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LPレコード等(23)

最終改訂:2011.10.30(前回:2011. 6.30)

 日本製のLPは音が悪いと信じている方は結構,いるようで,そう言う方は,初期LP,すなわち,その録音が欧州等で初めて出された時のLPを中古で購入して,聴いているそうです。私の場合,計1,300枚以上あるLPの大部分は日本製ですが,そう言う初期盤はほとんど聴いたことがないこともあり,今の音で,ほとんどの場合,満足しています。LP初期の頃は,イコライザー曲線がRIAAではなく,Col/NAB,AES,RCA,ffrr等のものも沢山,あったそうで,それらを普通のプリメインアンプの再生すると,まともな音にならないのだそうです。初期盤LPが好きな方は,もしかして,そのような音を聴いていることから,日本盤と音が異なっているのかなあと思っています。また,再生機器の性能も当時と現代とは異なっており,当時のものはやはり当時の装置で綺麗に聞こえるようになっているのでしょうから,当然,現代の再生機器で再生すると,当時とはかなり異なったことで再生されると思います。


ベートーベン:歌劇「レオノーレ」序曲第1番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Memories Excellence MR2150/54)

 何回も書いていますが,西洋クラシック音楽において,最も重要なのは歌劇と宗教音楽であり,ベートーベンの時代も,勿論,その通りでした。すなわち,ベートーベンの時代に最も活躍していたのは,ロッシーニであり,ベートーベンが住んでいたウィーンにおいても,聴衆はロッシーニの歌劇に夢中でした。
 そのような状況において,ベートーベンがようやく作った歌劇が「レオノーレ」でした。しかしながら,これはイタリア語ではなく,ドイツ語の台本に音楽を付けたものであり,フランス軍が占領していた時に初演が行われたことにより,当然のごとく,失敗に終わりました。その後,ベートーベンはそれを改訂し,再演して失敗,更に改訂し再々演と繰り返し,最後には,題名の「レオノーレ」を「フィデリオ」に変えてしまいました。その上,改訂のたびに序曲を新たに作曲し,レオノーレ序曲は3つ,そして,フィデリオ序曲,と計4つが作られました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound554」中の以下のファイル
 Beethoven_LeonoreOverture_No1_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (7.89MB)

 なお,これは響きが少なすぎるため,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ベートーベン:歌劇「レオノーレ」序曲第2番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Nuova Era 2243/48)

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound555」中の以下のファイル
 Beethoven_LeonoreOverture_No2_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (12.5MB)

 なお,これは響きが少なすぎるため,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ベートーベン:歌劇「レオノーレ」序曲第3番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Memories Excellence MR2150/54)

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound556」中の以下のファイル
 Beethoven_LeonoreOverture_No3_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (12.4MB)

 なお,これは響きが少なすぎるため,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ベートーベン:歌劇「フィデリオ」序曲
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Nuova Era 2243/48)

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound557」中の以下のファイル
 Beethoven_FidelioOverture_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (6.63MB)


 なお,これは響きが少なすぎるため,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ベートーベン:合唱幻想曲 ハ短調
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団,ウェストミンスタ−合唱団,アニア・ドルフマン(pf)]
録音:1939年,Live
(Nuova Era 2243/48)

 「ベートーベン:合唱幻想曲 ハ短調」は,管弦楽,ピアノ,独唱者(6人)及び合唱団により演奏される曲で,交響曲第9番の編成と比較すると,ピアノとソプラノ・テノール各1人,が多くなっています。この曲は現代では,滅多に演奏されない曲の1つですが,旧ソ連のピアニスト「スヴャトスラフ・リヒテル」は得意としていました。
 この曲は,1808年12月22日に,アン・デア・ウィーン劇場における交響曲第5番及び交響曲第6番の初演コンサートで演奏する最後の曲として,同年の12月の後半の半月ほどで作曲されました。しかしながら,この劇場は暖房が無いため,当然,聴きに来る人も少なく,少数の観客が寒さに耐えながら演奏を聴いていたのだそうです。その上,コンサート自体が4時間を超えると言う非常に長いものであり,合唱幻想曲は演奏途中で混乱して演奏を始めからやり直すという不手際もあり,この曲を含めて,コンサートは完全な失敗だったそうです。
 なお,このコンサートのプログラムは,前半:交響曲第6番・アリア「ああ,不実なる人よ」・「ミサ曲ハ長調」より「グロリア」・ピアノ協奏曲第4番,後半:交響曲第5番・「ミサ曲ハ長調」より「サンクトゥス」と「ベネディクトゥス」・合唱幻想曲 と現在のコンサートでは,ほぼ2回分に当たりますし,また,当時のコンサートに必須だった声楽が入っています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound558」中の以下のファイル
 Beethoven_ChoralFantasy_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (14.7MB)


