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LPレコード等(24)

初回:2011.10.30

 私の家のLPレコードは保管状態が悪いのか,あるいは,家に埃が多いのか,LPレコードをかけていると,針飛びを起こすものがあります。このLPに触ってみると,ちょうど針飛びを起こした辺りに,小さなゴミが付いているのですね。勿論,かける前に,レコード・クリーナーでゴミ取りを行っているのですが,それでは粘着性のゴミは取り切れません。そして,大抵は指で触った位では取れず,無水アルコールをそのゴミの辺りに塗って,指でゴシゴシすると,ようやく,取れることになります。


ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番
[レナー弦楽四重奏団]
録音:1932年
(音楽出版社 CDCP2003)

 「ドボルザーク:弦楽四重奏曲第12番」は,米国の黒人音楽の影響を受けた曲のため,当初は「ニガー・カルテット」と呼ばれていたそうですが,その後,随分,経ってから,差別用語と言うことで,「アメリカ」と呼ばれるようになったそうです。
 ドボルザークは,1892年にニューヨーク・ナショナル音楽院の院長として米国に行きました。そして,米国では鉄道のほか,黒人霊歌やアメリカ先住民達の歌に興味を持ち,黒人霊歌の編曲者で歌手であったハリー・サッカー・バーレイを自宅に招いて歌を歌ってもらったり,大衆的な歌謡ショーであるミンストレル・ショーのためにフォスターが作曲した歌曲にも興味を持っていたそうです。そして,1893年の6月の夏期休暇の際,16日間と言う短期間でこの弦楽四重奏曲第12番を作曲しました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound589」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Dvorak_StringQuartet_No12_LenerSQ_1932.mp3(21.6MB)


ドビュッシー:交響詩「海」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1942年
(BMGビクター BVCC-7037)

 いつもは,小中学校の夏休みが始まる頃が関東地方の梅雨明けとなるのですが,今年(2011年)はそれより10日以上前に梅雨明けとなり,所謂,梅雨明け後の晴天,すなわち,激暑が続いています。夏と言えば,山と海で,山と言えば「R.シュトラウス:アルプス交響曲」ですが,海の代表作は,やはり,”ドビュッシー:交響詩「海」”だと思います。この交響詩「海」は,「1.海の夜明けから真昼まで,2.波の戯れ,3.風と海の対話」の3つの部分から成っております。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound576」中の以下のファイル
 海の夜明けから真昼まで・波の戯れ・.風と海の対話:Debussy_LaMer_Toscanini_PhiladelphiaO_1942.mp3(20.5MB)


シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調
[アルトゥーロ・シュナーベル(pf),プロ・アルテ四重奏団]
録音:1935年
(EMI CDH7630312)

 ここのところ,すなわち,2011年の夏は,ずっと暑い天気と言うか,猛暑・激暑の日が続いています。こう言う場合,お金と暇がある人は,旧軽井沢や蓼科高原等の別荘に行くのではと思いますが,私のようにそう言うことができない場合は,家の中でエアコンをかけて,「高原の音楽」となります。
 さて,「高原の音楽」と言えば,やはり,「シューベルト:ピアノ五重奏曲 イ長調」です。この曲は,爽やかで溌剌としており,若々しく希望と幸福にあふれている曲だと思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound591」中の以下のファイル
 第1〜第5楽章:Schubert_Piano_Quintet_in_A_major_Schunabel_ProArteSQ_1935.mp3(31.2MB)

 なお,この曲の第4楽章は歌曲「鱒」の旋律に基づいた変奏曲で,第5楽章は真ん中辺りで終わったような感じになるので,コンサートでは間違えて拍手をする人がいると言うことで有名です。

モーツアルト:交響曲第35番
[カール・シューリヒト指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1956年
(キングレコード GT9026)

 モーツアルトの交響曲第35番は,ザルツブルグの大富豪であったハフナー家のために全6楽章のセレナードとして作曲されましたが(セレナード第7番「ハフナー」とは別な曲です),第1楽章「行進曲」(現在のK408-2(385a))と,「メヌエット」(第3楽章か第5楽章,これは紛失)を削除して,全4楽章としたものだそうです。
 上記の録音は,既に,17cmLPを再生・録音・編集したものをup済みですが,今回は,同じ録音を30cmLPとしたものを,再生・録音・編集したものです。
 なお,シューリヒトは生前,日本では全く人気が無かった指揮者の1人で,小沢征爾著「ボクの音楽武者修行」の中に「日本であまり名を聴かない人では,カール・シューリヒトと言う 80歳を超えているかと思われる老指揮者がいる。この人は棒を振るかわりにギョロリと鋭い目をむく。その眼力でオーケストラの人たちに音を出させるような変わった指揮をする」と書かれています。当時の小沢氏は20歳台と思いますが,結構,見る目があったのですね。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound509」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Mozart_Symphony_No35_Schricht_Vienna_po_1956A.mp3(16.5MB)


