの映像等がありますが,(1)(3)(4)では若くて綺麗な女性の映像,(2)では台本にあった衣装と演出かつ若くて綺麗な女性の映像で観たいです。


モーツアルト:弦楽四重奏曲第19番
[カペー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(Toshiba EMI TOCE6169)

 モーツアルトは1782年12月31日から1785年 1月14日にかけて6曲の弦楽四重奏曲を作曲し,ハイドンに献呈しました。そして,モーツァルトは1785年 1月15日と 2月12日に,ハイドンをウィーンの自宅に招き,これらの新曲を披露しました。ハイドンはそこで大きな感銘を受け,同席したモーツァルトの父レオポルト・モーツァルトに「神と私の名誉にかけて申し上げる。あなたのご子息は,私の知る,あるいは評判で知っている全ての作曲家のうちで最も偉大な方です。彼は優れた趣味を持ち,更に最も優れた作曲の知識を持っています」と最大級の賛辞を述べたそうです。
 この6曲の中の最後の曲が”第19番ハ長調「不協和音」”で,第1楽章の冒頭22小節に,極めて大胆な和声効果を持つ序奏が置かれていることから「不協和音」の愛称で知られています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound565」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Mozart_StringQaurtet_No19_CapetSQ_1928.mp3(29.9MB)

ブルックナー:交響曲第8番
[フランツ・コンヴィツニー指揮ベルリン放送交響楽団]
録音:1959年
(Wetitblick SSS0012-2)

 ブルックナーは1887年に交響曲第8番を完成させ,交響曲第7番のミュンヘン初演を行った指揮者ヘルマン・レヴィに総譜を送ったところ,「私はこれから何もつかむことはできない。ことに終楽章にいたってはお手上げである」と演奏することを拒否したそうです。その後,ブルックナーはこの曲を大幅に改訂し,1892年にハンス・リヒター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団により初演が行われましたが,それは大成功で,ブルックナーは各楽章が終わるごとに舞台に上がって挨拶したそうです。そして,ブルックナーは感謝の印にと,できたてで湯気がたっているドーナツ48個をトレイにのせて,指揮者リヒターに労をねぎらったそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound720」中の以下のファイル
 第1・2楽章:Bruckner_Symphony_No8_Konwitschny_BerlinRadioBroadcast_so_1959_effect01.mp3(26.8MB)
 第3・4楽章:Bruckner_Symphony_No8_Konwitschny_BerlinRadioBroadcast_so_1959_effect02.mp3(47.5MB)


 なお,これはステレオ録音です。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第10番
[ロゼー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(Shinseidou SGR-8502)

 アルノルト・ロゼーは,1881年から1938年までウィーン宮廷歌劇場とウィーン・フィルの第1コンサートマスターとして活躍したほか,ロゼー弦楽四重奏団を組織し,1890年11月11日には,ブラームスの弦楽五重奏曲第2番を初演しました。ロゼーの演奏スタイルはヴィブラートを抑制したもので,かのフリッツ・クライスラーがウィーン・フィルの入団試験を受験した際に,審査員だったロゼーが「音楽的に粗野」,「初見演奏が不得手」という理由で失格させたことは有名です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound533」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No10_RoseSQ_LowNoise_1928.mp3(22.4MB)


 なお,これは,SP雑音軽減ソフト「LRISpMmpMra」にて,雑音軽減を行っています。また,この曲は1809年に作曲されたもので,第1楽章の随所に現れるピッツィカートの動機から,「ハープ」というあだ名がつけられたのだそうです。
ベートーベン:コリオラン序曲
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団]
録音:1957年
(Toshiba EMI AA5135,B面)

