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LPレコード等(21)

最終改訂:2016. 6.30(前回:2011. 6.30)

 2011年 3月11日(金)に東日本大震災が起こりましたが,その後,テレビや新聞等にて,毎日,その悲惨さが報道されるので,私も毎日,それを観たり読んだりしていましたが,あまりの悲惨さと,都内でもすごい数の余震が続いたことから,次第に気分が鬱になってきました。このため,これではイカンと言うことで,「ベートーベン:交響曲全集」(ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団)のCDを取り出し,全曲を聴いたところ,ようやく,気分が普通に戻りました。今回の大震災において,音楽の力を再認識しました。


リハーサル「ブラームス:交響曲第2番」(第1・第4楽章)
[ブルーノ・ワルター指揮バンクーバー国際音楽祭管弦楽団]
録音:1958年,Live
(VAI 69407)

 指揮者ブルーノ・ワルターはオーケストラとの練習風景を沢山,残していますが,その内の1つとして,1958年に「バンクーバー国際音楽祭管弦楽団」を指揮して,「ブラームス:交響曲第2番」の第1楽章・第4楽章を練習した時のものがあります。
 テープの劣化により,残念ながら音があまり安定していないので,聴きにくい箇所がありますが,ワルターは聞きやすい米語で,「sing, sing」と言いながら,うまく楽員をのせて演奏させています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound549」中の以下のファイル
 第1楽章:Brahms_Symphony_No2_1stMovement_Water_VancouverInternationalFestival_O_1958.mp3 (19.7MB)
 第4楽章:Brahms_Symphony_No2_4thMovement_Water_VancouverInternationalFestival_O_1958.mp3 (13.0MB)



 指揮者のブルーノ・ワルターはコロンビア交響楽団との練習風景の録音を沢山,残していますが,残念ながら,映像で残されたものは多くはなく,おそらく,映像で残されているオーケストラとの練習風景はバンクーバー・インターナショナル・フェスティバル管弦楽団とのものだけだと思います。この映像をVHSテープ化したものを再生し,音部分のみを録音・編集したものです。Albert Goldbergによるインタビュー(米語)も入っていました。

<mp3ファイル>
「Google Drive」中の「sound903」中の以下のファイル
 第1楽章:Rehearsal_Brahms_Symphony_No2_1stMovement_Walter_VancouverInternationalFestival_O_1958.mp3(19.8MB)
 第4楽章:Rehearsal_Brahms_Symphony_No2_4thMovement_Walter_VancouverInternationalFestival_O_1958.mp3(12.9MB)
 インタビュー:Interview_BrunoWakter_AlbertGoldberg.mp3(20.4MB)
シューベルト:歌曲集(7曲)
[ハンス・ホッター(Br),ハンス・アルトマン(pf)]
録音:1952年
(日本コロンビア OW-7710-OP,B面)

 バスバリトン歌手のハンス・ホッターと言えば,ワーグナー歌い,すなわち,「ニーベルングの指輪」のウォータン,「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のハンス・ザックス,「パルジファル」のグルネマンツ,「さまよえるオランダ人」のオランダ人等で高い評価を得,1952年より15年間,バイロイト音楽祭に出演していたそうです。しかしながら,ドイツ歌曲,すなわち,シューベルト,シューマン及びヴォルフ等の歌曲も歌っており,特に有名なのは,”シューベルト:歌曲集「冬の旅」・「白鳥の歌」”です。しかしながら,歌曲集以外の曲も勿論,歌っており,その内の7曲,すなわち,「泉によせて,漁夫の恋の喜び,さすらい人,ドナウ河にて,さすらい人が月によせて,老人の歌,タンタルスの群れ」です。これは,バイエルン放送局が録音したものです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound500」中の以下のファイル
 7曲:Schubert_Songs_Hotter_Altmann_1952B.mp3 (22.7MB)


 なお,歌詞の日本語訳ですが,一部のみですが,シューベルト歌曲対訳集,藤井宏行氏による梅丘歌曲会館にあります。 
ベートーベン:バイオリンソナタ第5番
[アルテュール・グリューミオー(vn),クララ・ハスキル(pf)]
録音:1957年
(日本フォノグラム FG-10,B面)

 都内の「染井吉野桜」は既に盛りを過ぎ,現在,ドンドン,散っている状態ですが,その替わりに「里桜」や他の花がドンドン,咲き始めています。すなわち,今は「春」の盛りと言うことですね。
 クラシック音楽で「春」と言えば,パッと思いつくのが,(1)「ビバルディ:四季」の中の「春」,(2)ベートーベン:バイオリンソナタ第5番「春」,(3)シューマン:交響曲第1番「春」 の3つです。これ以外に,春に関係するものとして,(4)モーツアルト:春への憧れ,(5)「メンデルスゾーン:無言歌」より「春の歌」,(6)ショパン:春,(7)J.シュトラウス2:円舞曲「春の声」,(8)チャイコフスキー:あれは早春のことだった,(9)ドビュッシー:交響組曲「春」,(10)グリーグ:「叙情小品集」より「春に寄せて」,(11)デリアス:春を告げるカッコウ,(12)シンディング:春のささやき,(13)ストラビンスキー:舞踊音楽「春の祭典」,(14)コープランド;舞踊音楽「アパラチアの春」,(15)ブリテン:春の交響曲,(16)グラズノフ:舞踊音楽「四季」より「春」 です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound504」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_ViolinSonata_No05_Grumiaux_Haskil_1957B.mp3 (20.9MB)
ベートーベン:交響曲第2番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Memories Excellence MR2150/54)

