matsumo,matsumo2,matsumoto,matumoto,LPレコード,
English Japanese

前ページ クラシック音楽の紹介目次 mp3ファイル目次 Home(coocan) Home(Geocities) 次ページ

LPレコード(13)

最終改訂:2010. 7.25(前回:2010. 4.25)

 今まではずっとモノラル録音しか,upしていませんでしたが,今回,初めて,ステレオ録音をupしました。私は収集家ですので,勿論,ステレオ録音のLPも多数持っていますが,ステレオ録音のものはCD化されているものが多いですので,upするものは基本的にモノラル録音のものと,30cmLPではなく17cmLPのステレオ録音のものにしようと考えております。 


ラヴェル:ボレロ
[モーリス・ラヴェル指揮コンセール・ラムルー管弦楽団]
録音:1930年頃
(Nihon Phonogram PL-25 MONO,A面)

 「ラヴェル:ボレロ」と言えば,映画「愛と哀しみのボレロ」(クロード・ルルーシュ監督)の最後の部分にて,ジョルジュ・ドンによって踊られた曲としても有名ですが,この曲はマイヤ・プリセツカヤによっても踊られました。マイヤ・プリセツカの踊りもフィルムの形で残されており,現在はDVDでも観ることができると思います。
 さて,この曲は1928年に初演されましたが,1930年頃,すなわち,初演の約2年後に作曲者の指揮により録音されました(オーケストラ:コンセール・ラムルー管弦楽団)。ただし,この録音は実際にはラヴェルの指揮ではなかったと言う説もあり,実際のところはわかりません。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound415」中の以下のファイル
 Ravel_Bolero_Ravel_Lamourex_O_1930A.mp3 (14.2MB)

 なお,この録音は一般的な演奏よりテンポがかなり遅いそうです。これを象徴するできごととして,以下が上げられます。すなわち,1930年5月から6月にかけて,トスカニーニとニューヨークpo.は欧州演奏旅行を行い,5/3及び5/4にパリ・オペラ座にて演奏会を行いました。会場には,ラヴェルも臨席し,その前でボレロが演奏されたそうです。演奏後の聴衆の喝采の中,トスカニーニはラヴェルに立って聴衆の喝采を受けるように促したのですが,立たなかったそうです。この理由として,トスカニーニのテンポがラヴェルの考えていたテンポより速かったためではないかと言われています。
スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」
[エフゲニー・ムラヴィンスキー指揮レニングラードフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1958年
(Victor Ongaku Sangyou MK-1032)

 ”スクリャービン:交響曲第4番「法悦の詩」”と言う曲を初めて聴いたのは,FM放送によってだと思いましたが,その時「法悦の詩」と言う標題は「法悦の死」,すなわち,「宗教的な法悦により死んでしまう」と言うものだと思いました。しかしながら,曲を聴くと,随分,標題とイメージが異なっているので,不思議に思いました。それから,随分たってから「死」ではなく「詩」であったことを知りましたが,相変わらず,宗教的な法悦の話だと思っていました。そして,また,随分経ってから,この曲の標題の米語訳は「The Poem of Ecstacy」であり,文字通りその意味で,宗教的意味は全くないことを知りました。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound416」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Scriabin_Symphony_No4_Mravinsky_Leningrad_po_1958A.mp3 (18.5MB)
スメタナ:交響詩「わが祖国」
[ヴァーツラフ・ターリッヒ指揮チェコフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1954年
(Nippon Columbia OW-7701-S)

 チェコの首都「プラハ」で毎年春に開催される「プラハの春音楽祭」は,チェコフィルハーモニー管弦楽団によるスメタナの交響詩「わが祖国」により始まるのが通例で,大昔はよく,その実況録音をFM放送で聴いたものでした。この曲は6つの交響詩より成り立っており,内,第2曲目の交響詩「モルダウ」が独立してよく演奏されており,私もこの曲が6曲の中では最も好きです。しかしながら,第1曲目の交響詩「高い城」も好きです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound417」中の以下のファイル
 交響詩「高い城」・「モルダウ」・「シャールカ」:Smetana_Ma_Valast_Talich_Czech_po_1954A_effect.mp3 (32.3MB)
 交響詩「ボヘミアの森と草原より」・「ターボル」・「ブラニーク」:Smetana_Ma_Valast_Talich_Czech_po_1954B_effect.mp3 (35.3MB)

