シオンちゃんを偲んで

2004年3月
スーさん


シオンちゃんのH.Pから  シオンちゃん、先天性心臓疾患と肺高血圧、病名はアイゼンメンジャー症候群。
 生命と向き合い、それを感じさせず多くの人に優しさと勇気を与え続け、20代半ばで眠りについたシオンちゃん、その思い出は彼女と関わった多くの人々の心の中に生き続けていくことだろう。

 このページは、そんなシオンさんを偲び、彼女の生きた証を残そうと思い、綴っています。

 私とシオンちゃんとの出会い、それがいつだったかよく覚えていない(多分4〜5年ほど前?)。
きっかけは彼女からの音楽の利用依頼メール、いつものこと特に若い女の子からのメール、嬉しいには違いないがあまり印象にはない。
 しかし、お正月とか機会あるごとに掲示板にあいさつの書き込みをしてくれるシオンちゃんにお礼のメール送ったりするようになった。

 当時、彼女は兵庫県に住み、ホームページでも六甲のオルゴール館の紹介とアンティークオルゴールをネットで扱っていて、メールの話題も、私が近くまで行きながらついに入りそびれたオルゴール館のこと。
 そのときシオンちゃんは、『もう一度行きたい、でもオルゴール館の坂道がきついと。』とあったが、難病とは言え生活に不便を感じることはあっても、元気そうなシオンさんに、死を予感させるものはなかった。
実際、当時はネットゲームに夢中らしく、そういった人達との交流も盛んだった記憶がある。
私の印象は、もう成人しており、無理はできないにしてもこのまま一生を過ごすことができるのではないか、という程度のものだった。

 ほんとうに彼女を意識し出したのは彼女からのメール『今度テレビに出ます、見て!!(^ワ^*』。
テレビ番組は「奇跡体験アンビリーバボー(2001年5月)」。同じく難病で亡くなった岡田貴嗣君を取り上げた企画番組。
画面に映し出された映像はパソコンの前で話している彼女、ふっくらとして見た目も血色がよさそう、話している様子は落ち着いていて、しっかりした様子。それでいてメールの印象そのまま、優しそうでかわいい女性。
実はこのときから...(笑)、こんな私にも連絡をくれるシオンちゃんに『見たよ、ファンになった(笑)』。
ま、番組の内容とは裏腹(実はシリーズ企画ものの最終回のようで、全体がよくつかめなかった)に実に不謹慎なメールだったんですが、『見てくださってうれしいです(^ヮ^;。』
 しかし、そのときの私自身はメル友というものに興味もなく、よその掲示板の書き込みも出不精なほうだったので交流はその程度。

 2002年夏、暑中見舞いの書き込みがありそれに伴ってメール、そのとき彼女は、『これから上京します』と、その準備に嬉々としている様子、今はわかっているが、そのときが遠距離恋愛する彼のところへの旅行であり、これもあとでわかったことだが、同時に彼女のネット友達との初顔合わせ(三人で)でもあった様子。
私は『暑い中だから無理をしないで...お土産話待ってるよ。』と...、残念ながらそのあと返事はなかった。

 その後、彼女は関東に移転することになるのだが、しばらく交流はなかった。

元気な頃のシオンちゃん  2003年正月、例によってお正月の書き込み&メール。
このとき初めて、彼女が千葉に引っ越したことを知る。
その理由が、両親が彼女の健康を考え、せめて遠距離恋愛する彼のそばに引っ越せば健康を回復するだろうとの考えから。
正直、自分にあてはめてホントに自分の子供にそこまでできるだろうかと考えると同時に、彼女の両親がシオンちゃんにかける愛情、そして彼の愛を受けて幸せそうに暮らす彼女の様子が伝わってきて、まるで自分の娘のように感じる。
 実際、千葉に引っ越して『それまで寝込んでいたのが(彼のお蔭で)嘘みたいに元気になりました^^;』とメールに記されていた。
 彼女のメールに返事を出すが、ちょうどそのころから、体調を崩したようでしばらく音信不通、やがて彼女のH.Pもつながらなくなり、どうしたんだろうと心配になる。
あとでわかったことだが、直後に酷い風邪で3ヶ月ほど寝込んでいたとか。

やがて夏になり彼女のページが復活、同時に交流も復活。
ただ、彼女の健康を気遣い、負担にならないように掲示板中心の無理のない程度を心がけていた。
彼女の最後のメールは、この正月のグリーティングカード、メッセージには夜景の写真が添えられていた。
グリーティング・サービスであり、残念ながらもう読むことはできない。
ネットで顔を見かけたのも、私の書き込みに対するResが最後になった。

Title:元気かなぁ?