 なお,これはステレオ録音です。
ハイドン:弦楽四重奏曲第63番
[カペー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(東芝EMI TOCE6169)

 ヨーゼフ・ハイドンの弦楽四重奏曲は第83番までありますが,モーツアルトの弦楽四重奏曲と同様に,よく演奏されるのは,やはり,弦楽四重奏曲第63番「ひばり」,弦楽四重奏曲第76番「五度」,弦楽四重奏曲第77番「皇帝」及び弦楽四重奏曲第78番「日の出」等の後期の曲のようです。ハイドンの弦楽四重奏曲には,結構,綽名がついているものが多く,このほか,第17番「セレナード」(偽作とのこと),第29番「レチタティーヴォ」,第38番「冗談」,第39番「鳥」,第48番「夢」,第49番「蛙」,第50〜56番「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」,第61番「剃刀」及び第82番「雲がゆくまで待とう」なんて言うものもあります。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound564」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Haydn_StringQuartet_No63_CapetSQ_1928.mp3(15.0MB
)

シューベルト:交響曲第8番
[カール・シューリヒト指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1956年
(キングレコード GT9026)

 日本国内の公開時に「未完成交響曲」と名付けられた映画には,1933年に完成した原題が「なれを呼ぶ我が歌」と言うオーストリア映画「未完成交響楽」(ヴィリ・フォルスト監督)のほか,1958年に完成した原題が「三人娘の館」と言うオーストリア映画「未完成交響曲」(エルンスト・マリシュカ監督)があります。
 前者はシューベルトとハンガリーのエステルハーツィ伯爵の令嬢との恋愛を扱ったものですが,後者ではシューベルトと老舗ガラス器具商チェル家の三人姉妹の末娘のハンネレルとの恋愛が描かれていますが,どちらも,悲恋のために,交響曲第8番が未完成で終わってしまったとなっております。

 「未完成交響曲」と言えば,現在はシューベルトの専売特許で,「シューベルト:交響曲第8番 ロ短調」を指していますが,実際は未完成な交響曲は沢山あります。例えば,シューベルトでも,「交響曲ニ長調(D.2B)」,「交響曲ニ長調(D.615)」及び「交響曲ニ長調(D.708A)」が上げられます。
 しかしながら,現在,演奏されている曲の中では,上記以外に,(1)ブルックナー:交響曲第9番,(2)ボロディン:交響曲第3番,(3)マーラー:交響曲第10番 等が上げられます。(1)は第4楽章を補筆し,全4楽章を演奏することもありますが,一般的には第3楽章までが演奏されています。(2)は未完成に終わった部分を弦楽四重奏曲から編曲されて演奏されています。(3)は未完成だった第2〜第5楽章を補筆されたのを全5楽章として演奏されています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound511」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:Schubert_Symphony_No8_Schricht_Vienna_po_1956B.mp3(20.5MB)


<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound907」中の以下のファイル
 第1・第2楽章:Schubert_Symphony_No8_Schricht_Vienna_po_1956B.mp3(20.5MB)


 なお,これはステレオ録音です。
ベートーベン:交響曲第7番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Memories MR2153)

 先日,大ヒットした漫画本”二ノ宮知子作「のだめカンタービレ」”全25巻を読みました。これは,音楽大学のピアノ科に在籍しながらも指揮者を目指す「千秋真一」と,ピアノ科に在籍している「野田恵(通称・のだめ)」の恋愛とその音楽の発展を描いたもので,第1〜第9巻と第24巻・第25巻は日本国内,残りの第10〜第23巻は留学した欧州・パリと言う設定です。主人公は勿論,その取り巻きの人達も演奏家達ですので,クラシック音楽が好きなものには中々,面白いです。
 この中で,千秋真一が学生オーケストラを指揮する場面があり,その中の1曲が「ベートーベン:交響曲第7番」です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound542」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No7_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3(30.4MB
)

