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LPレコード(14)

初回:2010. 7.25

 最近のインターネット上には,著作権及び著作隣接権が終了した録音を大量にupしているサイトがありますが,サイトを管理している方がCD等からmp3ファイル化しているサイトのほか,mp3ファイルをupしているサイトからダウンロードして,それを自分のサイトにupしている方もいらっしゃるようです。勿論,既に,著作権及び著作隣接権が終了した録音ですので,mp3ファイル化した管理者に権利は無いので,法律上の問題は無いのですが,やはり,違和感を覚えます。と言うことで,私のホームページのmp3ファイルもかなりがその手のホームページにupされているようです。なぜ,わかったと言うと,私の場合,基本的にCDをパソコンで取り込むのではなく,LP等を再生して,それをWAVE Recorderで録音し,パソコンで編集すると言う手順ですので,CDから取り込むのとは異なり,同じファイル容量のものはほとんど無いからです。


レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1951年
(Victor Ongaku Kougyou RGC-7591)

 ローマは水が豊富で,200ケ所以上の噴水があるそうです(1000とも2000とも言われています)。映画の中にも,このローマの噴水は描かれていて,その中で強烈な場面としては,フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」の中で,夜中の噴水に女優役の女優さんが飛び込んで水を浴びるシーンです。また,オードリー・ヘップバーンの出演作「ローマの休日」でも噴水の場面があったと思います。
 さて,このローマに噴水を描いた音楽として,”レスピーギ:交響詩「ローマの噴水」”があります。この曲は1917. 3.11にアントニオ・ガルニエリ指揮で初演されたのですが,終わってからほとんど拍手が無かったそうです。そして,1918. 2.11,今度はアルトゥーロ・トスカニーニ指揮で再演され,大成功だったそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound432」中の以下のファイル
 第1〜第4部:Respighi_Fontne_di_Roma_Toscanini_NBCso_1951B.mp3 (13.9MB)

 なお,この曲は「第1部 夜明けのジュリアの谷の噴水」,「第2部 朝のトリトンの噴水」,「第3部 真昼のトレヴィの噴水」及び「第4部 たそがれのメディチ荘の噴水」の4曲から成り立っています。

レスピーギ:交響詩「ローマの松」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1953年
(Victor Ongaku Kougyou RGC-7592)

 大昔の秋葉原,すなわち,2000年初頭までの秋葉原には,「第一家庭電器」と言う家電量販店がありました。そして,そこのオーディオ部門は,1970年代にはレコード会社との共同企画で,毎年,4種類位のオーディオマニア向けの45回転30cmLPを制作し,LP用カートリッジを購入すると,それをおまけとしてくれました。また,既存の録音を流用したもの以外に,自主録音して制作したものもありました。その中に,「岩城宏之指揮日本フィルハーモニー交響楽団」による”レスピーギ:交響詩「ローマの松」”と”外山雄三:管弦楽の為のラプソディー”が収録された45回転30cmLP(DAM DOR-0078)がありました。これは,「76cm/s」テープで録音したものをLP化したもので,この曲を選んだ理由は,やはり,管弦楽法の鮮烈さ・強烈さではないかと思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound433」中の以下のファイル
 第1〜第4部:Respighi_Pini_di_Roma_Toscanini_NBCso_1953C.mp3 (19.2MB)

 なお,この曲は,「第1部 ボルゲーゼ荘の松」,「第2部 カタコンブ付近の松」,「第3部 ジャニコロの松」,「第4部 アッピア街道の松」の4曲から成り立っています。

レスピーギ:交響詩「ローマの祭」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1949年
(Victor Ongaku Kougyou RGC-7592)

