淡島神社の由緒(御祭神:少名比古那神)について
 御祭神の少名比古那神(すくなひこなのかみ)は神産巣日神(かみむすびのかみ)の御子で手俣(たなまた)からお生まれになったという小さな神さまですが、神代の昔、大穴牟遅科神(おおあなむちのかみ)すなわち大国主神と共に心を一にし力を戮(あわ)せて此の日本の国土を御経営になり、人のみか鳥や蓄に至るまで諸病を治す薬法をお定めになった、いわゆる医薬の親神さまと称えられる御神徳の高い神さまであらせられます。
 一説にによると「天照大御神の女で住吉大神の后(きさき)になられた『あはしま』というお方が婦人病に罹ったため海に流され、漂い着いた『紀州加太』に祀られた。この淡島さまの祭日が三月三日であったことから雛祭りとも結びつき、淡島を祈れば婦人病に罹らず丈夫な子を持つと信ぜられた」とあります。
 淡島神社の月例祭が三の日に行われるのも、これに起因しているのでしょう。

 要するに淡島さまは正装でお参りする面と、普段着で親しくお参りできる面の両面相俟って中世末から近世にかけて、その信仰は全国各地に広まって行ったのです。
 当宮は、人皇第七十九代 六条天皇の御代(西暦1165年〜1168年)紀国加太の淡嶋神社を勧請したと伝えられています。旧社地が昭和三十三年開通の北九州道路にかかり、現在地に遷座いたしました。旧社地には樹齢約八百年と推定される大槭(昭和三十二年八月五日県天然記念物指定)が存在し、古い歴史を物語っていました。昭和五十九年に社殿の全面改築・境内の整備等了えて今日に至っていますが、殊に女性の幸福を御守護下さる高い御神徳を仰ぎ、お蔭を戴く人々は地元市内一円はもとより遠く県外にまで及び、正に地方の総社として鎮まっています。
淡島神社の旧社殿

淡島神社
所在地:800-0011 北九州市門司区奥田4-9-5
電話番号:093-371-8428
FAX : 093-371-5381