 なお,これは響きが少な過ぎるため,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。
ベートーベン:交響曲第9番
[シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団],レオンタィン・プライス(S),モーリーン・フォレスター(A),デイヴィッド・ポレリ(T),ジョルジオ・トッツィ(Bs),ニュー・イングランド音楽院合唱団
録音:1958年
(RCA CCV5021)

 渡邊暁雄氏や朝比奈隆氏が亡くなってしまった現在,日本人指揮者で最高の人は宇野功芳氏だと思っていますが,国際的に最も有名なのは小澤征爾氏だと言うことに異議を挟む人は少ないと思います。小澤氏は満州国生まれで,第二次世界大戦後,両親と共に日本に引き揚げ,「桐朋女子高校(何と,女子高校です!)→桐朋学園大学短期大学」と進みました。卒業後の1959年,欧州に渡り,第9回ブザンソン国際指揮者コンクール第1位,カラヤン指揮者コンクール第1位,1960年に米国バークシャー音楽祭にてクーセヴィツキー賞を受賞し,当時,ボストン交響楽団の指揮者であったシャルル・ミュンシュに師事したそうです。小澤氏はこのミュンシュを敬愛していたようです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound512」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Beethoven_Symphony_No9_Munch_Boston_so_1958A.mp3(35.6MB)
 第4楽章   :Beethoven_Symphony_No9_Munch_Boston_so_1958B.mp3(21.6MB)


 なお,これはステレオ録音です。また,第4楽章の歌・合唱部分のドイツ語歌詞の和訳に関しては,インターネット上の百科事典「Wikipeidia」をご覧下さい。
ミッシャ・エルマン/バイオリン小品集(1)
[ミッシャ・エルマン]
録音:1928年・1929年
(OpusKura OPK2001)

 第二次世界大戦までの器楽のコンサートって,前半はソナタ,後半は沢山の小曲を弾くと言う形だったらしいのですが,最近は前半も後半もソナタを弾くというのが流行になっているようです。ここらへんは,音楽を「心で聴いて楽しむ」というより,「頭で聴く」と言うようになっているのかなあなんて思っています。例えば,バイオリンのリサイタルなんて,そりゃあ,ベートーベンのバイオリンソナタを聴くのもいいでしょうが,バッハ,ドボルザークあるいはマスネーの曲の編曲を聴くのも楽しいのではと思っています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound704」中の以下のファイル
 (1)バッハ:エア Bach_Air_Elman_Bauman_1928.mp3(3.97MB)
 (2)ドルドラ:スーベニール Drdla_Souvenir_Elman_Balsam_1928.mp3(3.20MB)
 (3)ドボルザーク:ユモレスク Dvorak_Humoresque_Elman_Bauman_1928.mp3(3.55MB)
 (4)マスネー:タイスの瞑想曲 Massenet_Meditation_Elman_Bonime_1929.mp3(4.14MB)


 なお,いずれも伴奏はピアノです。
ミッシャ・エルマン/バイオリン小品集(2)
[ミッシャ・エルマン]
録音:1928年・1930年・1937年
(OpusKura OPK2001)

 ミッシャ・エルマンは1891年,ウクライナで生まれたバイオリニストで,1903年には資産家のパトロンの家で,1904年からのコンサートで演奏するようになり,1911年には米国に移住しました。1921年,1937年及び1955年の3回,来日し,コンサートを開きました。全盛期には半年の間に107回ものコンサート,そして,レコードの売上げ枚数は優に200万枚と,非常に人気がありました。この原因は,派手に動く弾き方と,「粘っこく,重厚でビオラやチェロの響きを髣髴とさせる音色」,すなわち,所謂,「エルマン・トーン」にあったと思われます。氏の全盛期は,やはり,SPレコード時代で,また,曲目も小曲の方が合っている感じがします。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound714」中の以下のファイル
 (5)ラフ・カヴァティーナ Raff_Cavatina_Elman_Bonime_1928.mp3(4.39MB)
 (6)サン・サーンス:白鳥 Saint-Saens_Swan_Elman_1930.mp3(2.34MB)
 (7)シューベルト:アヴェ・マリア Schubert_AveMaria_Elman_Bonime_1928.mp3(4.23MB)
 (8)シューベルト:セレナード Schubert_Serenade_Elman_Padwa_1937.mp3(3.97MB)


 なお,伴奏はいずれもピアノです。


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