 指揮者トスカニーニは生涯に100曲以上の世界初演を行いました。その中で,現在でも演奏されている曲は意外に少なく,プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」・歌劇「西部の娘」・歌劇「トゥーランドット」,レオンカヴァレロ:歌劇「道化師」,バーバー:弦楽のためのアダージョのほか,1929年にニューヨーク・フィルハーモニック交響楽団を指揮して初演した”レスピーギ:交響詩「ローマの祭」”が上げられます。勿論,この初演は大成功だったそうです。
 確か,雑誌「音楽の友」だったと思いますが,レスピーギ夫人による夫のの想い出が連載されたことがあり,その中に,トスカニーニとレスピーギは長い間,疎遠だったことが書かれていました。すなわち,レスピーギは作曲家だったことから,色々な曲を書いて行き,それを当代随一の指揮者トスカニーニにより初演してもらうことを望んでいたのだそうですが,残念ながら,それは無視されてしまったそうで,また,長い間,会うこともなかったそうです。と言っても,ローマ三部作は結構な回数,指揮をしていたようです。おそらく,その頃は,レスピーギ以外に,プッチーニ,ブゾーニ,マスカーニ,レオンカヴァルロ等,現在でも名前を残している作曲家が活躍していたことから,トスカニーニは1人の作曲家のシンパとみられるのを避けていたのではと思います。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound434」中の以下のファイル
 第1〜第4部:Respighi_Feste_Romane_Toscanini_NBCso_1949D.mp3 (22.3MB)


 なお,この曲は「第1部 チルチェンセス」,「第2部 五十年祭」,「第3部 十月祭」及び「第4部 主顕祭」の4曲から成り立っています。特に,第1部の冒頭は頭をガツンとやられるような強烈な音楽ですね。

シューベルト:ピアノソナタ第21番
[クララ・ハスキル(pf)]
録音:1951年
(Nihon phonograph PC-1598)

 シューベルトの曲と言えば,まずは,歌曲,特に”歌曲集「冬の旅」”や”歌曲集「美しく水車小屋の娘」”,そして,交響曲第8番「未完成」,弦楽四重奏曲第14番「死と乙女」等が上げられますが,ピアノソナタを上げる人は少ないと思います。しかしながら,シューベルトのピアノソナタは第21番まであり,この分野にシューベルトが力を入れていたことがうかがえます。しかしながら,シューベルトのピアノ曲でよく演奏されたのは,さすらい人幻想曲,楽興の時,2種類の即興曲集,軍隊行進曲等で,ピアノソナタは,冗長であると言うことで,長い間,コンサート等で演奏されることはあまりなかったそうです。
 私もシューベルトのピアノソナタはあまり聴いたことがなく(と言っても,ベートーベンのピアノソナタも第30〜32番以外はあまり聴かないですが),多分,全曲は聴いたことがないのですが,その中で最も好きな曲が「ピアノソナタ第21番」です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound436」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Schubert_Piano_Sonata_No21_Haskil_1951A_B.mp3 (29.5MB)


 なお,クララ・ハスキルはルーマニア出身のピアニストで,脊柱側湾の病を持っており,病弱だったにもかかわらず,65歳で亡くなるまで活躍しました。

ベートーベン:交響曲第1番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1937年
(Seraphim IC-6015)

 指揮者アルトゥーロ・トスカニーニの録音と言えば,NBC交響楽団とのものが有名ですが,勿論,氏は他のオーケストラも指揮していた訳で,正規録音でも,NBC交響楽団以外に,若い時のスカラ座管弦楽団,ニューヨーク・フィルハーモニックのほか,1930年代に行われた英国のBBC交響楽団とのものがあります。ここでは,ベートーベンの交響曲がよく演奏されたようで,私がLPとして持っている第1番・第4番・第6番のほか,第7番・第9番が残っています。と言うことで,まずは,1937年に録音された交響曲第1番です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound446」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No1_Toscanini_BBC_so_1937A.mp3 (23.6MB)


ベートーベン:交響曲第4番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1939年
(Seraphim IC-6015)

 「ベートーベン:交響曲第4番」は,1807年3月にロブコヴィッツ候邸で,作曲者自身の指揮で初演,その後,同年11月にウィーンのブルグ劇場で,同じく作曲者の指揮で演奏されたのだそうです。これから考えると,これは今から200年程前の音楽なのです。また,1807年と言うと,勿論,江戸時代で,将軍は第11代の徳川家斉,「寛政の改革」を実施した老中・松平定信が失脚してしばらく経った時です。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound447」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Beethoven_Symphony_No4_Toscanini_BBC_so_1939C_D.mp3 (27.6MB)