 なお,これは響きが少なすぎたので,リバーブをかけて,響きを豊かにしております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。

 歌われている歌詞ですが,元のドイツ語の歌詞は,インターネット上の百科事典「Wikipedia」に,そして,日本語の訳詞は,「資料−合唱幻想曲と第九の歌詞」にあります。
R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
[ブルーノ・ワルター指揮ニューヨーク・フィルハーモニック]
録音:1952年
(CBS SONY SOCF116,B面)

 「ドン・ファン(Don Juan)」は,17世紀スペインの伝説上の放蕩児「ドン・ファン・テノーリオ(Don Juan Tenorio)」のことで,フランス語では「ドン・ジュアン」,イタリア語では「ドン・ジョバンニ」と呼ばれています。元になった伝説は簡単なもので,プレイボーイの貴族ドン・ファンが,貴族の娘を誘惑し,その父親(ドン・フェルナンド)を殺した。その後,墓場でドン・フェルナンドの石像の側を通りかかったとき彼の幽霊に出会い,戯れに宴会に招待したところ,本当に石像が現れ,大混乱になったところで,石像に地獄に引き込まれると言うものです。
 この話を元に,モリエールは戯曲「ドン・ジュアン」を書き,また,バイロンも「ドン・ジュアン」と言う詩を書いております。前者は岩波文庫で出ていたので,読んだことがあります。クラシック音楽においては,ロレンツォ・ダ・ポンテの台本に曲をつけた歌劇「ドン・ジョバンニ」,そして,リヒャルト・シュトラウスによる交響詩「ドン・ファン」が有名です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound470」中の以下のファイル
 Strauss_R_Don_Juan_Walter_New_York_po_1952B_effect.mp3 (14.8MB)


 なお,これは響きが少なすぎるので,リバーブをかけて,響きを豊かにしています。
シューマン:歌曲集「詩人の恋」
[ハンス・ホッター(Br),ハンス・アルトマン(pf)]
録音:1954年
(日本コロンビア OW-7710-OP,A面)

 ローベルト・シューマンは1840年にクララ・ヴィークと結婚しましたが,今まではピアノ曲ばかり作曲していたのに,その年は一転して,歌曲集「詩人の恋」,歌曲集「リーダークライス」及び歌曲集「女の愛と生涯」等の歌曲を大量に作曲し,後年,「歌の年」と呼ばれるようになりました。

 この「詩人の恋」は,ハインリヒ・ハイネの詩集「歌の本」の中の「叙情的間奏曲」全20篇の内,16篇に曲を付けたもので,第1曲〜第6曲(美しい五月には・僕のあふれる涙から・ばらに百合に鳩に太陽・君の瞳に見入る時・心を潜めよう・ラインの聖なる流れに)は愛の喜びを,第7曲〜第14曲(恨みはしない・小さな花がわかってくれたら・あれはフルートとバイオリン・あの歌を聞くと・若者が娘を恋し・まばゆい夏の朝に・僕は夢の中で泣いた・夜毎君の夢を)は失恋の悲しみを,最後の2曲(昔話の中から・古い忌わしい歌)はその苦しみを振り返っていますが,後年,シューマンが精神疾患を患ったことや,クララとブラームスの恋愛感情を考えると,微妙なものがあります。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound501」中の以下のファイル
 16曲:Schuman_Dichiterliebe_Hotter_Altmann_1954A.mp3 (25.7MB)

 なお,この曲の歌詞と訳詞ですが,シューマンの歌曲の歌詞が沢山,載っている以下のページ「R. Schumann Lieder」にあります。
 また,この録音はバイエルン放送局によって行われました。
チャイコフスキー:交響曲「マンフレッド」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1949年
(BMGビクター BVCC-5173)