 なお,ヴァーツラフ・ターリッヒは1919年〜1941年にチェコフィルハーモニー管弦楽団の主席指揮者をしていた人です。また,上記ファイルは聴きやすくするため,エフェクト(リバーブ)をかけております。
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
[ユーリ・ブーコフ(pf),ジャン・フールネ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1958年(ステレオ)
(Nihon Victor SFON-2541,17cmLP)

 LP時代は30cmLPが1枚1,800円〜2,300円程しましたが,それでは高過ぎるとのことで,1971年頃から1枚900〜1,500円程の廉価盤30cmLPが発売されるようになりました。廉価盤30cmLPはそれ以前にも発売されていましたが,あまり知られていない演奏家によるものが多く,ほとんど売れていなかったようです。これ以外に,価格が安いものでは,有名演奏家による25cmLPや17cmLPも発売されており,前者は1枚1,000円程度で,後者は1枚450〜600円程で販売されていました。この17cmLPの収録時間は片面10分程度でしたが,両面で30cmLPの片面分,すなわち,30分程度を収録している徳用盤もありました(一方,25cmLPも30cmLP片面分が収録されていたようです)。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound418」中の以下のファイル
 第1〜第3楽章:Tchaikovsky_Piano_Concerto_No1_Boukoff_Fournet_1958A_B.mp3 (28.9MB)


 この録音は1958年ですので,当然,モノラルではなく,ステレオです。また,本17cmLPは前述のごとく,約31分を17cmLP両面に詰め込んだ徳用盤であるため,低域の削除等によりダイナミックレンジを狭めて,溝を細くして収録時間を延ばしているほか,第1楽章はA面とB面の最初の方に分かれています。このため,編集により,低音等のレベルを上げ,また,A面とB面を接続して,聴きやすくしております。しかしながら,それでも,今までupしたモノラル録音のものより,音質が良いと思います。

 なお,ユーリ・ブーコフ(Youri Boukoff,1923〜2006)はブルガリア出身のフランスのピアニストで,日本では人気がありませんでしたが,欧州では非常に人気があったようで,ショパン:ポロネーズ全集,プロコヒエフ:ピアノ曲全集,ベートーベン:ピアノ協奏曲第5番,リスト:ピアノ協奏曲第1番・第2番,チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番・同第2番,グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調,ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番,ハチャトゥリアン:ピアノ協奏曲変ニ長調,メノッティのピアノ協奏曲のほか,バッハ・ベートーベン・シューマン・ショパン・リストのピアノ曲等,多数の録音をメジャーレーベルに残しています。
ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」
[ウィルヘルム・フルトベングラー指揮ミラノスカラ座管弦楽団,キルステイン・フラグスタート(S),フェルディナンド・フランツ(Br),ヒルデ・コネツィーニ(S),グンター・トテプトウ(T),エリザベス・ホンゲン(A)]
録音:1950年,Live
(Everest 474/3)

 日本ではフルトベングラーはオーケストラの指揮者と言うイメージが強いですが(デビューもオーケストラ指揮者としてでしたし),実際は歌劇も多数,指揮していたようで,ワーグナー:楽劇「ワルキューレ」全曲だけでも,正規録音1種類,実況録音2種類が残っており,現在では,いずれもCDとして入手することができます。内,ウィーンpo.との正規録音は既にハイライトLPよりmp3ファイル化したものをupしていますが,今度は,ミラノスカラ座での実況録音の全曲盤LPからです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound411」中の以下のファイル
 第1幕:Wagner_Die_Walkure_Act1_Furtwangler_1950_A_B_effect01.mp3 (21.3MB),Wagner_Die_Walkure_Act1_Furtwangler_1950_A_B_effect02.mp3 (35.6MB)
 第2幕:Wagner_Die_Walkure_Act2_Furtwangler_1950_B_C_D_effect01.mp3 (37.0MB),Wagner_Die_Walkure_Act2_Furtwangler_1950_B_C_D_effect02.mp3 (36.5MB)
 第3幕:Wagner_Die_Walkure_Act3_Furtwangler_1950_E_F_effect01.mp3 (25.5MB),Wagner_Die_Walkure_Act3_Furtwangler_1950_E_F_effect02.mp3 (33.9MB)

