第5回(4/24・日)【第1章 地形】

5)世界の大地形

a)安定陸塊

b)古期造山帯

c)新期造山帯

d)まとめ

 

【Mission&Point】

まず、パソコンの現在時刻をしっかり合わせておけ!これをしないと授業に参加する意味がないからな。

今から21時25分までに今日の授業内容をすべて読み切れ!もちろん理解するんだぞ。

25分経てば自動的にページが移動するから、途中までしか読んでなくてもアウトだ!

この25分間、スイショウは常に絵チャでみんなを応援する!

もちろん、質問も受け付ける!分からないことがあったらすぐにチャットで言ってくれ。

そしてすべて読み切って理解したらチャットで報告だ!

それとな、地理は暗記科目じゃないから、常に「どうしてこうなるの?」「だから何?」って突っ込んでって、それを納得のいくように解決していくんだぞ。

今回は山脈名とか覚えることが多い。まずは理屈を理解して、それから覚えていこう。

今回は世界の大地形について学びます。

「そもそも大地形って何?」「大地形があるなら小地形もあるの?」

という疑問にまずはお答えしておきましょうか。

まず大地形とは、世界的規模の大きな凸凹のことを言います。

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このように世界的に見て凸凹が目立つところが「大地形」なのです。

それに対して小地形とは、国や市町村レベルの小さな凸凹のことを言います。(盆地や平野や丘陵や台地など)

 

ところで、大地形のメインは「山脈」と「平地」なのですが、この2つの違いをはっきりさせておきましょう。

山脈は、造山運動によってプレート同士がぶつかって隆起して出来るもので、

平地は、侵食などで山が削られて平坦化して出来たものです。

 

地形の形成のもととなる考え方に、「プレートテクトニクス」というものがあります。

これは、地表は何枚かのプレートから成り、どのプレートもそれぞれの方向に動いている、というものです。

このプレートテクトニクスという考え方によって、地形が出来る理由がたいてい説明できます。

例えば、ヒマラヤという大山脈が出来たのはなぜかというと、

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インドプレートとユーラシアプレートがぶつかって隆起したからです。

また、日本で地震が多いのは、日本は4つのプレートの境界に位置しているからです。

プレートの境界では地震が多く、山脈や火山が出来ますが、

プレートの中央部は安定しているので地震は起きませんね。

 

さて、世界の大地形は、どの時代に出来た地形かによって3種類に分類できます。

          りくかい      こきぞうざんたい     しんきぞうざんたい

古い順に、安定陸塊 → 古期造山帯 → 新期造山帯となります。

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

 

a)安定陸塊

世界の大地形の大部分は、この安定陸塊が占めています。

今から5億7500万年前の先カンブリア代という時代のときに、造山運動が起きて出来た地形です。

それ以降は造山運動はほとんど起こっていません。

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安定陸塊は、造山運動が起こった後、侵食(風化、堆積など)によって平坦化しています。

そして大平原(平たい野原)や大高原(山地にある広い平らな地域)になります。

侵食されるということは、削られたものが下に積もっていくということです。

つまり、削れたものが積もり、重なっていくことで、丈夫になり、安定したのです。

だから、地震が少ないのです!

大昔は山であったのが、平原になって安定してきた、ということですね。

安定陸塊では、鉄鉱石がたくさん取れます。

というのは、先カンブリア代は、光合成によって酸素が盛んに作られており、

これが水中にある鉄分と反応して、鉄の地層である「縞状鉄鉱層」が出来たからです。

 

b)古期造山帯

古期造山帯は、2億4700万年以上前の古生代に出来ました。

造山運動が起き、その後の侵食によって平坦化したというところまでは安定陸塊と同じです。

安定陸塊と少し違うのは、平坦化した結果、低くなだらかな山地となる点です。

安定陸塊のように平らではないけれども、少し盛り上がっているわけです。

起伏が小さいということは、交通障害にもなりにくいのです!(移動が楽!)

そしてポイントは、安定陸塊の隣に必ず位置しているということです。

古期造山帯では、石炭が多く取れます。

その理由は、古期造山帯は、古生代の後期(→石炭紀)のときに、

海にたまった地層(=石炭のもと)が陸化して出来たものだからです。

 

c)新期造山帯

最後に、新期造山帯。

新期造山帯は、中生代の後半に起こった造山運動によって出来ました。

安定陸塊・古期造山帯と違って、今でも造山運動が続いているため、けわしい山脈になっています。

傾斜が急だということですね。

「だから何?」

険しい地形というのは交通障害になりにくいのです。

Aという場所からBという場所に移動するとき、途中険しい山があると移動が面倒になりますよね。

だから、新期造山帯のように険しい山脈のあるところでは交流が困難なのです。

そのため、新期造山帯の山脈を境界に、文化圏が異なることがあるのです!

地形はこんなふうに文化にまで影響してくるんですね。

日本はまさにこの新期造山帯に属しています。

今も造山運動が続いているということから、地震も多く、山もたくさん存在します。

新期造山帯は、場所的に「環太平洋造山帯」「アルプス・ヒマラヤ造山帯」の2つに分かれます。

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新期造山帯では石油がたくさん取れます。

なぜなら、中生代後半から火成活動(マグマが地表に噴出)が活発になってきたからです。

 

d)まとめ

今回の「世界の大地形」の学習をまとめてみようと思います。

まず、安定陸塊・古期造山帯・新期造山帯の分布を見てみると、

安定陸塊や古期造山帯は  大陸内部  に、

新期造山帯は  沿岸部  にあることが分かります。

ですから、大陸内部は標高が低く、沿岸部に行くほど標高が高くなっていきます。

そして、安定陸塊には平地が分布しているのに対し、

古期造山帯・新期造山帯には主に山脈が分布しています。

さて、以下の表の空欄を試しに埋めてみましょう。ドラッグすると答えが見えます。

 

安定陸塊

古期造山帯

新期造山帯

1)出来た時代

先カンブリア代

古生代

中生代後半

2)地形(簡単に)

平地

山脈

山脈

3)地形(詳しく)

大平原・大高原

低くなだらかな山地

けわしい山脈

4)地形のできかた

造山運動+平坦化

造山運動+平坦化

造山運動

5)多く取れる資源

鉄鉱石

石炭

石油

6)地震の多さ

多い

 

 

さあ、最後に・・・   ここが今日の学習で一番きついところかもしれません。

世界の大地形を28個ほど覚えてもらいます!

びっくりした方、いるかもしれませんが、「ゲッ!」「無理だろ!」と絶対に思わないでください!

この次にやる練習問題や総合テストでは、地形名は記号選択形式の問題で問います。

「この場所は地形名が長かったな」とか「この場所は方角名が入ってたな」とか、そういうイメージでいいんです。

片っ端から覚えるのが嫌な人は、下の難易度基準も参考にすると良いでしょう。

↓Л:よく聞いたことある簡単なもの

キΝ:あまり聞いたことのないが頑張れば覚えよう

´き┃:聞いたことのない上に名前が長いが頑張って覚えよう

ニヘトリ:よく聞いたことある簡単なもの

ロホチ:頑張れば出来そうなものなので頑張って覚えよう

イハ:まったく聞いたことしれないが頑張って覚えよう

XYZ:列島名。すぐに覚えられるので頑張ろう

abcd:海溝・海嶺名。難しいのはaだけだから頑張ろう

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今日の範囲は以上です。お疲れ様でした!

時間が余った人は、世界の大地形のいろんな山脈や高原、列島、海溝などの名前を覚えよう。

授業内容で分からないことがあれば、聞いてください。