 ジョージ・ゴードン・バイロンの詩劇「マンフレッド(Manfred)」は,1817年に発表され,1824年にコヴェント・ガーデンで上演されたました。そして,シューマンはドイツでのこの劇の上演のために,序曲と15の場面の音楽を作曲したほか,チャイコフスキーは,交響曲第4番と交響曲第5番の間に交響曲「マンフレッド」を作曲しました。
 バイロンによるこの詩劇は,”人間でありながら,神ほどの万能感を獲得したマンフレッドは,愛する人を失うという過去を持つ。その悲痛な記憶を失いたくて,精霊を呼び出して,「忘却」をくれ,と要求する。精霊たちは,それはできないと言う。「獲得」は自由なのに「喪失」は思いのままにならぬと悟ったマンフレッドは,「喪失」の最高形態である「死」の問題に立ち向かうのであった”と言うものだそうですが,残念ながら,私は読んだことがありません。
 さて,チャイコフスキーによる交響曲「マンフレッド」ですが,全4楽章で,「第1楽章:アルプスの山中を彷徨うマンフレッド」,「第2楽章:アルプスの妖精」,「第3楽章:山人の生活」及び「第4楽章」アリマーナの地下宮殿」と言う標題が付いております。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound460」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Tchaikovsky_Manfred_Symphony_Toscanini_NBCso_1949_effect.mp3 (44.4MB)


 なお,この曲は交響曲なのに,一般的な「チャイコフスキー交響曲全集」には入っていないことが多いようです。それはこの曲を駄作と思っている指揮者が多いことによりますが,トスカニーニは「チャイコフスキーのもっとも華麗で霊感あふれる曲」と考えていたそうです。ただし,それでも,冗長な部分が多いと言うことか,約10分程を自分でカットして,指揮していたそうです。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第1番
[ブッシュ弦楽四重奏団]
録音:1933年
(新星堂 SGR-8510)

 西洋のクラシック音楽において重要なものは,交響曲や室内楽ではなく,歌劇とミサ曲ですが,前者に関してベートーベンは1曲のみしか作ることをできませんでした。その代わりに,ベートーベンは交響曲(全 9曲),弦楽四重奏曲(全16曲)及びピアノソナタ(全32曲)において,重要な足跡を残しました。
 1792年,ベートーベンは音楽の中心地ウィーンに引っ越し,フランツ・ヨーゼフ・フォン・ロプコヴィツ伯爵の後見を得て,本格的な作曲を始めました。そして,1798年(28歳)〜1800年(30歳)には弦楽四重奏曲第1番〜第6番を作曲,1801年に出版し,これらはロプコヴィツ伯爵に献呈されました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound571」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No01_BuschSQ_1933.mp3(21.6MB)

 なお,この弦楽四重奏曲第1番は実際は最初に作曲されたものではなく,現在の第3番が最初に作曲されたものなのだそうです。
メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」抜粋(7曲)
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団]
録音:1942年
(BMGビクター BVCC-7040)

 ”メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」”は,シェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」(原題:A Midsummer Night's Dream)を上演するために作曲されたものですが,この「真夏」と言うのは「夏の最盛期」の言うのではなく,「夏至」をさしているのだそうです。欧州においては,夏至の日には妖精の力が強まり,祝祭が催されるという言い伝えがあり,シェイクスピアの戯曲の中でも小妖精のパックや妖精王オーベロンなどが登場しています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound575」中の以下のファイル
 序曲・間奏曲・夜想曲・妖精の歌・結婚行進曲・スケルツオ・メロドラマとフィナーレ:
 Mendelssohn_AMidsummerNight'sDream_Toscanini_PhiladelphiaO_1942.mp3(33.9MB)


 なお,この「真夏の夜の夢」は結構,映画化され,その最新版は1999年製作のマイケル・ホフマン監督によるもので,自転車に乗って移動することに違和感を覚えましたが,タイターニア役をミシェル・ファイファーが演じており,濃厚な美しさでした。これ,DVDで出ておりますので,ご興味ある方はご覧下さい。


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