 本mp3ファイル・ライブラリーは基本的に私が好きな曲や好きな演奏家による録音と言うことで集めているものですが,沢山,集まると,やはり,全集的なものにしたくなり,あまり好きではない曲も入れなくてはならなくなります。「ベートーベン:交響曲第2番」は彼の交響曲では比較的地味なためか,演奏される回数は少ないようで,確か,朝比奈隆氏だったと思いますが,誰かに,この曲のエキスパートになるとオーケストラの指揮をする機会が増えるからと,この曲を得意になることを勧められたと言う話を読んだことがあります。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound544」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No2_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (30.0MB)


 なお,この録音,音が乾いていて響きがほとんど無かったことからリバーブをかけております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ベートーベン:交響曲第8番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1939年,Live
(Memories Excellence MR2150/54)

 「ベートーベン:交響曲第7番」は1813.12. 8にウィーン大学講堂にて戦争負傷兵のためのチャリティ・コンサートで初演され,大好評だったのですが,「ベートーベン:交響曲第8番」は約3ヶ月後の1914. 2.27にウィーンの大レドゥーテン・ザールにて初演されました。しかしながら,同時に演奏された交響曲第7番は好評だったそうですが,第8番は不評だったそうです。私もこの曲は特別,好きな曲と言う訳でもありません。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound550」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No8_Toscanini_NBCso_1939_effect.mp3 (23.1MB)


 なお,この録音は響きが少なすぎるので,リバーブをかけております。また,これは「ベートーベン連続演奏会」の実況録音です。
ブルックナー:交響曲第9番
[ヨゼフ・カイルベルト指揮ハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団]
録音:1956年
(キングレコード GT-1116,A面・B面)

 ブルックナーと言えば,「ロリコン」で有名で,何回も少女に求婚したことで知られています。すなわち,彼は今で言えば,「危ない人」だった訳ですね。
 このブルックナーの交響曲には,習作とされている第00番及び第0番のほか,完成されているのは第1番から第8番,そして,第3楽章までしか完成されなかったが,現在はその未完のままで演奏されている第9番があります。なお,この第9番には他の人が補筆した4楽章の完成版もありますが,内,2種類の録音を聴いた限りではガッカリする代物です。
 ブルックナーと言えば,19世紀後半の作曲家と言うイメージがありますが,この第9番の初演は,何と20世紀初頭の1903. 2.11で,ウィーンのムジークフェライン・ザールにて,フェルディナント・レーヴェ指揮ウィーン・コンツェルトハウス管弦楽団により行われました。しかしながら,この時に演奏されたものは,レーヴェによって大幅に改訂されたものだったそうで,現在は,この改訂版で演奏されることはほとんどなく,「ハース版(オーラル版)」,「ノヴァーク版」等の「原典版」で演奏されています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound507」中の以下のファイル
 第1楽章  :Bruckner_Symphony_No9_Keilberth_Hamburg_State_po_1956A.mp3 (21.2MB)
 第2・3楽章:Bruckner_Symphony_No9_Keilberth_Hamburg_State_po_1956A_B.mp3 (30.5MB)


 なお,これはステレオ録音です。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第4番
[ロゼー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(新星堂 SGR-8502)

 アルノイド・ロゼー(1863-1946)は,グスタフ・マーラーの妹のユスティーネと結婚し,ウィーン宮廷歌劇場のオーケストラとウィーンフィルハーモニー管弦楽団のコンサート・マスターを57年間(1881-1938),すなわち,ナチスに追い出されるまで勤めたバイオリニストです。同時に,ロゼー弦楽四重奏団を組織しましたが,これは,現在まで続いているウィーンフィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターが弦楽四重奏団を組織すると言う伝統の元になりました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound530」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No04_RoseSQ_1928_LowNoise.mp3 (19.6MB)


 なお,これは,SP雑音軽減ソフト「LRISpMmpMra」にて,雑音軽減を行っています。
ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」
[ガヴァッツェーニ指揮ミラノスカラ座管弦楽団,マリア・カラス(S),ジュリエッタ・シミオナート(MS),ジャンニ・ライモンディ(T)]
録音:1957年,Live
(キングレコード SLF7009/09,A面〜F面)