 ベートーベンは,友人で,ウィーンの宮廷秘書官を務め詩人でもあったヨーゼフ・コリンの戯曲「コリオラン」を観て「コリオラン序曲」を作曲したそうです。このコリンの戯曲は,「プルタルコス:英雄伝 対比列伝」中の「コリオラヌス伝」を元に作ったそうですが,同様なものに「ウィリアム・シェイクスピア:コリオレイナス」があります。
 あ,話は以下のもののようです。
 過去の戦功に免じてローマからの追放刑となったコリオレイナスは,ヴォルサイ人とヴォルサイ人の将軍オーフィディアスのもとへ行き,ヴォルサイ軍を率いて,ローマ支配下の都市を次々と落として行くが,母,妻と子,また,もうひとりのローマ女性とともにコリオレイナスを訪ね,母である都市ローマを滅ぼさないでくれと嘆願される。母の嘆願に心を動かされたコリオレイナスは独断で和平を結ぶ。ヴォルサイの都市に戻ったコリオレイナスは,しかしオーフィディアスの放った刺客に裏切り者として暗殺される。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound527」中の以下のファイル
 Beethoven_Colioran_Overture_Klemperer_PhilharmoniaO_1957B.mp3(7.34MB)


 なお,これはステレオ録音です。
ハイドン:弦楽四重奏曲第17番
[レナー弦楽四重奏団]
録音:1927年
(OngakuShuppansha CDCP2003)

 「ハイドン:弦楽四重奏曲第17番」は「セレナード」と綽名が付いているもので,昔は結構,演奏された曲ですが,昨今は,例によって音楽学者達が「これはハイドン作ではなく,ハイドンと同時代のロマン・ホフシュテッターという人の作品だ」としたことから,近年はあまり演奏されなくなっているそうです。ここらへんは,聴衆達のブランド志向の為とも言えますが,別に,ハイドン作がホフシュテッター作になろうが,曲自体が変わるものではないと思っています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound593」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Haydn_StringQuartet_No17_LenerSQ_1927.mp3(13.5MB)


ベートーベン:交響曲第6番
[ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団]
録音:1958年
(Nippon Columbia OS-194,A面・B面)

 第二次世界大戦前にSPレコードに録音している指揮者の中で,日本国内で最も有名だったのはブルーノ・ワルターではないかと思います。氏がウィーンフィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音した「ハイドン:交響曲第100番」,「モーツアルト:セレナード第13番」,「ベートーベン:交響曲第6番」,「シューベルト:交響曲第8番」等のSPレコードは「至高の名演」とされ,LP時代は勿論,CD時代になっても覆刻されて聴かれています。また,これらの曲のほとんどは,モノラル録音時代にはニューヨークフィルハーモニック等と,ステレオ録音時代になってからはコロンビア交響楽団を指揮して再録音あるいは再々録音されています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound516」中の以下のファイル
 第1〜第5楽章:Beethoven_Symphony_No6_Walter_Columbia_so_1958A_B.mp3(37.4MB)


 なお,これはステレオ録音です。
チマローザ:オーボエ協奏曲
[イヴリン・ロスウェル(ob),ジョン・バルビローリ指揮プロ・アルテ管弦楽団]
録音:1959年
(Teichiku Records UDL-3084-Y,B面)

 ドメニコ・チマローザ(1749年〜1801年)はイタリアの作曲家で,全部で70曲程の歌劇のほか,レクイエム,オラトリオ,チェンバロ・ソナタ,オーボエ協奏曲等を作曲しましたが,歌劇で現在でも上演されるのは「秘密の結婚」位だと思います。彼の曲は美しい旋律が特長で,文学者では,ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテのほか,スタンダールが彼の音楽を賞賛しています。
 このチマローザが作曲した「オーボエ協奏曲」です。と言っても,これはアーサー・ベンジャミンが「チマローザ:チェンバロソナタ第29・31・23・24番」を編曲してオーボエ協奏曲としたものなのですが。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound709」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Cimarosa_OboeConcerto_Rothwell_Barbirolli_ProArte_O_1959B.mp3(9.95MB)


 なお,これはステレオ録音です。また,イヴリン・ロスウェルはジョン・バルビローニの妻で,これは夫婦共演と言う訳です。
フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調
[カペー弦楽四重奏団,マルセル・シャンピ(pf)]
録音:1928年
(Toshiba EMI TOCE6174)