 なお,上記のファイルはいずれもリバーブをかけて聴きやすくしております。また,放送局にあるオリジナルテープから最新技術によってリマスターしたと言うCDから第1幕最後の場面のみを収録したファイル「Gbhardt_JGCD0018-3(New_Remastering_from_Original_Tapes).mp3」(3.21MB)も上記のURLにupしておりますので,最新技術によるものとの音質の差をお聴きくらべ下さい。LPからのものも,時々聞こえる雑音を除けば,結構,聞けるものになっていると思います。

 また,この楽劇の粗筋はインターネット上の百科事典「Wikipedia」ワーグナーに関するホームページに,歌詞の独和対訳は「オペラ対訳プロジェクト」にあります。
シューベルト:交響曲第5番
[ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団]
録音:1955年
(CBS SONY SOCF114)

 シューベルトの交響曲の番号はよく変わり,以前は,「第7番:ハ長調交響曲,第8番:ロ短調交響曲」でしたが,LP時代後期には「第7番:(ガスタイン交響曲),第8番:ロ短調交響曲,第9番:ハ長調交響曲」となり,そして,現在のCD等では「第7番:ロ短調交響曲,第8番:ハ長調交響曲」となっています。これは,ガスタイン交響曲がどうやら「ハ長調交響曲」と考えられるようになったためによるようです。しかしながら,これらよりも若い頃に書かれた「交響曲第1番〜第6番」までは,ずっと変わりませんでした。
 この初期の交響曲の内で,最も演奏されるのは,シューベルトが19歳(1816年)に作曲された「交響曲第5番」で,これはショッテンホーフのハートヴィッヒ邸の家庭演奏会で,弦楽四重奏団を拡大した形の小オーケストラで初演されたされたそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound421」中の以下のファイル
 第1〜第4楽章:Schubert_Symphony_No5_Walter_Columbia_so_1955A.mp3 (24.9MB)


 なお,この1816年の秋には,シューベルトは実家を離れ,ショーバーの下宿の居候となり,これまで続けた補助教員生活に区切りをつけて,音楽家として身を立てようという時期だったそうで,それがこの曲を作ったきっかけになったのかもしれません。
シュトラウス・ファミリー・コンサート Vol.1
[クレメンス・クラウス指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1953年
(King Record MZ5023)

 10年以上前より,毎年,正月の元旦にはNHK-TVにて「ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート」が放映されますので,私も観ておりますが,このニューイヤー・コンサートは,1939年12月31日にクレメンス・クラウスがウィーン楽友協会大ホールにて,ヨハン・シュトラウスの作品の演奏会を指揮したことに始まりまるそうです。そして,その第2回は1941年1月1日に開かれましたが,正式に「ニューイヤー・コンサート」の名で呼ばれるようになったのは1946年からです。クレメンス・クラウスは,1946年と1947年にヨゼフ・クリップスが指揮した時を除いて,54年に急死するまで指揮を続けたそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound422」中の以下のファイル
 J.Strauss 2:喜歌劇「こうもり」序曲,円舞曲「朝の新聞」,アンネン・ポルカ,円舞曲「芸術家の生涯」:Strauss_Family_Concerto_Vol1_Krauss_Vienna_po_1953A.mp3 (27.5MB)
 J.Strauss 2: エジプト行進曲,ポルカ「ハンガリー万歳」,バレエ音楽「チャールダッシュ」,円舞曲「美しき青きドナウ」,ポルカ「町と田舎」:Strauss_Family_Concerto_Vol1_Krauss_Vienna_po_1953B.mp3 (24.2MB)

シュトラウス・ファミリー・コンサート Vol.2
[クレメンス・クラウス指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1953年
(King Record MZ5024)

