岩尾別旅情       作詞・作曲 さとう宗幸

      昭和54年4月21日発売

      歌とナレーションで綴る倍賞千恵子海の詩 (SKS−57)に収録

         北の涯 知床の
         吹く風はつめたく
         波荒い オホーツクに
         白いカモメはあそぶ
         丘の上に咲く 一輪の
         エゾニューの花によれば      .
         茜色の 空に光る
         小さな星ひとつ

         友と語る 知床の
         岩尾別の宿よ
         静かに 雨降る夜の
         思い出はもう消えぬ
         ランプを見つめ の友と
         旅の情けうたえば
         暗い夜の 谷間へそっと
         美わしく流れゆく








分かれてゆく 知床の
霧にけむる道で
手を振る 君の姿は
花のかげに消えた
いつの日かまた 会えると  .
笑顔で分かれてきた
君の声が 今もきこえる
その日までさようなら

君の声が 今もきこえる
その日までさようなら


 この曲は、青葉城恋歌のさとう宗幸が、まだ無名時代に知床・岩尾別ユースホステルに宿泊した際に作った歌で、ユースホステルでは今でも宿泊者に歌い継がれているそうである。知床旅情(オホーツクの舟歌)といい、知床(アイヌ語で地の果てという意味)は抒情歌の宝庫なのかもしれない。なお、今年知床は世界自然遺産に認定され、ますます脚光を浴びている。
 倍賞さんは昭和54年発売のアルバム「海の詩」でカバーしているが、このLPも貴重である。特徴は各曲の前にあるナレーション。この岩尾別旅情のは次のとおり。
    旅の終り 思い出を捨てる旅の終り
   流れ流されて行きついた 旅の終りが 北の海。
風の音とともに流れるナレーションが終わると美しい前奏に移る。見事な構成(大倉徹也氏)である。編曲はもちろん小川寛興先生。 なお、壁紙の知床写真はオホーツクの舟歌同様に、小舟さんのホームページ「STARDUST BOX」よりお借りした。 またこの曲のMIDI化に際しては、ピアノで弾きたい哀愁の抒情歌(全音楽譜出版社)を参考に、仕上げは娘。
MID作成:平成17年8月28日