 セザール・フランクは1822年にベルギーのリエージュで生まれ,1834年にリエージュ音楽院を卒業し,1835年には両親や弟と共にパリに移住,1837年にパリ音楽院に入学し作曲・ピアノ・オルガン等を学び,その後は,ピアノ教師,教会オルガニスト及び作曲家としてつつましい生活を送ったそうです。1871年にはサン=サーンス,フォーレらと共にフランス国民音楽協会の設立に加わり,1872年にパリ音楽院の教授に迎えられました。最晩年の1885年頃から「ピアノと管弦楽のための交響的変奏曲」(1885),「バイオリンソナタ イ長調」(1886),「交響曲ニ短調」(1888),交響詩「プシュケ」(1888),「弦楽四重奏曲ニ長調」(1890)等,現在よく知られる代表作を次々に作曲し,1890年,パリで馬車との接触事故で腹膜炎を起こし,亡くなりました。

 しかしながら,勿論,1885年以前の作品でも,時々,演奏されるものはあり,その1つが「ピアノ五重奏曲ヘ短調」(1879)です。この曲は「三大ピアノ五重奏曲」と言われているものですが,残念ながら,あまり人気が無いようです。なお,残りの2つは,シューマンとブラームスのものです(シューベルトにもピアノ五重奏曲はあり,当然,フランクの代わりに三大ピアノ三重奏曲に入れるべきだと思いますが,通常のピアノ五重奏曲は「ピアノ+弦楽四重奏団」なのに,シューベルトの場合は「ピアノ+バイオリン+ヴィオラ+チェロ+コントラバス」と特殊な組み合わせなので,勘定に入れないようです)。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound567」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Frank_PianoQuintet_Fminor_Ciampi_CapetSQ_1928.mp3(33.0MB)

ベートーベン:劇音楽「エグモント」抜粋
「エグモント序曲」,第1曲「太鼓よ響け」,第4曲「楽しさと苦しさと」,第7曲「クレールヒェンの死」
[オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団,ビルギット・ニルソン(S)]
録音:1957年
(Toshiba EMI AA-5134,B面)

 ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテの戯曲「エグモント」は,「フランドル領主エグモント伯爵は独立運動の指導者として活動しているが,スペイン王フィリップ2世は,その独立運動弾圧のためにアルバ公をさしむける。エグモントは親友のヴィルヘルム・フォン・オラーニエンの忠告を聞かないで,無謀にもアルバ公に直言をしたために,捕らえられた上に,死刑の宣告を下される。恋人のクレールヒェンは,必死になってエグモントを救おうとするが,ついにその力はおよばず,自ら毒をあおいで死んでしまう。その断頭台に引かれる寸前のエグモントはちょっとまどろむが,そのときクレールヒェンの幻影が現われて,彼を祝福し,目覚めたエグモントは強い足どりで刑場へと向う」と言うものです。

 1809年,ウィーン宮廷劇場の支配人ヨゼフ・ハルトルはゲーテ作「エグモント」とシラー作「ウィルヘルム・テル」の戯曲に音楽をつけ,一種のオペラのようにして上演する計画を立てて,ベートーヴェンに前者の作曲を依頼し,できたものが序曲を含んだ全10曲からなる劇音楽「エグモント」です。と言うことで,この曲は戯曲を舞台で上演する時の背景音楽ではなく,一種の音楽劇として上演されるために作られたようです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound528」中の以下のファイル
 4曲:Beethoven_Egmont_Klemperer_PhilharmoniaO_1957B.mp3(15.9MB)

 なお,これはステレオ録音です。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第15番
[カペー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(Toshina EMI TOCE6171)

 「ベートーベン:弦楽四重奏曲第15番」は,1825年に作曲され,同年11月 6日にシュパンツィヒ四重奏団によって初演されたもので,弦楽四重奏曲第12番及び弦楽四重奏曲第13番と同様に,ニコライ・ガリツィン伯爵に献呈されました。この第15番は,ダイアン・クルーガーの出演作「親愛なるベートーヴェン」(アニエスカ・ホランド監督)で,ベートーベンの心情を表すものとして,非常に効果的に使われていました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound563」中の以下のファイル
第1〜第5楽章:Beethoven_StringQuartet_No15_CapetSQ_1928.mp3(36.5MB)



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