シオンさん、元気かなぁ?
気にかけています。
早く春がくればいいですね〜

   スーさん

昨日から少し体調良いです♪^^
って言っても突然具合悪くなったり
するので気が抜けませんが^^;;
心不全による浮腫みが中々取れません(TヮT)
まだまだ安静第一、殆ど2階で生活しております^^;
早く普通の生活したいよぉ〜(TワT)
そんな訳で、今日はちょっとだけネット繋げました(^ヮ^;
気に掛けて頂けて嬉しいです♪(;ワ;)
早く暖かくなって欲しいものです☆^^
それでは☆この辺で♪(・ヮ・)ノ~☆

★2004/2/28/13:20レス完了★

 この、1週間後、彼女は、愛するひとの腕の中で息をひきとった。

 彼女の掲示板への書き込み、メール、いつも感じることなんだけど、明るく屈託のない、それでいて相手を気遣い、気をそらさないメッセージは、どれほど『ああ、彼女と交流できてよかった。』と感じさせたかわからない。

喜びました♪(笑) 投稿者:Syon  投稿日:10月31日(金)16時44分58秒

先日はカキコありがとぉございましたぁ♪(^ワ^*
足を運んで頂いて凄く嬉しかったですぅ♪(^―^*
後、 HPハロウィンバージョンに模様替えしましたぁ♪(^∇^*
ハロウィン当日に・・・(自爆)
ではでは♪スーさんもお身体に気を付けて、私みたいに風邪曳かないようにして下さい☆(^っ^;(笑)
またですぅ〜〜〜☆(^▽^)ノシ

喜びますぅ♪(笑) 投稿者:スーさん  投稿日:10月31日(金)21時38分15秒

わ、シオンさん、この掲示板久しぶり〜♪(^ワ^*
ひょっとして引越し以来?
先日、ふらっと立ち寄って元気そうな様子とカーク・レイナートの名前を見つけてつい書き込み。
Resに風邪をぶり返したとあって、今は大丈夫ですか?
これから寒くなります、くれぐれも大事にネ。

そういえば、今日はハロウィンだった。
いつもきれいなH.Pで感心してます。
去年は英語の先生(ネイティヴ)が仮面をつけて部屋に飛び込んできたので、「フリーズ!!」、わかったんだけど、今年は誰も来なかった(笑

来てくれてありがとう、最高に「喜びますぅ♪(^ワ^*」(笑。
元気なときには、また顔を出してね。

うちにも・・・ 投稿者:Syon  投稿日:10月31日(金)22時28分23秒

誰も来なかった(爆)
でもうちのお隣さんには警察が来てました♪(爆死)
最近うちの並びのお家で車上荒らしの被害が出て、
お隣さんは何も盗られてなかったけど、後部座席の
鍵が開いていて不安になって呼んだそうです^^;
事件でもあったのかと吃驚しました^^;;
うちの近所は何だか物騒です(TヮT)
ハロウィンに外人さんなら楽しかったのに(大爆死)

っという訳でお邪魔しましたぁ〜♪(^ワ^;(笑)
おやすみなさい☆m(_ _*)m

 難病で、普通なら厭世的なことばが出てきそうであるが、同じく難病でなくなった岡田貴嗣君『僕は生きているだけでいいんだね、それだけで人の役に立てるんだね。』、彼女自身このことばに『肩の荷を下ろしたような気がする。』と書いているが、これはそのままシオンさんの生き方だったように思う。
 彼女は、両親や周りの人達に囲まれ、常にポジティブに生きてきたように感じられる、もちろん、それはこんな素適な女性に育て上げられたご両親や周りの人達も素晴らしいからに違いない。
 そして、彼女に接した多くの人が同じように感じ、多くの人が逆に彼女から優しさと力を与えられたような気がしてならない。

 あらためて、彼女のご冥福を心からお祈りします。
 やすらかに....シオンちゃん。

『あなたの心にやさしさを』 by syon
シオンちゃんのH.P 

掲載にあたり本ページをご覧いただいたお母さまに、感謝申し上げます。

天使の画像提供
Mystique Design


♪心の愛

Lyrics&Music:Stevie Wonder
歌:シオン(MP3
クリックすると、シオンちゃんの歌を聴くことができます

スティービー・ワンダーの『心の愛』、小2のときから子守唄代わりに聴いていた曲。
シオンちゃんが書き写したものを、お母さまが送ってくださいました。
歌詞の便箋をクリックすると歌を聴くことができます(MP3)。