 ”ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」”は,典型的なベルカント・オペラですが,それほどは演奏されていないようです。これは,主役のアンナ・ボレーナ役を歌うことができる歌手が少ないためと思われます。このアンナ・ボレーナと言うのは,英語だと,「アン・ブーリン」で,彼女はイングランド国王ヘンリー8世の二度目の王妃になった女性で,二人の子供が,後の「エリザベス1世」になりました。このアン・ブーリンが,ヘンリー8世と結婚する話は映画「ブーリン家の姉妹」(ジャスティン・チャドウィック監督)にて描かれていますので,ご興味ある方はDVD等をご覧下さい(姉妹を,ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが演じています)。ドニゼッティの歌劇はその後の話で,ヘンリー8世がアンナに飽きて,三度目の王妃を迎えるために,彼女に不倫の濡れ衣を着せ,処刑すると言うものです。なお,ヘンリー8世は計6人と結婚したそうです。
 このドニゼッティの歌劇は典型的なベルカント・オペラで,ソプラノが錯乱状態の女性を演じて,高度なテクニックの歌を歌う「狂乱の場」があります。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound479」中の以下のファイル
 第1幕第1場  :Donizetti_Anna_Bolena_Callas_1957A.mp3 (24.2MB)
 第1幕第2場  :Donizetti_Anna_Bolena_Callas_1957B_C.mp3 (38.9MB)
 第2幕第1・2場:Donizetti_Anna_Bolena_Callas_1957D_E.mp3 (40.5MB)
 第2幕第3場  :Donizetti_Anna_Bolena_Callas_1957E_F.mp3 (26.5MB)


 なお,この歌劇の粗筋に関しては,森谷紘機氏すずめ氏のページにあります。
 また,主役のアンナ・ボレーナをあのマリア・カラスが歌っているのですが,この曲が現在でも演奏されているのは,カラスによる力が強いそうです。
ベートーベン:弦楽四重奏曲第5番
[カペー弦楽四重奏団]
録音:1928年
(東芝EMI TOCE6169)

 SPレコードの時代,最高の弦楽四重奏団はフランスの「カペー弦楽四重奏団」,次はドイツの「ブッシュ弦楽四重奏団」,そして,第3位はハンガリーの「レナー弦楽四重奏団」とされていたそうですが,最も録音を残したのは,全12曲しか残さなかったカペー弦楽四重奏団ではなく,ベートーベン弦楽四重奏曲の全曲を録音したレナー弦楽四重奏団だと思います。この原因は,1928年にカペーが亡くなってしまったことによると思いますが,レナー弦楽四重奏団は現在ではあまり人気がなく,SP盤からの覆刻は残された半分も行われていないのに,カペー弦楽四重奏団の録音は,全部の録音が,各社により繰り返して覆刻されています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound559」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_StringQuartet_No05_CapetSQ_1928.mp3(18.7MB)


ベルディ:歌劇「椿姫」
[カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ミラノスカラ座管弦楽団,マリア・カラス(S),ジュゼッペ・ステファーノ(T),エッテーレ・バスティアーニ(Bs)]
録音:1955年,Live
(キングレコード GT7051/52)

 クラシック音楽の初演と言うのは,失敗,すなわち,聴衆に受け入れられないことがあり,現在,演奏されているものでも,”プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」”及び”ビゼー:歌劇「カルメン」”等,初演は失敗しているものが結構あります。上述の2つに加えて,三大初演失敗作と言われているものに,”ベルディ:歌劇「椿姫」”があります。この曲の初演は,ヴァネツィアのフェニーチェ劇場で行われたのですが,娼婦が主役になっていたことに加えて,主役のヴィオレッタ役のファニー・サルヴィーニ・ドナテッリ(S)は140kg近くの巨体であり,その彼女が第3幕で肺炎で死ぬのですから,全く真実みが無く,客席から笑い声が起きたそうです。また,第2幕ではアルフレレード役のロドウィコ・グラツィアーニ(S)は風邪でガラガラ声,ジェルモン役のフェリーチェ・ヴァレーシ(Br)は主役ではないことにふてくされて,第2幕も失敗だったそうです。しかしながら,その後,次第に受け入れられるようになり,現在ではベルディの代表作とされるだけでなく,世界のオペラ劇場の中でも最も上演回数が多いものの1つになっています。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound472」中の以下のファイル
 第1幕    :Verdi_La_Traviata_Callas_1955A.mp3 (30.1MB)
 第2幕第1場:Verdi_La_Traviata_Callas_1955B_C.mp3 (34.8MB)
 第2幕第2場:Verdi_La_Traviata_Callas_1955C.mp3 (20.5MB)
 第3幕    :Verdi_La_Traviata_Callas_1955D.mp3 (28.8MB)


 なお,この歌劇の歌詞の伊和対訳は,インターネット上の「オペラ対訳プロジェクト」をご覧下さい。
 また,この録音における」で,これは1955年のミラノスカラ座での実況録音です。なお,マリア・カラスはデビューした時は太っていましたが,1954年頃にダイエットを行って30kg程,体重を減らして,この1955年の公演の時には,あのルキノ・ヴィスコンティ監督の演出と共に,輝くばかりの美しさになりました。マリア・カラスはこの1955年頃から2,3年間が,容姿と音楽性のバランスにおいて,最高の時だったと思います。


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