ベートーベン:交響曲第6番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1937年
(Seraphim IC-6015)

 私が「ベートーベン:交響曲第6番」の冒頭を聴いたのは,多分,大昔に中波ラジオの放送されていた「ルーテル・アワー」と言うキリスト教の宣伝番組のテーマ曲としてだったと思います。そのテーマ曲の美しさと優しさが魅力で,その番組を毎週,聴いていたと思います。と言っても,私はキリスト教徒ではないので,冒頭のテーマ曲だけでしたが。その後,その曲がベートーベンの交響曲第6番「田園」だと知って,17cmLPが2枚組の同曲を入手しましたが,それは「コンヴィツニー指揮ライプニィッヒ・ゲバントハウス管弦楽団」によるもので,残念ながら,中波ラジオで聴く,優しい美しいものとは異なったゴツイ感じのものでした。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound448」中の以下のファイル
 第1〜第5楽章:Beethoven_Symphony_No6_Toscanini_BBC_so_1937E_F.mp3 (34.8MB)

ベートーベン:歌劇「レオノーレ序曲」第1番
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1939年
(Seraphim IC-6015)

 西洋の作曲家にとって,音楽の王道は「歌劇」であったことから,ベートーベンも1曲のみですが,歌劇を作曲しました。これが1805年に作曲者自身の指揮により初演された歌劇「レオノーレ」です。しかしながら,その前日にのウィーンはナポレオン軍により占領されたため,観客の大部分はドイツ語を解しないフランス人士官であったため,初演は大失敗に終わり,その翌日も失敗だったので,結局,この公演は3日間で打ち切られてしまいました。その後,この曲は,改訂され,名前も変わって歌劇「フィデリオ」になったのですが,この初演時の序曲は,「レオノーレ序曲第1番」として残りました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound449」中の以下のファイル
 Beethoven_Leonore_Overture_No1_Toscanini_BBC_so_1939D.mp3 (7.32MB)


モーツアルト:歌劇「魔笛」序曲
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1938年
(Seraphim IC-6015)

 トスカニーニは第二次世界大戦前のザルツブルグ音楽祭でも,”モーツアルト:歌劇「魔笛」”を指揮したそうですが,その練習の際,同じく指揮者のブルーノ・ワルターが立ち会ったことがあったそうです。おそらく,オーケストラはおらず,歌手の練習をしていたのだと思いますが,伴奏ピアニストが遅刻したため,ワルターが伴奏をかってでました。そして,ワルターが自分のテンポで伴奏したところ,トスカニーニはもっと速いテンポを要求したことから,結局,ワルターは黙って出ていってしまったそうです。指揮者のゲオルク・ショルティも当時練習指揮者としてトスカニーニの下におり,その回想みたいなものを読んだ記憶がありますが,当時は感激したが,現時点で残された録音を聴くとおかしいと思う旨が書かれていました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound450」中の以下のファイル
 Mozart_Magic_Flute_Overture_Toscanni_BBC_so_1938B.mp3 (6.15MB)

ブラームス:悲劇的序曲
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮BBC交響楽団]
録音:1937年
(Seraphim IC-6015)

 「序曲」は,普通は,歌劇あるいは,舞台で演じられる劇が演じられる前に演奏されるものを指していますが,「ベルリオーズ:ローマの謝肉祭」,「メンデルスゾーン:フィンガルの洞窟」等「演奏会用序曲」と呼ばれているものもあり,「ブラームス:悲劇的序曲」はその一種だと思います。なお,ブラームスには序曲と名付けられたものを2曲,すなわち,「大学祝典序曲」もあります。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound451」中の以下のファイル
 Brahms_Tragic_Overture_Toscanini_BBC_so_1937B.mp3 (11.4MB)




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