 ウィーン・フィルによる「ニューイヤー・コンサート」ですが,クレメンス・クラウスが1954年に急死した後は,コンサートマスターであったウィリー・ボスコフスキーが指揮しました。彼はバイオリンを弾きながらシュトラウスの時代と同じスタイルで指揮を行い,それが1979年まで続いたそうです。この頃はテレビ時代に入っており,現在はその様子をDVDで見ることができます。私はてっきり,ずっと,バイオリンを弾きながら指揮しているのかと思っていましたが,そうではなく,指揮だけの曲も多いですし,また,バイオリンを弾くと言っても,曲の一部のみのことが多かったです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound423」中の以下のファイル
 J.Strauss 2: 喜歌劇「ジプシー男爵」序曲,ポルカ「狩り」,円舞曲「わが家で」,ピッチカート・ポルカ,ポルカ「クラップフェンの森で」:Strauss_Family_Concerto_Vol2_Krauss_Vienna_po_1953A.mp3 (23.8MB)
 J.Strauss 2: 円舞曲「春の声」,ポルカ「観光列車」,円舞曲「ウィーンの森の物語」,常動曲:Strauss_Family_Concerto_Vol2_Krauss_Vienna_po_1953B.mp3 (22.0MB)


シュトラウス・ファミリー・コンサート Vol.3
[クレメンス・クラウス指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団]
録音:1953年
(King Record MZ5025)

 クレメンス・クラウスは,父は皇帝フランツ・ヨーゼフ1世ではないかと言われるほど,貴族的な容姿であったこと,また,その演奏スタイルはウィーン風の典雅なものであったから,ウィーン国立歌劇場・ベルリン国立歌劇場・バイエルン国立歌劇場の音楽監督,ウィーンフィルハーモニ管弦楽団の常任指揮者等に就任するほど,非常に人気があった指揮者でした(母はバレリーナです)。また,作曲家R.シュトラウスと親交があり,作曲者から「アラベラ」「平和の日」「ダナエの愛」などの初演を任されています。また,シュトラウス最後のオペラである「カプリッチョ」のリブレットはクラウスによって書かれ,初演も彼の手に委ねられたそうです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound424」中の以下のファイル
 J Strauss 1: ラデツキー行進曲,Josef Strauss: ポルカ「休暇旅行で」,円舞曲「天体の音楽」,ポルカ「騎手」,ポルカ「とんぼ」:Strauss_Family_Concerto_Vol3_Krauss_Vienna_po_1953A.mp3 (19.0MB)
 Josef Strauss: 鍛冶屋のポルカ,円舞曲「オーストリアの村つばめ」,ポルカ「風車」,ポルカ「憂いもなく」,ポルカ「おしゃべりな可愛い口」,円舞曲「わが人生は愛と喜び」:Strauss_Family_Concerto_Vol3_Krauss_Vienna_po_1953B.mp3 (24.0MB)

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」
[アルトゥーロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団]
録音:1953年
(Victor Ongaku Sangyou RGC-7591/92)

 ”ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」”の原曲はピアノ曲で,指揮者のクーセヴィツキーの依頼により,ラヴェルがオーケストレーションしたことにより,有名になりました。その後,色々な人がオーケストレーションを行いましたが,その中ではストコフスキーによるものが有名です。
 このラヴェル版は「(1)プロムナード,(2)小人(グノーム),(3)プロムナード,(4)古城,(5)プロムナード,(6)テュイルリーの庭 - 遊びの後の子供たちの口げんか,(7)ビドロ,(8)プロムナード,(9)卵の殻をつけた雛の踊り,(10)サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ, (11)リモージュの市場,(12)カタコンベ - ローマ時代の墓,(13)死者とともに死者の言葉で,(14)鶏の足の上に建つ小屋 - バーバ・ヤーガ,(15)キエフの大門」の全15曲から成り立っています(原曲のピアノ曲では,(10)と(11)の間にもプロムナードが入っていました)。
 この中の「(7)ビドロ」ですが,農耕に使う牛車のことだそうです。ただし,単にその牛車を表現しただけでなく,虐げられた集団ということを意味しているそうで,抑圧した民衆を表現しているとの説が最近では有望らしいです。

<mp3ファイル>
「OneDrive」中の「sound431」中の以下のファイル
 Musorgsky_Tableaux_D'une_exposition_Toscanini_NBCso_1953A_B.mp3 (29.2MB)




前ページ クラシック音楽の紹介目次 mp3ファイル目次 Home(coocan) Home(Geocities) 次ページ