♪I just called to say I love you

No new years's day
To celebrate
No chocolate covered candy hearts to give away
No first of spring
No song to sing
In fact here's just another ordinary day

No April rain
No flowers bloom
No wedding saturday within the month of June
But what it is
Is something true
Made up of these three words that I must say to you

(♪refrain)
I just called to say I love you
I just called to say how much I care
I just called to say I love you
And I mean it from the bottom of my heart

No summer's high
No warm July
No harvest moon to light one tender August night
No autumn breeze
No falling leaves
Not even time for birds to fly to southern skies

No libra sun
No Halloween
No giving thanks to all the Christmas joy you bring
But what it is
Though old so new
To fill your heart like no three words could ever do.

Stevie Wonder

ありし日のシオンちゃんと礼子桜
ありし日のシオンちゃんと礼子桜

追記)シオンちゃんがなくなった3月7日は入籍の日。彼女の闘病日記から『心記念日』と呼ばれ、彼女を悼む人々が集った告別式はウェディング・ドレスに身を包み『婚壮式』として執り行われた。花束に囲まれた門出は、彼女の最後の演出(お母さまのことば)だったのかも知れない。
シオンちゃん 〜残されたテープから〜
2005年8月補筆
● シオンちゃん肺生検後、仲田明美さんのお母さまへのメッセージ。
退院のとき
1988年、シオンちゃん9歳。心臓手術の可能性を調べるため肺生検を受けることとなるが、検査自体シオンちゃんの体に極度のダメージを与え、全身麻酔による開胸後ショックに加え、脳梗塞(手術の際の血栓が原因)、自発呼吸なしの危篤状態となる。
このメッセージは意識が回復し話すことができるようになったシオンちゃんが、支えて下さった仲田明美さんのお母様へ贈ったメッセージ。
仲田明美さんはシオンちゃんが入院した年の1月、30歳余の若さで同じアイゼンメンジャー症候群で亡くなっている。
仲田明美さんのことは1987年臓器移植推進のパイオニアとして後藤正治著/『ふたつの生命』のモデルとなっている。
生きた証をつくりたい。
病気が治るか治らないかじゃない。
如何に重い荷物を胸の中に持っていても、
その苦しみに萎縮されない、
むしろ
その重荷を生きる発条として、
美しいものを美しいと感じる生命で生きることこそ、
私のやりたいことなんだ。

仲田明美さんの日記から
● 九州のおばあちゃんへお母さんと一緒に吹き込んだテープから
おばあちゃんと 亡くなる1ヶ月前に九州のおばあちゃんへお母さんと一緒に吹き込んだ歌。

ここは、私が書くよりシオンちゃんのお母様からのメールをお借りします。

 ・・・・ 母(シオンちゃんの祖母)が私(シオンちゃんのお母さん)の唄が好いと言いますので、(シオン)の体調もあり。。わたし中心にしたのが、ショックだったみたいで「私もバーちゃんの為に唄いたい。それも(娘のが好い)分かるけど><;;」と泣いていたんです。
 ところが昨日、姉より電話があり「お母さんが、(シオン)ちゃんの唄を聞いて泣きながら『好いねぇ^^上手だねぇ^^』と、聴いている。
 (シオン)ちゃんの心が通じたのよ^^どんな歌手にも負けない!!心がこもってる! もっと(シオン)ちゃんに唄ってもらえば良かった^^あんな事(○子さんの唄が好い)言わなければ良かった。最後の唄を中心にCDを作って頂きたい。
 全世界の人に聴かせてあげたい><;;;;;」
と、言われ。。2人して大泣きました。 ・・・・

● シオンちゃんの歌声
ケンシロー命 Ijust called to say I love you./S.Wonder 『心の愛』Ver.3、地声ヴァージョン?(笑
Everything's All Right./倉木麻衣 おばあちゃんへのテープには美空ひばりも含まれているが、やはり若いですね、宇多田ひかる/倉木麻衣とか...
失われた風景(Still love her)/TMネットワーク ♪『歌を聴かせたかった、愛を届けたかった〜』、CD"Memories of syon"の最後の歌です(笑

シオンちゃん関連リンク
ウマさんのなんちゃってSyon's Space

難病支援、クリックで募金できるサイト http://www.dff.jp